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メインショップ〈草屋根〉, たねや農藝 | 2015/02/19  10:45
Text : 國領美歩(広報室)

ラ コリーナ近江八幡のメインショップがオープンして1カ月半。
連日、たくさんのお客様にご来店いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。まことにありがとうございます。

立春を迎えた2月の近江。雪景色の日もありますが…メインショップの店内で一足先に春の息吹を見つけました。
正面入り口を進むとまず目に入る、迫力のある山野草。

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この時期、苔からはフキノトウがひょっこり顔をのぞかせています。植物たちに毎朝水をやり、お世話をしているのが「たねや農藝 愛四季苑(はしきえん)」のスタッフです。

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霧吹きで丁寧に水をやりながら、葉の裏に虫がいないか、花が枯れていないか、苔が茶色くなっていないか…
細かな観察の毎日です。愛四季苑の木澤千鶴園長は、やさしく真剣な表情で植物に向き合います。

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日本に自生する山野草は、西洋の花々に比べて派手な華やかさはないかもしれません。普段の生活ではなじみのないものも多いでしょう。しかし、もとは川や田んぼなどの身近な自然で見られたもの。
「素朴な美しさを感じてほしいので、自然をそのまま切り取って鉢に表現するようにしています。」

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メインショップ2階のカフェには、大きなテーブルにユニークな苔山(こけやま)が!バームクーヘンを食べる目の前に、青々とした小さな森が広がります。

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苔山から伸びる若い木は、3年前のどんぐりプロジェクトで、ラ コリーナ近江八幡の敷地から拾い集めたシラカシやクスノキ。今では約30センチに成長しました。店内でも新芽が芽吹き、柔らかい若葉を見せてくれました。
苔山はすべて手づくり。山の内部の骨組みから工夫をこらした力作を、ぜひ、ご覧ください!

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「今後はさらに二十四節気を勉強し、山野草と季節を彩るたねやのお菓子の関係を表現していきたいです」と活き活き話す木澤園長はきらきらと輝いていました。「きれいな山野草を見て、お客様に癒されてほしいですね」愛四季苑の想いはひとつです。

ラ コリーナ近江八幡は自然を身近に感じられる場所。ぜひ一度、春の気配を探しにきてください。

 

※たねや農藝 愛四季苑 木澤園長による記事「愛情たっぷり、愛四季苑」はこちら


メインショップ〈草屋根〉, フェロー | 2015/02/12  15:56
Text : 事業部

たねやの店舗壁面を彩る大きな和紙を制作してくださった、和紙デザイナーの堀木エリ子先生。プロフェッショナルな姿勢が生みだす神々しい作品について、また、和紙と和菓子に通じる日本の精神性について、お話いただきました。オープン前、店内への設置作業の日に行ったインタビューを2回にわけてお届けします。
制作の様子設置の様子もあわせてご覧ください。

第1回目は、制作で意識されている大切なことについて。

■自然がひきおこす偶然性

今回の和紙は、西の湖の葭を漉き込み制作された、たいへん大きな作品です。紙漉きの現場も見学させていただきましたが、最も気にされたこと目指されたことは、どういったところですか?
堀木 あまり私自身がデザインし過ぎないということですね。こんなデザインをしてやろうと100%自分のデザインを目指すのではなく、そこに水の作用や繊維の特性が偶然性として30%くらい関わってくれるようにということを大事にしながら漉いています。自然の気泡の跡や、いろんなヨレなどもそのままにして漉きあげています。あまり人間が100%こうしようああしようっていう作為を持って作るより、少し自然に引き戻してくれるような、ズレが起こってくるほうが面白い。より自然に生かされた和紙になるように意識しています。

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自然の要素としては、水の動きも偶然性を引き起こしますね。
堀木 一番大事なのは、職人さんと私たちが、「せーの」という私の掛け声で色を流すところなんです。
とても印象的でした。
堀木 色を流すとき、水色を持っている人もいれば、緑色を持っている人もいる。陽だまりのようなクリーム色を持っている人もいます。そして、「せーの」の掛け声で流す、このタイミングが一番大事なんですね。どの要素よりも一番大事な偶然性が引き出せるのは、流し込みの工程による色のうねりだと言えます。また、糸も放り上げた放射線上にそっと落ちたその姿をちょっと引っ張って人間が修正するだけのような、できるだけ自然に従うようにしています。

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現場はものすごい緊張感でした。
堀木 はい、そうですね。やはりいつも紙を漉くときは瞬時瞬時が一期一会の時間ですので、集中力と緊張感を持って作業しています。
制作はいつも同じメンバーでやってらっしゃるのですか?
堀木 いいえ、変わる時もあります。私たちのスタッフは皆デザイン画も見ていますし、どのようなデザインを目指しているのかということは知っています。しかし、一緒に作っていただく職人さんたちにはデザイン画は一切見せていないんですよ。だから狙いが無い。そこが面白いんですね。職人さんが変わろうと、私たちのスタッフが変わろうと、大体半数はこうゆう風にしたいという想いがありながらやっていますし、あとの半数はこの色をここで持って「せーの」と言ったら流してね、と言われて流すだけです。ですので、そこで偶然性が引き出されるということなんですね。
なるほど。あえてそういう要素も入れていらっしゃるのですね。
堀木 はい。皆が狙うとろくな物にならないんです。手漉きというのは自然との関わりがとても面白いので、そういう偶然性がなければ機械で漉いたり印刷をしたものと同じになってしまいます。7割の人の作為と3割の自然の偶然性、うまくバランスが取れるようにしています。

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■和紙に漉きこむ近江の情景

今回の和紙は何層にも重なってできています。
堀木 5層からなります。その中に葭の細かい繊維が入っています。たねやさんから送っていただいた葭を煮て、撹拌して、中に入れています。
この土地の葭を使っていらっしゃると。近江八幡にはどのような印象をお持ちでしょうか?
堀木 ここは空気が清らかと言いますか、とても素朴な自然といった印象です。体験はしていないのに懐かしいという、不思議な、原風景的なイメージがありました。そういう意味では室内においても景色を作っていくという感覚がありましたね。それに、自然の中に存在する藤森先生の建築がとてもユニークなので、そういった建築の中に入るものとして、違和感のない色合いなどは、かなり意識して作っています。

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本当に、風景がたち現われている印象です。
堀木 私は皆さんから和紙を作っている作家と見ていただくことが多いのですが、私自身はあまり和紙を作っているという感覚ではありません。和紙を介して、こちら側の空気感や、向こう側の気配をどう醸し出すかというのが自分の仕事だと思っています。もちろん和紙そのもののデザインも大事なのですが、本当に大事なのは“こちら側の空気感”と“向こう側の気配”なんですよ。今回の和紙も、自然光が向こう側から入ります。その影がどう影響するかなど皆さんご心配いただいているのですが、影は時間帯でうつろっていくので、私はそれも面白いのではないかと思っています。

 

※次回、和菓子にも通じるものづくりの精神性についてのお話につづきます。お楽しみに。


メインショップ〈草屋根〉, フェロー | 2015/01/29  14:45
Text : 事業部

たねやの店舗では壁面を彩る大きな手漉き和紙に目がとまる方も多いのではないでしょうか。それは、たねやのために制作されたもの。ちょうど1年前の1月、わたしたちはこの“世界に一つの和紙”をつくる制作現場に立ち会わせていただきました。

場所は、福井県越前市の山里深くにある「岩野平三郎製紙所」。ここは県の無形文化財にも指定されている手漉き和紙工房。日本画に用いる和紙などを制作し、紙のサイズも最大規模。由緒ある、とても特別な工房です。

凍てつく寒さの中、長靴にはき替えたわたしたちは、和紙の原料を見せていただきました。“楮(こうぞ)”、“三椏(みつまた)”、“雁皮(がんぴ)”など、天然の樹木が原料です。

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それらを釜で煮込み、やわらかくして色を抜く。案内してもらった部屋では、冷たい井戸水に手をひたしながら、細かな塵や砂粒をとる作業が黙々と続けられていました。

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工房に一歩足を踏み入れると10名ほどの職人さんとともに、ひときわ凛とした女性が作品に取り組んでおられました。和紙デザイナーの堀木エリ子先生です。

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「近江を表現してほしい」たねやのオーダーに応えるように、繊細な糸を操る堀木先生。葭原の風景が生み出されていきます。

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染料を流しこむ緊張の時。堀木先生の「せーの」の掛け声が合図です。

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全身全霊の制作。神聖な儀式が執り行われているかのような清浄な空気…。ひとときも目が離せません。

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そして現れた、鮮やかな緑!

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細やかに動きながら丁寧な作業をつづける職人さんたちは、まるでひとつの生き物のよう。和紙の層の間の数百個の気泡を一粒一粒吸い上げる作業も10人がかりで行われます。

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縦7尺(約2.1メートル)、横9尺(約2.7メートル)もの大きな漉き舟を操り、漉きこむこと計5層。たくさんの水が使われます。

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重なり合うたびに強くやさしくなっていく和紙。

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店舗の一部となる作品が“まさに生み出されている瞬間”に立ち会わせていただいたわたしたち。体感したことのない張りつめた空気、たくさんの人々の手により生み出される制作現場を目の当たりにし、ただただ圧倒されるばかりでした。

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自然の樹木が、和紙へと姿を変えるダイナミズム。
伝統の製法を守り、新たな表現へと挑む、本気のものづくり。

“自然に学ぶ”ラ コリーナにふさわしい、自然との対話がそこにはありました。

 

やわらかな紙から透ける“日本の美”を、ラ コリーナでお確かめください。

 

※メインショップ:和紙制作

(撮影:関宙明/ミスター・ユニバース)


メインショップ〈草屋根〉 | 2015/01/13  10:49
Text : 事業部

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オープン後の三連休。雨や雪の降るひとときもあったラ コリーナですが…

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メインショップには、連日、本当にたくさんのお客様がお越しくださいました!

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「待ってたよ!」「楽しみにしていたよ!!」

オープンを心待ちにしてくださっていた方々がこんなにもいらっしゃること、そして、足を運んでくださるという幸せに、感謝の気持ちでいっぱいです。

「自然をたくさん使っていて、いいところやね」
「まだまだ完成じゃないから、これからどうなるのか楽しみ!」
「近所だから、またよく来ますね~」

そんなお言葉もいただいて。たくさんのお客様に愛していただいていることに、心より感謝申し上げます。

 

そして、多くのご協力業者さま。

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店内には“BOSCO DELLA MEMORIA(記念の森)”という大きなパネルがあるのですが、ここには、ラ コリーナ構想にご協力いただき、森づくりにご賛同いただいたみなさまのお名前をずらりと掲載させていただいています。

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たくさんの方々に支えていただいていること、共感の輪がどんどん広がっていることも、大きな励みとなっています。まことにありがとうございます。

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そして、オープンからの4日間は、お越しの方々にもたくさん植樹にご参加いただきました。
「大きくなりますように!」元気な声も高らかに、「また見にくるね!」と嬉しい笑顔♪

 

ラ コリーナ近江八幡は、メインショップがオープンして完成ではありません。マルシェや専門ショップ、本社など、まだまだ計画は続きます。変化しつづけるラ コリーナ近江八幡を、どうぞよろしくお願いいたします!

※“今後の構想”はこちら


メインショップ〈草屋根〉, クラブハリエ | 2015/01/12  17:18
Text : 事業部

メインショップ1階・正面には、“クラブハリエ ジュブリルタン”も登場しています!!!

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クラブハリエのバームクーヘンを包んだ“クーゲルバーム”や、たねやの近江大福が丸ごと入った“近江大福あんぱん”など、ジュブリルタンならではのパンがずらりと並びます♪

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この特設スペースは事業部の部長自らが設えたもの。はじめは装飾のないシンプルな衝立だったのですが、建築家の藤森先生から側面を漆喰で塗るヒントをいただき、仕上げました。ジュブリルくんのマークが入って完成!とても空間にマッチするお店になっています。

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将来的にはパン専門店として、ラ コリーナ近江八幡の敷地内に店舗を設ける計画です。それまでの間、ぜひぜひご愛顧いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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クラブハリエ ジュブリルタン


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