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たねや農藝 | 2016/10/18  16:41

9月26日に行った2日目の稲刈りでは、「日本晴れ」という種類のお米を刈り取りました。
前日から降り続いた雨のため田んぼに水がたまり、足場が悪い中での作業にスタッフ一同悪戦苦闘!
せっかくのお米を泥で汚さないように…みんなで息を合わせて稲をリレーし、協力して頑張りました!


たねや農藝 | 2016/10/18  16:41

9月4日に行われた今年最初の稲刈り。昨年に引き続き2年目のお米作りに挑戦したラ コリーナ近江八幡では、棚田も含めたくさんの種類のお米を収穫することができました。
この日は「キヌヒカリ」という種類を、秋晴れのなか従業員約40人で刈り取りました。
はさ掛けにした稲穂はお日さまを受けて、まさに黄金色!キラキラと輝き、とても美しかったです。
稲を刈り取った後は落穂を拾って歩きました。自分たちで体を動かし汗をかいたからこそ、お米一粒一粒の大切を実感しました。


コンセプト, 地域 | 2016/10/08  14:33
Text : 國領美歩(広報室)

11月3日(木)〜6日(日)、ラ コリーナ近江八幡で「たいまつフェス2016」を開催します!!

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ラ コリーナがある滋賀県近江八幡の各地域では、古くから琵琶湖のヨシや菜種ガラで松明(たいまつ)を結い、火を放って奉納する春の火祭りが行なわれてきました。今でも盛大に続けられているお祭りの主役でもある松明は、近江八幡に暮らす人々にとってとても大切なものです。
たいまつフェスではラ コリーナに3基の“大松明”と約50基の小ぶりな“子ども松明”を設置します。大松明は地域のみなさんとともに、そして子ども松明は私たち社員の手で作り上げられるように、社内で担当するスタッフが9月ごろから、地元の名人のもとで松明づくりを教えてもらっています。

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教えてくださるのは田中由久さん。「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」の副会長でもあり、子ども松明教室や手づくりのしめ縄教室の講師も務めておられます。まずは、お手本を拝見します!

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菜種ガラでできた芯の周りを100本ほどのヨシでおおった「胴」の先端、「笠」と呼ばれる部分を仕上げていきます。手際よく、そして美しく。スタッフは田中さんの動きを追いながら、時々メモをとっていました。

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竹でつくった輪で傘と呼ばれる部分を開き、ヒモで編んで固定する作業中、「間隔は一定の方がいいですか?」というスタッフからの質問には、「そやな。寄りすぎても空きすぎてもあかんし、その辺は絶妙なバランスが大事やね。ただ編んでるんじゃなくて、バランスを加減するんや」という言葉が返ってきました。

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すべて手と、手作りのものだけで形づくられてゆく松明は、まさに手仕事の結晶。自然の材料の人の技と知恵で新しい命を吹き込んでゆくような、そんな作業に目が離せません。

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田中さんは言います。「松明をただ燃やすものとは思ってない。神様にお供えするもの。美しいものの方が、神様も喜ばはるでしょう」。ほんの短い時間で燃えてしまう松明であっても、細部までこだわります。

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松明の形の由来は諸説あるそうですが、その一つによると袴姿の人間の姿を表しているといいます。
よ〜く見てみてください。みなさんには何に見えますか?

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今回準備を進めている子ども松明は、80センチ〜1メートルほどの大きさ。
古くは子どもの健やかな成長を願い、我が子の背丈に合わせて年々大きくつくったり、反対に「この松明のように大きくなってほしい」と我が子が幼いほど大きくつくり、だんだん小さくしていったりという話も教えていただきました。

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各家庭でこしらえた子ども松明は玄関に飾られ、春の祭りには近くのお宮さんへ持って行き神様へ「奉火」する。それが近江八幡の風景でした。

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「元気に大きく育って欲しい」と子を思う気持ちは今も昔も変わりません。先日ラ コリーナを会場として、「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」と「まちづくり会社まっせ」によって開催された「子ども松明教室」でも、親子で一生懸命に松明をつくる姿がありあました。

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地域のベテランの方々に教えてもらいながら見よう見まねで、まずはやってみて覚えていく子どもたち。
ワラやヨシといった材料に実際に触れながら、肌でたくさんのものを感じとっているのが伝わってきました。伝統が、手から手へ受け継がれてゆく瞬間でした。

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この松明の文化は、近江八幡の地に生まれ、商いをさせていただく私たちにとっても、学び受け継いでいきたい伝統です。地域のみなさん、そしてラ コリーナを訪れてくださるみなさんと一緒に、たいまつフェスをつくり上げてゆきたいと思いますので、こうご期待ください!

11月5日(土)、6日(日)には「子ども松明づくり」を企画しています。歴史と伝統に触れるワークショップにぜひご参加下さい!詳しくはこちら


コンセプト, 共同研究 | 2016/10/04  09:41
Text : 讃岐和幸(たねや農藝 北之庄菜園)

この夏7月10日、11日にはたねやグループと共同研究を進める京都大学森里海連環学教育ユニット(以下、森里海)の実習がラ コリーナ近江八幡で行われました。

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この実習は今年で3年目。世界各国から日本へ環境分野を学びに来ている留学生が参加し、国際色豊かな1日となりました。実習内容をご報告する前に、まずはこれまでの活動を振り返ってみたいと思います。

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“自然に学ぶ”がコンセプトのラ コリーナ近江八幡のオープンを前に、2014年春から共に取り組み始めました。敷地内にあるたねや農藝には分校として教室も設けています。
ラ コリーナの周辺環境にはこの教育ユニットのテーマである「森・里・海」の要素全てがそろっています。

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森は豊かな自然を育む八幡山。里は古くから続くお祭りや食文化などを守りながら、人と人が強い繋がりのなかで暮らす近江八幡北之庄周辺の地域。そして、「湖」と書いて「うみ(海)」とも呼ばれる琵琶湖の内湖・西の湖へと続く北之庄沢。社長山本も参加しながら、学びを深めました。

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夏の実習では、雨が降りしきる蒸し暑いなか、学生の皆さんの力を合わせて八幡山の竹林整備をしました。

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荒れた竹林はイノシシなどの住処となる可能性があり、人の手が入ることで獣害を防いだり生物相の活性化にも繋がるといいます。

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2014年12月には、森里海主催のシンポジウムでラ コリーナでの取組みを発表させていただきました。(この時の日誌はこちら)この時はとても緊張したのを覚えています。
森里海とたねやでの協同の取組みをさらに深めるべく、2015年3月には京都大学で調印式が執り行われました。(この時の日誌はこちら

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昨年も、春と夏にラ コリーナで実習が行われました。2014年と2015年は、ラ コリーナ敷地内は広範囲で工事が行われており、ラコリーナからほど近い近江八幡旧市街や八幡堀、八幡山の放置竹林を中心として実習が行われてきました。

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竹林を整備し、切り出した竹を資源として、どう有効活用できるのか検討するといったものです。竹のハウスを何度か試作してもらい、最終的には完成した竹ハウスで野菜の苗を育てています。

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他にも竹チップとしてたねや農藝の敷地内にまいたり、粉にして堆肥をつくる計画も進めています。

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たねや農藝、メインショップ〈草屋根〉、田んぼや棚田、本社〈銅屋根〉、7月にはカステラショップ〈栗百本〉、コンテナショップが完成し、ようやく全貌が見えてきたラ コリーナ近江八幡。そこで、この夏の実習は、ラ コリーナとその周辺の水をテーマに実習が行われました。

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田んぼや池などで水を採取して、分析し、そこから得られた情報から議論を行い、まとまった考えを発表されました。

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その結果、ため池は富栄養化の傾向にあることが分かりました。水質浄化のためにはヨシの植栽が有効だとして、ヨシの浄化能力と水の使用量からため池の水を浄化するのに必要なヨシの植栽面積を算出。様々な論文からデータを引用され、学術的根拠のある発表はとても勉強になりました。

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ラ コリーナは、「自然を愛し、自然に学び、人々が集う繋がりの場」というテーマがあります。森里海との取り組みでたくさんの方が行き来し、先生や学生みなさんの助けで、より自然を知り学ぶことができます。
学んだことを吸収し、ラ コリーナらしく表現・実行していかなければとあらためて強く感じました。

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地域, フェロー | 2016/09/28  09:44
Text : 國領美歩(広報室)

この夏、本当にたくさんの皆さまにお越しいただいたラ コリーナ近江八幡。
カステラショップとコンテナショップのオープンを無事に終え、多くの人々が集い、いつも笑顔があふれる場を目指してきた私たちにとって、感謝の気持ちでいっぱいのシーズンとなりました。

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そんななか、ちょっとユニークなご一行の姿が!
7月中旬、「路上観察学会」の皆さんがラ コリーナを訪れました。路上観察とは、路上の建物や看板、張り紙など、通常は見過ごされるものを観察し、その中から“おもしろさ”を発見する活動。
学会は1986年に芸術家の赤瀬川原平さんを中心に結成され、ラ コリーナの建物をデザインしてくださった建築史家で建築家の藤森照信先生もそのメンバーの1人です。
今回は、藤森先生とともにイラストレーターの南伸坊さん、デザイナーの林丈二さん、編集者で評論家の松田哲夫さんがはるばる近江八幡まで来てくださいました。

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個性的な感性で各界で活躍される4人の先生方は、いったいどんな“目”をもっていらっしゃるのでしょうか。興味津々です!

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近江八幡市内で行われた今回の路上観察学会には、地元や遠くは岩手、東京から約40人が参加しました。
まちづくり会社まっせの田口真太郎さんによると、近江八幡には79の文化財、31の城跡、27のヴォーリズ建築、そして26の古墳が残されているといいます。歴史的にも文化的にも、路上観察の舞台にはぴったりです。

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歴史的な背景や地形から、「京街道/八幡城下町」「長命寺道/島・北津田」「朝鮮人街道/安土城下町」「中仙道/武佐宿」の4グループに分かれ、ラ コリーナを出発。カメラを片手に2日に渡って近江八幡のまちを巡り、1人3枚ずつ、渾身の作品を発表されました。

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植物と共存する家や自転車、個性的な形に成長した木、人に見える建物や古くなって新しい意味をもった!?看板など、ユニークな写真ばかり。どれもまるでアート作品を見ているような、不思議な魅力があります。
もちろん、林さんご専門のマンホールも登場しました!

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よ〜く見ると、「よっこらしょ」と壁を登るスマートな2人の姿が!

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お化粧が落ちたポスト?それともお色直し中!?

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おやおや!?こんなところにびっくり顔!

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「おぉ!おもしろい」「いいですねぇ!」「でも何かおかしいな」「ちゃんと顔に見えますねぇ」…
先生方はとても自由に講評され、まるで独り言のような世間話のような感想が次々と述べられました。
参加者の皆さんも先生方も声をあげて笑ってしまうほど、楽しい鑑賞会となりました。

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最後に先生方が撮った作品も披露されました。「そう簡単に見つかるもんじゃないよ」と言いながら、さすが!という場面の数々を切り取られていました。南さんからは、「わりとこの町の人は、灯ろうとか置物とか、庭に使うものを大切にとっていますね」と独特の視点から感想をいただきました。
中にはラ コリーナの中で見つけてくださったものも。こんな風にも見えるのか!と驚きの一枚でした。

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路上観察の“目”で見てみると、石や木、建物など、動かないはずのものに人格がやどり、あたかも感情を持っているかのように見えるから不思議です。普段なにげなく眺めている風景のなかにも、実は“おもしろさ”や“ユニークさ”は隠れていて、私たちが気づかず見ようとしていないだけなのかもしれません。
ものの見方を変えてみること、ちょっと待った!と疑ってみることの大切さを学ばせていただきました。

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埋もれてしまうほどのかすかな輝きに気づくことができたら、世界はこんなにも魅力的なものであふれている!と毎日がもっと楽しくなるかもしれない。そんな気がしてきました。

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ラ コリーナにおける藤森先生の建築は、長年路上観察を続けてこられた先生につくっていただいたからこその魅力が随所にちりばめられています。今度ラ コリーナにいらした際には、いつもと違った角度から目に映るものを見てみてください!きっと皆さまだけの発見があるはずです。

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今年30周年を迎えた路上観察学会は、現在も日本各地、世界各地で活動が続けられているそうです。来月には近江八幡でも第2回の開催が予定されているとか。次は琵琶湖に浮かぶ“沖島”が舞台!楽しみですね。

 

※10月17日(月)に開催される「おやまあ!?近江路上観察学会in沖島」についての詳細はこちらをご覧ください!近江路上観察学会のFacebookはこちら


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