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メインショップ〈草屋根〉, たねや農藝 | 2016/03/25  14:01
Text : 田原佳代(おにぎり保育園)

たねやグループで働くお母さんやお父さんが、安心してわが子を托せる保育園。
子どもたちには、親の目が十分に届く所で元気に過ごしてほしい。社員には、安心して働いてほしい。そんな願いのもとに2004年に設立されたのが「おにぎり保育園」です。

企業内保育園として現在、0歳児から~就学前まで40人の子どもたちと一緒に日々過ごしています。

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おにぎり保育園から卒園し、この春1年生になる子どもたちが、3月17日ラ コリーナへ「思い出遠足」に出かけました。首からさげたのはこの日のために自分たちで作った『遠足のしおり』。

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子どもたちは、うれしい気持ちとドキドキする気持ちで電車に乗って近江八幡で降り、バスに乗り換えます。
停留所に着くたびに「まだ?」「次?」「もう着く?」と大騒ぎ。そして、ラ コリーナに無事到着!

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ラ コリーナの門からの道はスキップで。
目の前には緑いっぱいの空間が広がるスロープ。
子どもたちも思わず「走ってきてもいい?」とお店まで駆けて行きました。

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屋根の芝には水やりがされていて、軒先から水がしたたっています。
「水におひさまがうつってキラキラきれいだね」
「雨が降ってきたのかな?」「つめたいね〜」

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草屋根から落ちる春の雫を楽しんで、いざお店の中へ!

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まず、目に飛び込んできたのは クリスマスに保育園にケーキを届けてくれた大きな“ケーキサンタ”さん!
「クリスマスのケーキありがとう!」とみんなでお礼を言いました。

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お店には、あっちにもこっちにも美味しいものがいっぱい。
「生どらやきも食べたいな・・・」「アイスも食べたいし・・・」
まるでお菓子の国にまぎれこんだかのようにテンションが上がる子どもたち。

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たくさん並んだお菓子に目を輝かせながら、選んだおやつを注文します。

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そして、おやつを持って、お隣の愛四季苑へ移動。

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天気が良いので外でいただくことに・・・
「やっぱりこれから食べないと」と上のバームサブレからほおばる子どもたち。

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選んだおやつを食べた時の子どもたちの笑顔がとろけていました。

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お腹も満足した子どもたち、今度は春に田植えをさせてもらった田んぼの隣で栗の木を植えます。

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「おおきな栗の木の下で〜」大きな声で歌ったら

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「これにする」と思い思いに苗を取り始めます。

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「わたしはスコップ2本で。まかせて!」

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「土のおふとんは優しくかけて・・・」

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「大きな石もへっちゃら、力いっぱい掘るぞー!」

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「みんな、木に負けないくらい大きくなるからね」と栗の木と約束をして子どもたち一人一人が大切に植えていました。

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思い出いっぱいの遠足でした。

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子どもたちと一緒に栗の木も大きくなってねと保育士も願いを込めて、
ラ コリーナを子どもたちと後にしました。

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地域 | 2016/03/11  13:14
Text : 國領美歩(広報部)

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今週末はいよいよ「左義長まつり」。
近江八幡・日牟禮八幡宮で行われる左義長まつりは、春の訪れを告げる火祭りです。
古くは安土城下で行われ、かの織田信長公も自ら仮装して民衆の輪に入り、盛大に踊り祝ったと伝えられています。
信長公亡き後、八幡山城下の日牟禮八幡宮周辺に移り住んだ人々が独自にまつりを再開し、今日まで脈々と受け継がれてきました。

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左義長まつりは近江八幡の地に、人々に、深く根付いています。

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年が明けると、各町の会所では趣向を凝らしたダシ作りが始まります。また、3月に入ると家々の軒先に赤紙が見られるようになり、左義長まつりに向けまちの温度が上がっていくのを感じます。
「さぁ左義長の季節だ」と、地元に暮らす人々は「血がさわぐ」といいます。

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たねやグループ名誉会長の山本德次もその一人。
近江八幡市池田町で生まれた德次会長は、幼い頃から左義長まつりが大好きでした。小学生の頃、授業を受けていると「チョウヤレ、チョウヤレ」の掛け声やにぎやかな拍子、太鼓の音が外から聞こえてきたそうです。
「頭の中が左義長でいっぱいになって、落ち着いて勉強してられんかったなぁ」と、70年も前のことを今でも楽しそうに振り返っていました。

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華やかなダシを豪快に担ぐ大人たち、ダシとダシが激しくぶつかり合う「ケンカ」、老若男女がにぎやかに踊る様子を見ながら育ち、左義長まつりに魅せられていった德次会長。いつしか「たねやのお菓子で左義長名物をつくりたい」と思うようになります。

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そして、売り出したのが「竹羊羹(たけようかん)」です。今年もたねや日牟禮乃舍近江八幡店ラ コリーナ近江八幡で販売いたします。

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青竹に詰めた黒糖の風味豊かな竹羊羹。竹筒の裏にキリで穴をあけるとスルリと出てくる羊羹は、みずみずしくなめらかな味わいです。
竹羊羹づくりは竹を洗うことから始まります。以前は安土の竹を使っていましたが、近年は京都の竹材店から仕入れています。鮮やかな青竹の色を損なわないよう、冷たい水で一本一本丁寧に。

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たねやこだわりのこし餡に黒糖やくず粉などを加え、竹の中に流します。竹の太さは微妙に違うものの、それは自然のものだからこそ。プラスチック製の容器などに比べて、手間もかかりあつかいも難しいですが、生の竹の青々とした自然の香りを楽しんでいただけると思います。

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左義長まつりでは色鮮やかな赤紙を青竹に結びつけます。
たねやはその竹にちなんだお菓子として、竹羊羹を売り出しました。一度は途絶えたそうですが、昭和50年ごろから今日まで、左義長まつりの名物として親しんでいただいています。

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「1年に一度、左義長まつりが待ち遠しくてたまらない」という德次会長は、今年も日牟禮乃舍の店頭に立ち、みなさまをお迎えする予定です。

地元を愛し、左義長まつりを愛する德次会長の思いは従業員にも受け継がれています。
たねやグループでは毎年、お店の外にブースを出し、手軽に食べられるフードやドリンクの販売してきました。スタッフにとっても左義長まつりは、お客さまと一緒に楽しめる年に一度の特別な2日間です。

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クラブハリエ日牟禮館では今年から新たに「左義長あげあんぱん」を販売します。このあんぱんは、「これからも長く愛していただける左義長名物にしたい」という、日牟禮館スタッフの熱い思いが込められています。

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シェフこだわりのケーキや焼き菓子、バームクーヘンなどたくさんの洋菓子が並ぶ日牟禮館では、半年ほど前から左義長まつりに向けた話し合いが始まりました。
メニューについて様々な案が出る中で、たねやの粒あんを使い、以前から根強い人気の「日牟禮あんぱん」を揚げ、黒糖と黒豆きな粉をまぶした「左義長あげあんぱん」が生まれました。

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揚げ具合や黒糖ときな粉の配合など、少しずつ変えては試作を繰り返し、妹尾徹也セクターシェフと工房スタッフの頑張りでようやく完成しました。

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外はサクッと、中はモチッと。そして、おいしい粒あんがたっぷり入っています。「揚げる前に一度オーブンで焼いているので、余計な油をすっておらず、ヘルシーですよ!」とお店のスタッフもおすすめ。
アツアツの揚げたてをご提供しますので、ぜひ食べにいらしてください!

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「地域のみなさん愛され、年に一度食べたくなる。この時期が来るとワクワクして、待ち遠しくてたまらないような商品をお届けしたい」

たねや、クラブハリエのスタッフの思いはひとつです。
近江八幡のこの地で商いをさせていだく喜びを胸に、今年も笑顔で皆さまをお待ちしています!

 

※昨年の左義長まつりの様子をお伝えする記事「まちに生きる!左義長まつり」もあわせてご覧ください。


たねや農藝, ワークショップ, 地域 | 2016/02/23  10:34
Text : 國領美歩(広報部)

2月1日、たねやグループの従業員によるヨシ刈りが行われました。

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みなさんは「ヨシ」をご存知ですか?
ヨシとは、琵琶湖に多く自生するイネ科の植物。「アシ」とも呼ばれ、世界中の水辺に生えているそうです。
ヨシはその浄化作用によって琵琶湖の水をきれいにしたり、魚や鳥など生き物の住みかになったりと、琵琶湖をとりまく自然の生態系の中でとても重要な役割を担っています。
また、四季折々の表情を見せるヨシ原の景色は美しく、琵琶湖を眺めてみたときには、ヨシがとても大切な存在なのだと改めて実感します。

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そのヨシ原を守るためには、手入れが必要です。古くから琵琶湖の湖岸に暮らす人々が行ってきました。
冬季にヨシを刈り、刈り跡一面を燃やして、また新たな芽が出る準備をするのです。近年では、ヨシ原のごみ清掃も定期的に行われています。

ラ コリーナ近江八幡の近くにも琵琶湖の内湖・西の湖へ続く北之庄沢があり、ヨシが群生しています。
人手不足などで管理が行き届かず、荒れてしまうヨシ原があると聞いた私たちは、美しいヨシ原を守るために少しでも行動に移したいと、グループ内でヨシ刈りを実施することにしました。

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この日は、あいにくの曇り空。とても寒い日でしたが、おそろいの法被を着て、張り切ってラ コリーナ近江八幡を出発しました。10分ほど歩くと、ヨシ原が見えてきます。

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2000年から16年にわたって北之庄沢のヨシ刈りやヨシ焼き、清掃活動などを続けてきた北之庄沢を守る会の西野平会長にご案内いただきました。
「この辺りのヨシは水質浄化にとても役立っています。事故のないよう、気を付けて刈ってください」と話してくださいました。

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普段はお菓子を作っている職人やお店に立って接客をしている販売員、たねや農藝のスタッフなど約40人が舟をわたり、ヨシ地に入ります。

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草刈機でヨシを刈り取る役割、長さのそろった綺麗なヨシを選別し束ねる役割、束ねたヨシを運ぶ役割…
それぞれ分担をして、声を掛け合って作業を進めました。

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ヨシ原に一歩足を踏み入れると、まるで世界が変わります。
視界一面がスラリと伸びる黄金色のヨシに覆われ、とても不思議な気持ちになりました。

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4〜5メートルを超えるヨシは、ただ真っ直ぐ、私たちの背の倍を優に超える高さまで伸びています。
こんなにも、植物の持つ生命力を強く感じたのははじめてでした。

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茎の直径は1センチほど。中は空洞ですが思った以上に硬く頑丈で、刈り取った上を歩くと、靴底からズキズキと鋭さを感じるほどです。

あまりに長く、硬く、ヨシのあつかいに慣れない私たちは、刈るにも運ぶにも、何をするにも一苦労。
全て手作業で行われてきた昔の人々に、感服する思いがしました。

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新たにできる本社には、ヨシの大松明を設置したいと計画しています。そこで、自分たちで刈った中から、松明作りのためのヨシを持ち帰らせていただきました。
ヨシは、よしずや夏障子などの工芸品、よし葺き屋根などに使われてきましたが、近江八幡のこの周辺の地域では、何より、祭りに欠かせないものだったといいます。それは今も変わりません。
人々の生活に密接に関係し、歴史と文化に深く関わってきたのが琵琶湖のヨシという植物なのです。

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滋賀県に生まれ育っても、今回はじめてヨシ刈りをしたというスタッフはたくさんいました。

アカデミー課の宮村晃司さんは、「ヨシは思ったより硬くて重かったけど、みんなでやったのですごく楽しかったです」とやり切った表情。
以前から琵琶湖の水環境保全に関心があったという草津近鉄店の宍戸亜由子さんは、「思った以上にあつかいづらく、たくさんの人手がいると実感しました。これからも積極的に参加していきたいし、こまめに電気を消して、なるべく省エネの生活を心がけていきたいです」と話していました。

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参加者一人ひとりが琵琶湖のこと、自然環境のことなど、身をもって考えるきっかけとなった1日でした。
3月末、春の訪れとともに、ヨシは新芽をツンツンと出します。春が待ち遠しい今日この頃です。

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たねや農藝, クラブハリエ | 2016/02/04  15:22
Text : 國領美歩(広報部)

クラブハリエは、カカオのその先に大きな夢を描いています。
いつか、自分たちで育てたカカオをつかったチョコレートをみなさまに…という願いを込めて植えたカカオの種。今回はそのお話をさせていただきます。

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2月14日はバレンタイン。クラブハリエも全国の百貨店のバレンタイン催事に出店し、おかげさまで各地で大変盛り上がりをいただいております。

バレンタインといえば、なんといってもchocolat “ショコラ”、“チョコレート” ですよね。
ショコラティエが丹精を込めてつくり上げるチョコレートは、まるで宝石のように美しく、とろけるようになめらかな食感、そして口いっぱいに甘い魅惑の味わいが広がります。

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ケーキやクッキーなど、他のお菓子との相性も抜群のチョコレート。
クラブハリエは、チョコレートのおいしさを存分に味わえ、家族みんなで楽しめる「ショコラバーム」や「ハートブラウニー」など、多様な商品を展開しています。

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形、食感、風味、味わい…さまざまな表現の可能性があるチョコレートは、パティシエにとって重要な素材。そのチョコレートの原材料となるのが「カカオ」です。カカオ豆の産地や品質によっても、チョコレートの味や風味は大きく異なるといいます。

よりおいしいチョコレートを求めて。パティシエの探求は終わりがありません。
クラブハリエ社長・山本隆夫もその一人です。

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製菓の世界大会WPTC2010にチームJAPANのキャプテン、チョコレートピエス担当として出場し、世界一に輝いた経験からも、山本にとってチョコレートは得意とする素材であり、とても大切な存在です。

「カカオ豆の農園を持ちたい。そして、自分たちで育てたカカオで作ったチョコレートをみなさまに食べてもらいたい」

山本が描いた夢の第一歩を、今、ラ コリーナ近江八幡で踏み出しているところです。


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昨年6月、ラ コリーナ近江八幡にある、たねや農藝の一角にカカオのハウスが完成しました。

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保温のため、ビニールを3重張りしたハウスは、全てスタッフの手づくり。加温器を入れ、日々記録をとりながら、気温27〜29度・湿度68〜70%の環境を保っています。

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中では、60本のカカオの苗が育っています。もとは、山本の自宅で育てていたものも寒さのためがなかなか育たなかったのが、今では元気いっぱい!様子を見にくるたびに驚くほどにすくすくと成長しています。

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カカオの栽培を任されているのは、たねや農藝 愛四季苑(はしきえん)です。
普段は全国のたねやの店舗に展示する山野草を育てたり、ラ コリーナ近江八幡の植栽を管理したりしてます。

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昨年6月19日、取り寄せたカカオの中から取り出した種30粒を植え、18粒が発芽しました。

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愛四季苑の木澤千鶴園長も、山野草に関する知識と経験は持つものの、もともと日本にはない南国の植物であるカカオに関しては、全く知らなかったといいます。
現在日本では、沖縄や一部の温泉地でほんの少しのカカオが育てられているだけで、本格的な栽培をしているところはなく、そもそも調べようにも、カカオの木を育てるための本は日本にはほとんど無いのだとか。

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土は水もちを重視し、黒っぽい畑の土に赤玉土、バーミキュライト(砕いた鉱石)、ピートモス(コケ類)をブレンドしました。

「カカオにはこの土、というのは調べてもないんですよ。でも、カカオが植わっているのは暑くて湿度が高いところやから、とにかく水を切らさないように。今、私たちができる一番水もちのいい土にしました」。

枝数が多く、しっかりと太い幹になるよう、剪定もしています。

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長い間、毎日植物と向き合ってきた木澤園長だからこそ、カカオにとっては極寒の遠く離れた異国のこの地で、カカオを育てることができるのだと思います。土が乾かないよう、水やりも欠かせません。

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それでも、図書館に資料を探しに行ったり、植物園に行ったりと勉強しながら、試行錯誤の日々は続きます。

「日々、葉っぱがどんどん出てきます。この調子やったら3、4年後くらいには、花がつくんじゃないかな!という見立てです。とにかく、まず一つ、花が咲いて実がなってほしい」。木澤園長の思いです。


昨年6月、山本はベトナム・ベンチェ省のカカオ農園へ視察に向かいました。

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日本代表として、チョコレートの世界大会「ワールドチョコレートマスターズ」に挑んだショコラティエ・小野林範や、若手のパティシエたちも同行しました。

「自分たちが使うお菓子の素材が、どんな場所でどんな環境で育っているかを職人として知っているか。
職人として、知ろうとするかしないかでは大きくちがう」と山本は言います。

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私たちがみなさまにお届けするお菓子は、素材があってこそ。
自分たちの農園でカカオを育てることで、原材料を大切にし、原材料を深く追求する姿勢を育てたいのです。

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山本は、「“自分はこれだけは負けない”という思いで自分の意思を持ち、“やりたい”という気持ちでやると可能性は無限大。ラ コリーナにはいずれ、それぞれのスペシャリストがお店を持つようにしていけたら」とも話しています。
いつか、ラ コリーナ近江八幡にチョコレートの専門店ができる日も来るかもしれません。

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クラブハリエの夢は、このカカオから、広がってゆきます。

 

※山本がベトナムのカカオ農園を訪ねた「素材をめぐる旅 カカオの旅【ベトナム】編」もあわせてお読みください!


メインショップ〈草屋根〉 | 2016/01/19  10:24
Text : 広報部

こんにちは。ラ コリーナ近江八幡メインショップ カフェ店長の谷田英昭です。
この1年間、カフェにも本当に多くのお客様にお越しいただきました。誠にありがとうございました。

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ラ コリーナ カフェは今までのクラブハリエにはあまりなかったセルフスタイルの喫茶スペース。
先にオーダーしてお会計を済ませてから好きな席についていただいたり、お水は紙コップを使っていたり。
このカジュアルな感じに、お客様から「おや?」という反応をいただくこともありますが、だんだん慣れてきてもらっているように思います。

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ここでは焼きたてバームクーヘンとドリンクのセットを中心メニューとしてお出ししています。
バームクーヘン専門店のため「ケーキはないの?」というお声にはお応えできませんが、「バームクーヘンを食べたい!」とご来店いただいたお客様には、できる限りお待たせせずにふわふわのバームクーヘンを楽しんでいただいています。クラブハリエとしても僕にとっても新しいやり方に挑戦した1年でした。

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接客はその時々の状況判断が難しいですね。やりすぎてもだめだし、カジュアルすぎるのもよくない。
お客様にとってより居心地よく落ち着く空間にするため、正解はありません。セルフスタイルといっても年配のお客様も多いので、スタッフには「セルフだからやらなくていい。ではない」という指導をしています。

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設計と同じく、カフェの照明や机、椅子などの内装も藤森照信先生によるもの。
昨年8月、新たに奥のフロアも広がり、座席数も37席から70席とほぼ倍になりました。それに伴って、特に暖炉スペースなどでゆっくり過ごしていただいていますね。

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カフェからは、僕も田植えにに参加したたねや農藝の田んぼが見えます。
まだお客様には入っていただけないのですが、席から眺めて興味を持ってくださっています。

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新たなスタッフの採用面接などをしていると、最近は「ここで、自然に囲まれて働きたい」という方がけっこうおられます。地域の方が“自然に学ぶ”というラ コリーナ近江八幡の方針に共感してくださっているんだと感じる瞬間ですね。

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今年はカステラ専門店と卵にこだわったオムライスなどの飲食店を併設した「栗百本」、軽食やドリンクを気軽に楽しんでいただける「コンテナショップ」など、次なる展開も控えています。

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新たな施設ができてくると、お客様の動きも変わってくると思います。現状は焼きたてのバームクーヘンを一番良い状態で召し上がっていただける場所がカフェですが、やはりそれぞれの場所の役割が出てくると思うので、それによってはこのスタイルを変えていく可能性もあるでしょう。

僕は「どんどんやりましょう!変えましょう!」というタイプではないですが、変わる状況にいかに迅速に対応していくかは常に意識しています。アイデアや構想は両社長の中にいっぱいあるので、それをどう具体的に実現していくかが僕らの仕事だと思っているので。

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「こう変えたい!こんな風にやりたい!」という夢を「そんなことできません」って言えば終わりじゃないですか。「できません」では何も進まないし、できるためにどうするのかを考えないとと思っています。
ただ、社長のスピード感がだいぶ早いので、それについていくようにしないと。わからない、ついていけないでは進めないですから。

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焼きたてのバームクーヘンを召し上がっていただけるのは関西でもここだけなので、今後はさらに新しい層のお客様もお迎えしていきたいですね。
でも、僕自身は何か目新しいことをやらなければいけないということは、まだあまり考えてないんです。それぞれの持ち場でやるべきことをしっかり果たしてこそより良いお店になると思うので。
オープンから1年間のモチベーションはそのままに、現状やるべきことをしっかりやっていく。それがお客様にも伝わると嬉しいですね。

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