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NELIS | 2015/10/16  22:04
Text : 國領美歩(広報部)

14の国と地域から集まった25人の次世代を担うリーダーたちを歓迎するように、爽やかに晴れ渡った今日。
多くの方からの歓迎と応援を受け、NELIS(ネリス)世界大会は幕を開けました。
メンバーは滋賀県を象徴する琵琶湖の湖上へ。
はじまりの日にふさわしい「NELISの根元」に触れるような議論が交わされた1日となりました。

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まずは近江八幡の日牟禮八幡宮へ。境内に入るとお清めの手水から体験します。
日本の神社特有の習わしの説明を受けながら、見よう見まねで。

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拝殿へ進み、NELISの成功を祈願して祈祷をしていただきます。

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神主さんによるお祓いや巫女さんの神楽を珍しそうに見ている参加者もいましたが、これから始まる新しい試みへの期待感とともに、神聖な空気が流れていました。
代表のピーターさんとインドから参加するシュラバンさんが代表して玉串を捧げました。

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禰宜の岳さんは「神道はいかに自然と調和するかを大切にしている宗教です。NELISは次世代に継続することを目的としていると聞き、世界大会の前にお参りいただけたことは何かの縁だと思います」と話してくださいました。


クラブハリエ日牟禮ヴィレッジのサロンに移動し、冨士谷英正近江八幡市長にも「ようこそ近江八幡へ。開催市を代表して心から歓迎します。ぜひこの機会に近江八幡の自然、文化、歴史、味覚を堪能して、良き思い出をお持ち帰りください」と激励の言葉をいただきました。

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Our three days together are a journey of exploration.
いよいよ最初のセッション。NELISという“探究の旅”へと出発です。

共同代表のピーターさんからNELIS設立の経緯や3日間の予定の説明を受け、参加者は大切にしてる2つのキーワードを色紙に書き発表しました。

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自己紹介や今取り組んでいること、「サステナビリティ(持続可能性)」の実現に向け重要だと思うことなど、それぞれのスタイルで話していました。

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アフリカのガーナでMY DREAM.orgというNGOを立ち上げ、幼稚園をつくるボランティア活動を行ってきた原ゆかりさんは「NO RUSH」というキーワードを書き、「環境保全についても、いかに子供たちに伝えてくかが大切だと思います」。

貧困解消を目指すシンクタンクで働くスリランカのキャサリン・フェルナンドさんのキーワードは「value」「innovation」。「NELISを通して他の人の様々な考え方を知りたいです」と期待を込めました。

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働く女性・働きたい女性を支援する会社MANABICIAを経営する池原真佐子さんは色紙に「行動する」「感謝する」と書きました。「1人では何も変えられないけれど、だれかの助けがあればできます。小さなことを積み重ねて大きなものにしてく、同時に周りの人に感謝していくことが大切」と言います。

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歓迎ムードのラ コリーナ近江八幡にも立ち寄りました。

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場所を琵琶湖の湖上に移し、船の上でも議論は続きます。
NELIS
は始まったばかり。どんな取り組みにしてゆくか、どんなネットワークにしてゆくかも参加者自身が問い、対話しながら決めて行きます。
議論は、NELISという組織の在り方や存在意義におよびました。

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インパクト・ハブ東京代表の槌谷詩野さんは「私も組織のリーダーを務めるので、人が集まることの良いところも悪いところも経験してきました。組織はある一定の段階に達すると硬直したり機能しなくなることがあります。コミュニティをつくるには、そういう部分の注意も必要」と発言。

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他にも「組織を閉鎖的にしないで、外の人に分かってもらう努力を。私たちがどんなことをしていても、外部に発信していかないと社会にインパクトを与えることはできないのではないか」などの意見もあがりました。

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世界をフィールドに様々な分野で活躍するメンバーだからこそ、組織の失敗事例を多く知っています。

閉じた組織にはしない。組織を続けることを目的とした組織にはしない。
常にみんなで話し合って決めてゆこうという共通の認識が得られました。

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琵琶湖畔のカフェ「シャーレ水ヶ浜」では、5つのグループに分かれて話し合いを続けました。
すべての議論は世界の共通語である英語で。
意見が途切れることのない活発なやり取りは、そばで見てるだけでもスリル満点です。

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堂々としていながら寛容に、自分の意見を述べておられる皆さんを見ていると、自然と尊敬の思いが溢れてきました。

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次世代リーダーたちの活き活きとした表情を見ていると、この場所から新たな希望が生まれることを確信するような気持ちになりました。

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「オンライン上でみんなが集まれるプラットフォームを作ろう」
「エコヴィレッジのような生きた体験ができる実際の場所があってはどうか」
「しっかりとした深い対話、互いにバックグラウンドまで共有しあうネットワークにしたい」
「サステナブルにも組織、経済、環境などいろいろな視点があるなかで、共通のゴールを持つべきか」
など、たくさんの意見が生まれました。

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その中でも印象的な発言がありました。
NELISという今日の出会いがなければ、会っていないであろう人たちがこの場で出会ったということ。様々なバックグラウンドを持つ私たちが集まるNELISという場所があること自体に価値があるのではないか」という、今を評価する純粋な思いでした。

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夕日が琵琶湖に沈む時間まで、議論は続きました。

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明日は、舞台を永源寺に移し、古くから受け継がれる日本の文化、近江の文化に触れていただきます。
NELIS
はどんな方向に向かってゆくのでしょうか。ご期待ください。

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NELIS | 2015/10/15  17:50
Text : 國領美歩(広報部)

いよいよ明日、開幕するNELIS(ネリス)世界大会。
会場の1つとなるラ コリーナ近江八幡では、世界から集まる25人の若手リーダーたちへ歓迎の気持ちを込めて、メインショップに14カ国の国旗を掲げました。

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カナダ、アメリカ、メキシコ、ブラジル、イギリス、スウェーデン、スイス、ザンビア、インド、スリランカ、中国、香港、オーストラリア、そして日本。
世界各地から集う参加者たちは続々と近江八幡に到着し、明日に備えているところです。

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25人の次世代を担うリーダーたちは国籍も職業も様々。
多種多様な分野で活躍する人材でありながら、共通するのは「サステナビリティ(持続可能性)」にこだわり、行動していることです。
彼ら彼女らがここ近江八幡で、ともに話し合い体験する中で生まれる「新しい解」とは。
この新たな挑戦をできる限り支えていきたいと、私たちたねやグループのスタッフも準備を重ねています。

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初日は八幡山のふもとの日牟禮八幡宮に参拝し、ご祈祷していただくことから始まります。
私たちのルーツでもある近江商人たちが、近江八幡から全国へ旅立つ前や帰郷の折には必ずお参りしたとされる特別な場所で、NELISは門出を迎えます。

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18日の最終日に行われるみなさまへの成果報告会「パブリックフォーラム」に向けて、明日からスタートを切るNELIS世界大会。どんな3日間になるのか、私たちもドキドキしています。

3日間の様子はこの「ラ コリーナ日誌」から、リアルタイムでお伝えしてゆきます。
こうご期待ください!

 

※こちらの記事もあわせてご覧ください。
NELIS始動!ラ コリーナから世界へ


たねや農藝 | 2015/10/15  13:28

汗ばむような秋晴れの10月9日、ラ コリーナ近江八幡にあるたねや農藝の田んぼでは、「近江羽二重」という滋賀特産の品種のもち米の稲刈りが行われました。
この9月に入社したばかりの新入社員を含めた約35人の従業員が、カマを手に、穂にずっしりとした実りを感じる穂を刈り取りました。

お昼ご飯には、先月となりの田んぼで刈り取ったばかりの「キヌヒカリ」、メインショップを後ろから一望できるたな田で育てた「赤米」と「黒米」を混ぜて炊いたご飯をいただきました。

一粒一粒しっかりとした存在感があり、キラキラと輝く新米は見ているだけでも顔がほころびます。
そんなお米を口いっぱいに頬張ると、何とも言えない喜びが込み上げてきました。

今回刈り取ったもち米は和菓子作りには欠かせない大切な素材。
実りに感謝しながら、農業の大変さと大切さを体感した1日でした。

 

 

※キヌヒカリの稲刈りの様子は「実りの重み、ずっしりと。」をご覧ください!


NELIS | 2015/10/10  17:14
Text : 國領美歩(広報部)

世界の次世代リーダーが、ここ近江八幡に———

10月16、17、18日の3日間、滋賀県近江八幡を舞台に、6大陸14カ国25人の若手リーダーが集うNELIS(ネリス/Next Leaders’ Initiative for Sustainability)の世界大会が行われます。

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近江八幡から始まる新たな取り組みのスタートを前に、10月8日、滋賀県庁で記者会見がありました。

登壇したのは、長年グリーン・エコノミーの創造に携わるソーシャルデザイナーのピーター D. ピーダーセンさんと、エコヴィレッジをつくるなど常に未来社会の夢を描いてきた近江八幡商工会議所の秋村田津夫会頭、そして、地元滋賀に根を張り、自然と企業活動の融合を目指すたねやグループの社長山本昌仁です。
この3人が共同代表となり、NELISは2015年 1月に一般社団法人として設立され、活動を始めました。

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秋村会頭は「次の世代の人たちが社会の問題をちゃんと解決していける場作りをしたい。次の世代の人たちは世界と一緒にものを考えるということができる。期待しているだけではく、環境づくり、準備をしていこうと思います」とNELIS設立にかける思いをお話しになりました。

山本はこう話しました。
「私は大前提として、この滋賀県が大好きな一人であります。その滋賀県で、私たちが次の世代に引き継ぐ中でやらなければならないこと。それが今、自然をもう少し理解しながら動いていくことだと思います。そんな議論を私たちが生まれ育った滋賀でやりたい。近江八幡でやりたい。
NELISでは中学生や高校生、大学生の皆さん方にも入っていただいて、一緒に議論をする場も設けさせていただいています。“次の時代、未来のことを語れる場をこの滋賀県から”という思いでNELISを立ち上げさせていただいたところです」

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NELIS発足の背景には、“もどかしさ”があります。数十年前から持続可能な社会の可能性がうたわれ、国際的にも環境への取り組みが進みましたが、結果としては成果があらわれていないという現状もあります。
気候変動に関する様々な交渉があってもCO2は増え続け、廃棄物もしかりです。
国連では、SDGs(持続可能な開発目標)が採択されましたが、果たしてこれが環境の改善につながるのか、疑問を持っています。
富の集中は今も続き、来年は最も豊かな1%の人々が残りの99%より多くの富を保有するようになると予想されています。

「近代社会近代文明は大きな暮らしの危険性に直面している。自然を尊重し人間性ある地球社会への転換を成し遂げるには、新しい価値観を共有する次世代リーダーが力を合わせることが必要不可欠ではないかなと思います」とピーターさんは、NELISの問題意識、存在などについてお話しになりました。

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持続可能な発展のため奮闘する世界各地の若手リーダーが集い、つながり、学び合い、社会に向けた発信力と影響力を高められるように。より大きな社会変革力を高められるように、鼓舞、支援することがNELISの役目であり存在意義なのです。

来週末に迫った世界大会に向け、参加する次世代リーダーから抱負が寄せられました。

インターネット通話で参加した一般社団法人お寺の未来理事・未来の住職塾塾長で浄土真宗本願寺派光明寺僧侶の松本紹圭さんは、
「これからの社会は、もはや政治や経済といった既存の枠組みではとうてい解決できないような大きな問題がたくさん出てきています。今回“サステナビリティ”というキーワードで若手リーダーが集っていろんな角度から議論するというのは、すごく新しい取り組みであり意義も大きいと思っています」

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「未来からの前借り、やめましょう」というメッセージを掲げ、農薬や化学肥料不使用で栽培された農産物の販売や育成機能をもつ自社農場の運営を通して、環境負荷の小さい農業を実践する農業者を支える株式会社坂ノ途中の小野邦彦さんは、
「地方で未来を語るっていうのがNELISのおもしろさではないか。各地域で同じような問題意識を持つ人が連携して、一緒に乗り越えていくことで大きなうなりをつくっていかないといけない。そういうきっかけに一つネリスがなれば素敵だと思います」と話しておられました。

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記者発表は東京でも行われました。

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起業家、社会的起業家、チェンジメーカーなどと呼ばれる社会のシステムや問題に対して疑問を持ち、それをビジネスもしくは様々な活動で解決しようとする人たちが集まるコミュニティを運営するインパクト・ハブ東京代表の槌谷詩野さんは、記者発表の会場で、
「日本の地域からどんどん直接海外と繋がって、いろいろな思想、手法を吸収して東京を通さず現地でやっていこうという人たちが発生しています。今回の25人も、学者ではなく実践で世界各地で活動している人たちが集まりディスカッションして、その知が蓄積されていくことが近江八幡で起こるということはすごくおもしろい、エキサイティングな内容だなと思っています。今後NELISのネットワークが社会の大きなうねりを作るものになるのではないか」と力を込めておられました。

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サステナビリティ・コンサルタントとして若手起業家支援なども行うシュラヴァン・シャンカーさんは、「NELISに関して特に気に入っているのはアクション思考、行動思考ですね。いろいろ話し合ったりされていますが、今必要なのは行動であり、それをローカルなレベルでありながらもグローバルなビジョンをもって行っていることころが非常に気に入っています。
NELISが1つのプラットフォームになって、そこで若手のサスティナビリティに実際に取り組んでいる人たちがアイデアを出し合って行動に移していくという、そういった場になればと願っています。最終的に行動として結実するということが、とても重要と思い一生懸命参加しようと思っています」とインドのチェンナイからメッセージを送ってくださいました。

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投融資およびコンサルティングの経験を持ち、スカンジナビアとアジアを主な活動領域とする独立系のアブソリュート・リターン投資会社、Asia Investment Partner(AIP)の創業者であるシェン・シェンさんはスウェーデンから意気込みを語ってくださいました。
「私はサステナブルは重要なイシューだとずっと思い続けています。1つはサステナビリティをコアビジネスに組み込まないといけない。別の部署がやるとかではなくコアに組み込んでいくのが大切です。2つ目には協力して協働してやっていかなければ問題は解決されないということです。
そこで、協力協働の部分でNELISは私にとって非常に魅力的です。そこに集う方と話し合い、彼らがどんなことをやっているか学び、インスピレーションし合うことをとても楽しみにしてます」

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インターネットで世界各地をつないだやり取りでは、世界の若手リーダーのNELISに向けた高揚感が伝わり、いよいよスタートするこの新たな取り組みが、きっと素晴らしいものになるだろうという大きな希望が生まれました。

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3日間にわたって繰り広げられる世界大会では、ラ コリーナ近江八幡も「議論の場」「創造の場」として、大切な役割を果たします。

ラ コリーナ近江八幡は、世界から集う次世代リーダーと共に“未来をつくる場”へ。

 

世界大会の模様も、ラ コリーナ日誌でお伝えします。お楽しみに!
NELISの公式ホームページはこちら


本社〈銅屋根〉, ランドスケープ | 2015/10/02  09:35
Text : 田中朝子(広報部)

「八幡山と向こうに見える山の間、この場所から見るのが一番ええなぁ。」
敷地全体の造園でご協力いただいている、地元の門野造園さん。会長の門野 照さんが目を細めて笑顔でそう語られました。

その目の先に見えているもの、それは9月16日、メインショップ裏手に建築中〈銅屋根〉の一角に移植したクスノキのシンボルツリー。

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メインショップを正面に、右側に高くそびえています。

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一年前からこの敷地内で養生させ、この日を今か今かと待ちわびながら、いよいよその日がきました。
クスノキ高さ13メートル、重さは何と23トン!
このような大木を移植したり扱うことは、50年に一度あるかないか、一生に一度あるかないか、だそうです。

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養生させていた場所から直線でわずか30mほどの移動距離ですが前日からとても大掛かりな作業になりました。養生していた周囲の土を取り除き、できるだけ木に負担をかけないように。

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また、木の幹が折れたり傷つかないように吊り下げるロープをつけるのも細心の注意を払います。

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木の向きも容易に回転できないため、綿密な計画のもと一つ一つの動きを丁寧に確認しながら作業が進みます。

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枝が折れないように、根が傷まないようにトラックに立てたまま乗せ、トラックごと倒れたりしないようにスピードもゆっくりと慎重に、田んぼをぐるりと一周。ゆっくり、ゆっくり・・・

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降ろされる場所まで少しずつ近づいてくる様子は、思わず息を呑む、ダイナミックな光景でした。

門野造園さんを中心に、周りのスタッフも見守りながら厳しい指示が飛び交う中、クレーンで吊るされ、無事に定位置へ。

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根が下ろされるその直前には門野会長自らが前日に準備いただいたお酒で根元を清め、スルメを土に混ぜながら、おまじないをしていただきました。

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「特別な木には、お酒とスルメを準備するんや。おまじないやな。気分的なもんやけどなぁ・・・。クレーンの足元やトラックにも無事に作業が終われるように清めてーー」と会長さん。

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シンボルツリーに力強い息が吹き込まれ、新しい歴史が刻まれた瞬間でした。


一段高い場所に、とても誇らしく、堂々とした姿に周囲の緊張感が一気に和らぎ、笑顔があふれました。躍動感があり、とても親しみの持てる、そんなシンボルツリー。

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「ようやく嫁がせられた。嫁に出した気持ちやなぁ」会長さんからの一言がとても印象的でした。

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しっかりとこの地に根付き、50年、100年、200年・・・私たちが見ることのできない未来を静かにじっと見守り続けてくれる、包み込むようなとても大きな存在となりました。

(撮影:関宙明/ミスター・ユニバース)

ところで、実はこのシンボルツリーにはとても深い歴史があります。
次回は、この歴史と合わせてとても素敵な秘話をお伝えしたいと思います。


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