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キャンディーファーム(たねや農藝), お米づくり | 2021/11/04  10:06
Text : 川尻 七魅(キャンディーファーム)

前回の「ラ コリーナの稲刈り」に続き、今回はラ コリーナの脱穀です。


稲刈りの後、雨も続き予定より遅れましたが、9月23日(秋分の日)祝日ということもあり、多くのお客様がラ コリーナに来てくださっている中、お客様に見ていただく形で脱穀をしました。

昔ながらの足踏み脱穀機をはじめて使い、「なにこれ楽しい!!」というのが素直な感想です。

足踏みで脱穀機を回転させながら、回転部分に稲の穂を当ててお米を飛ばし下に落とすといった仕組みで、お米が素早く取れていくのがすごくて、ずっと見てられる気がしました。

足踏みをし続けなければいけないのですが、ある程度はじめに力をいれて踏めば後はそれ程力がいらないので、激しい音と見た目に反して疲れはなく、とても楽しくできました。
おそらく昔の人はもっともっとたくさんの量のお米を、この足踏み脱穀機で脱穀していたのだろうと思います。お米を精米するまでにどれほどの時間がかかるのかを想像すると、昔の人の偉大さをひしひしと感じました。

稲の束が太すぎると脱穀しにくいことに気づき、稲を束ねる時に太くしすぎないことや、田植えで一気にたくさん植えすぎないことなどを考えていると、すべて繋がってるんだなと感じました。どの工程も、田植えまで遡って考えることができるので楽しいです。

下にお米がある程度溜まったらふるいにかけて、お米とそれ以外の細かい藁などに分けます。

そこで集まったお米を、唐箕(とうみ)にかけます。
唐箕とは、手でハンドルを回しながら風を送り、未熟で軽いお米を飛ばし、さらに中身のあるお米を重さ別に分けることができるものです。
軽いものは遠くに飛ぶので奥の出口から出てきて、重たいものは手前の出口から出てきます。
私自身はじめて見るもので、仕組みや使い方を知り、足踏み脱穀機や唐箕を考えた人はすごいなと感心しました。

お昼に近づくにつれだんだんとお客様が増え、気づけば周りにたくさんのお客様が集まっていました。
怖がりながら楽しむお子様や初めての体験で驚く方、昔を懐かしむご年配の方までたくさんのお客様にも脱穀にご参加いただき、とても楽しかったです!

脱穀後のもみすりや精米も実際にしてみて、ものすごく時間と手間がかかることを知り、それを炊いたお米を食べた時は普段食べるお米と比べものにならないくらいのおいしさでした。

当たり前にあり、いつも何気なく食べているお米がすごくおいしく感じて食べられる幸せは、田植えから経験させてもらえた私の特権だと思いました。


お菓子屋でありながら、ラ コリーナの真ん中には店舗ではなく、大きな田んぼがある意味。今回田植えから脱穀までを経験し、これからもラ コリーナが自然と共に在り、自然に学び続けることの大切さを改めて体感しました。

普段ラ コリーナで働いていると、自然が見せてくれる感動がたくさんあります。今回たくさんのお客様と一緒に脱穀をしたり、スタッフみんなで協力して田植えをする中で、一緒に働くスタッフを含めたくさんの方々に自然に学ぶことの楽しさや大切さをもっと伝えていきたいと強く感じました。キャンディーファームや、そこで働く自分が、そのきっかけになりたいとより思いました。

これからも私自身大好きなラ コリーナの良さを「より多くの人に!」を目指して、楽しんで学びながら日々ラ コリーナで仕事をしていきたいと思います!


「はじめての田植え体験!」http://taneya.jp/la_collina/blog/?p=17828

「ラ コリーナの稲刈り」http://taneya.jp/la_collina/blog/?p=18334


キャンディーファーム(たねや農藝), お米づくり | 2021/11/02  13:18
Text : 川尻 七魅(キャンディーファーム)

5月の終わりに手で植える昔ながらの田植えをしてから、青々と夏らしい田んぼの景色でしたが、みるみるうちに稲穂が付きはじめ、金色の絨毯のような綺麗な景色に変わりました。
ラ コリーナの大部分を占める田んぼが徐々に表情を変えることで、私たちスタッフ含めお客さまに、より季節感を味わわせてくれるように思います。

前回の「はじめての田植え体験!」に続き、はじめての稲刈りと脱穀まで、私の感じたことをラ コリーナ日誌として書かせていただきます!


9月8日。
まさに稲の刈り時!といった景色になったラ コリーナの田んぼ。この日は、真ん中の通路で分けて大きい方の田んぼ(画像左)の稲刈りをしました。

大きい方と小さい方の田んぼでは、それぞれ植えている稲の種類が違います。
大きい方の〈みずかがみ〉 は、滋賀県で開発・育成された早生(わせ)品種で、稲刈りが他のコシヒカリなどに比べて早いものです。

小さい方は〈秋の詩〉という品種で、みずかがみと同様、滋賀県で開発育成されたお米です。
こちらの品種は他に比べて稲刈りの時期が遅く、ラ コリーナでより長く田んぼの景色が見れるように、それぞれ稲刈りの時期が違う滋賀県のお米を植えています。

今年は雨の影響が大きく、例年より収量が落ちた年でした。
田植え後すぐに梅雨入りし、長雨と日照不足で最初の稲の成長が悪かったので、稲がしっかり定着せず除草作業の際に浮いてしまうことが多くありました。また、穂がつき始めてからも長雨に見舞われ、登熟に遅れが出てしまい、稲刈りまでに登熟しきらなかった稲が多かったです。

異常気象による作物への影響はニュースなどで見ることはありましたが、天候が作物の収穫に大きく影響することを実感したのは初めてでした。


稲刈り当日は、雨が降ったり止んだり。
まさに天候も田植えの時と同じで、ますますこの田んぼの景色のはじめとなった5月の田植えを思い出し、私にとっては感慨深かったです。

いよいよ自分たちの手で田植えをした稲の、手刈りの稲刈り!
田植えの時は青々と柔らかくて小さかった苗が、背も高くなり、固くしっかりと育って立っている姿を近くで見ると、成長を感じ、子供の頃の姿を知る親のような気持ちになりました。
穂が長いもの、一つの束が太いもの細いものいろいろで、田植えで植えた苗も同じように、しっかりしたものや細いものなどいろいろあったことを思い出しました。

稲の束を掴み、鎌で根元からザクッと刈っていく感じが、普段ラ コリーナ内でしている草刈りとは違う刈りごたえがあり、おもしろかったです。「ザクッ」となる音も心地よく感じました。

稲を刈り取ったあと、片手でギリギリ掴めるくらいの稲の束を麻紐でくくり、稲架掛(はさが)けをしていきます。

稲架掛けとは、稲架に刈り取った稲を掛けて天日干しし、脱穀するまでに稲を乾燥させたり、お米を追熟させるためのものです。自然の気候で時間をかけて干す稲架掛けは、お米をよりおいしくするんだろうなと思いました。

稲架は田んぼの中に立てるので、稲刈りと稲架立ては同時に行われました。
稲架を立てる場所の周りをまず刈り取り、稲架掛けの場所をあけていきます。
実際に私は稲架立てをしなかったので、どのくらいのスペースをあければ稲架立てしやすいか、刈り取った稲をどこに集めておけば邪魔にならずに稲架の近くに置けるかなどを考えながら、稲架を立てる人と声を掛け合いながら進めていました。

3人1組になって協力しながら進めていく田植えとは違い、稲刈りは黙々と刈り進め、束をくくって掛けていくといった個人競技のようなものでした。

私が1番面白いと思ったのは、稲刈りの途中でふと田んぼから上がって上から見てみると、”稲刈り迷路”ができていたことです!

はじめはまっすぐ刈っていたつもりでもだんだんずれて、遠くで刈っていた人が近くにいたり、稲刈りを進めるうちに突然出会ったり。田んぼの中にいると分からないことが上に上がってみるとよく見えて面白かったです。
田植えの時のみんなで協力して作った”景色”とはまた違い、黙々と刈る個人競技が合わさってそれもすごく面白い”景色”になっていました。

田植えをした時のことを思い出しながらの稲刈りは、稲の成長を目の前で感じられ、また途中面白い景色も発見できて、田植えの楽しさとはまた違う楽しさがありました。

稲刈りが終わり、田んぼ一面にあった稲穂が束でグッと稲架に集まっているのを見ると、私が思っていたより少なく感じました。


次回のラ コリーナ日誌にて、脱穀の様子をお届けいたします。

稲刈り迷路の動画はこちら

ラ コリーナ日誌「はじめての田植え体験!」はこちら http://taneya.jp/la_collina/blog/?p=17828


クラブハリエ | 2021/10/27  11:24
Text : たねやグループ広報室

「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」について前回の日誌では味覚審査までの様子をお届けしました。今回は、ピエスモンテの完成までと受賞式の様子をご紹介いたします。


味覚審査が行われている間、選手たちのピエスモンテ制作は続きます。

例年は、会場内を各国の応援団や関係者が会場を埋め尽くし、作品が完成に近づくにつれて会場の熱気も最高潮になります。今回の大会では、会場に入れるのも事前に申請したごく僅かなスタッフのみ。日本国内でも感染症が拡大している時期であったため選手の家族でさえ容易に会場内で応援することはできませんでした。

そこで会場から運営側がインターネット経由でライブ中継を行い、日本でも会場の様子を見ることができました。
作品が仕上がっていくライブ感。
徐々に高まる緊張感。
<塚田悠也さん>
<赤羽目健悟さん>

各選手の表情や作品の細部まで見られるのはライブ配信ならではの良さがありました。


作品が完成し、審査が行われるメインテーブルへ作品を移動します。
©Christophe Pouget


ゆっくりと丁寧に。
ここで作品が壊れてしまうとやり直しができないので息をのむ瞬間です。

3人が協力しながら全体のバランスを見て微調整を行います。

無事に完成したチームJAPANの作品がこちら。
ピエスモンテ「大自然」/チームJAPAN

日本のパティシエの技術が凝縮された素晴らしい作品が完成し、無事1日目が終了しました。


大会2日目、5カ国のチームの作品完成後、審査が行われ結果が発表されます。

待ちに待った受賞式で、チームJAPANの名前が呼ばれたのは準優勝でした。

呼ばれた瞬間、選手たちの表情には悔しさが滲み出ていました。
7大会ぶりの優勝を狙っていただけに、その悔しさは言葉では言い表せません。


優勝したのはミツバチと受粉の世界を表現したイタリア、3位はフランス。


3人の選手は2019年の国内予選でチームJAPANのメンバーに選出され、2021年1月に向けトレーニングに励みましたが大会は延期に。いつ開催されるか未定のまま、3人集まってのチーム練習もままならない状態が続きました。大会へのモチベーションを保つことの難しさ、感染症対策のため練習も短時間しかできないなど歴代の代表選手とは異なる課題を抱えながらも、3人はオンラインでの打ち合わせを繰り返し、練習を重ね大会に出場しました。

帰国し待機期間を経た原田に今回の大会について話を聞くことができました。

Q.大会が延期になったことについて
原田:大会が延期になったことでモチベーションを保つのは本当に大変でした。しかし、今回の大会はチーム戦なので3人いたからみんなで乗り越えることができました。実践の通し練習は期間がかなり空いてしまうこともありましたが、オンラインでの打ち合わせで意見交換することを心掛けていました。

Q.チームJAPANについて
原田:打ち合わせの中で意見が食い違うこともありましたが、3人いることで1人が間に入り意見をまとめるといった場面が何度もあった。年齢が近いということもありバランスのとれたチームでした。

Q.大会について
日本から送った荷物が1つ届かず、ミキサーやレンジを現地で借りるなどトラブルはありましたが、すぐに対応できるものでした。競技中も小さなハプニングはありましたが、3人で臨機応変に対応しカバーできました。

作品については3位のフランスはアート的、優勝したイタリアはバランスの良い作品でした。チームJAPANの細かく繊細な作品は、評価も高く練習の成果を存分に発揮できました。それは何度も話し合いをかさねた結果だと思います。

今回のチームJAPANは延期があったため約2年間この3人で過ごしました。本当にチームワークのいいメンバーだったと思います。予期せぬ延期や直前のトラブルもあり大変な事も多かったですが、振り返るととても楽しかったです。準優勝という結果で悔しい気持ちはありますが3人で戦えたことはとても刺激的でいい経験でした。



「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は2017年にクラブハリエの代表:山本隆夫がチームJAPANのキャプテンとして出場し、準優勝。以後、若手の育成に力をいれてきました。今大会に出場した原田も山本が成長を見守ってきた若手のひとりです。
【クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2017 :右から2人目が山本】


世界大会への出場経験をもつ山本とシェフショコラティエ原田。二人が手がけるチョコレートは、「クラブハリエバレンタインコレクション2022」でお楽しみいただけます。

公式SNSでは山本、原田がインスタライブ(インスタグラムのライブ配信)でフォロワーのみなさまと一緒に商品開発をする「チョコ部」を昨年5月にスタート。チョコ部から生まれた「ピスタチオサンド」は2021年のバレンタイン期間中連日完売する人気商品となりました。世界大会を終えたシェフショコラティエが加わり、2022年のバレンタインに向けた活動も本格化しています。どうぞご期待ください。

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーはこちら https://www.cdmp-japan.jp/
山本隆夫が出場したクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2017はこちら http://clubharie.jp/cdmp/index.html
チョコ部についてはこちら http://clubharie.jp/corporate/chocobu/index.html
クラブハリエについてはこちら http://clubharie.jp/


クラブハリエ | 2021/10/25  16:56
Text : たねやグループ広報室

みなさまは世界最高峰の洋菓子コンクール「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」をご存知でしょうか?

「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は、1989年にM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)の称号をもつガブリエル・パイアソン氏とヴァローナ(1922年に創業した業務用チョコレートメーカー)によって設立された世界を代表するパティスリーの大会です。この大会は2年に一度開催され、各国の予選を勝ち抜いたパティシエたちがその腕を競う最高峰の場として2021年に第17回目を迎えました。

今回のラ コリーナ日誌ではクラブハリエシェフショコラティエの原田誠也(はらだせいや)がチームJAPANのメンバーとして「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2021」に出場しましたので大会の様子を2回にわけてご紹介いたします。


2021年1月の開催予定だった「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2021」は世界的な感染症の影響で2度も延期に。8ヶ月後の9月24、25日にようやくフランス・リヨンでの開催が決定しました。前大会の出場は21カ国が参加しましたが、今年は直前に辞退する国もあり11カ国の参加に。チームJAPANは、フランス、イギリス、エジプト、韓国、ロシアとともに大会1日目に出場。2日目はチリ、アルジェリア、メキシコ、スイス、イタリアが出場しました。

競技内容は、3種のデザート(アントルメ・ショコラ、レストラン・デザート、アントルメ・グラッセ)とピエスモンテ(飴細工、チョコレート彫刻(前大会までは氷彫刻)、チョコレート細工)の各部門で構成。10 時間の制限時間で課題作品を作り上げます。パティシエの技能、英知が発揮される大会であり、世界を代表するパティシエによって厳正な審査が行われます。


原田は東海調理製菓専門学校の塚田悠也さん、帝国ホテル東京の赤羽目健悟さん、そしてチームを率いる団長にラ・ローズ・ジャポネの五十嵐宏さんらとともに、日本代表『チームJAPAN』として頂点を目指しました。チームJAPANはアジアナンバーワンの上位常連国として知られ近年の大会では4度連続で準優勝しています。

2021年大会の総合テーマは「すべてのアートは自然のイミテーション」。
SDGsが重視され、食品ロスを減らし環境に配慮した素材を使う事が課題の一つです。

チームJAPANはシェア・デザート「サンセット」、 レストラン・デザート「サンライズ」、アントルメ・グラッセ「ジャルダン」の味覚審査の作品と、 飴とチョコレートのピエスモンテを制作しました。原田は「レストラン・デザート」部門で出場します。

フランス・リヨンの現地時刻で午前6時、世界最高峰の洋菓子コンクール「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の10時間にわたる長い闘いがスタートしました。


それぞれ担当部門はあるものの、お互いの動きを意識しつつ足りないものは補いあいながら3人で協力し、作品を仕上げていきます。


味覚を競うケーキやデザートは審査員が食べて判断をします。見た目・味・テーマ性・オリジナリティなど、厳密な審査が終始続きます。

各国のブースで完成したデザートは、審査員のもとへ運ばれます。


シェア・デザート(サンセット)/チームJAPAN:塚田悠也

レストラン・デザート (サンライズ)/チームJAPAN:原田誠也

アントルメ・グラッセ(ジャルダン)/チームJAPAN:赤羽目健悟

目にも鮮やかなチームJAPANのデザート。各審査員はどう評価するのでしょうか。
味覚の審査がおこなわれている間、選手たちはピエスモンテの制作を続けます。制作の様子と受賞式の様子は次回「世界大会への挑戦 ー後編ー」にてご紹介いたします。


 

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーはこちら https://www.cdmp-japan.jp/
クラブハリエについてはこちら http://clubharie.jp/


クラブハリエ | 2021/09/29  09:13
Text : 青木 志歩(広報室)


次世代のシェフにつながるスタッフの発見と支援を目的にした新企画「ハリエプロジェクト」。今年初めて開催したこのプロジェクトには38名にスタッフが参加。一次の書類審査、二次の味審査を経て、4名が決勝に選ばれました。


今回は決勝の様子をご紹介いたします。

決勝の審査員は3名のシェフ。

クラブハリエ グランシェフ 山本隆夫
クラブハリエ ラ コリーナ近江八幡/近江八幡日牟禮ヴィレッジ セクターシェフ 妹尾徹也
オクシタニアル シェフ 中山和大

決勝戦のルールは、まず決勝進出者4名による90秒のプレゼンを行います。そして3名の審査員による味、見た目、価格、プレゼンを評価対象にし、1人10点、合計30点満点の点数で順位を決めていきます。


ライブがスタートしてからしばらくは笑顔の見えたシェフたちも、1人目のプレゼンが始まると真剣そのもの。プレゼン中は見ているこちらが思わず緊張してしまうほど。

<プレゼンの様子>


画像 左:ポテトット(守山洋工房 小俣さん)
画像 右:お米サンド(日牟禮工房 出口さん)

画像 左:レンコンとカボチャと鶏肉のカレーキッシュ(日牟禮工房 真崎さん)
画像 右:バナナメープルパウンド(オクシタニアル工房 廣瀬さん)

いつもはコメントを沢山くださるフォロワーさんにも緊張感が伝わっているのか、コメント欄もいつもより静かです。


<審査の様子>

1人1人のプレゼンを聞き、気になることがあればプレゼンターに質問をします。時々、グランシェフがフォロワーさんのコメントを読みながら返答し場を和ませていました。

集計している間にグランシェフから「僕は2回食べたけど、1回目より2回目、全員ちゃんと変わってます。改善が見れてめっちゃ嬉しい。」とコメントが。二次審査の最後にグランシェフがアドバイスをしたことが、今回の決勝に活かされているようです。

3名の審査員の採点が無事終わり、いよいよ結果発表です。


グランシェフのもとに集計結果が届きました。
3位から順に発表されます。

第3位 バナナメープルパウンド(オクシタニアル工房 廣瀬さん)

中山シェフ
「自分の部下なので言いづらいですが、一次選考の商品は食べたら確実に落ちると思ってました。そこから彼女なりに相談や改良して、この商品になりました。最終は、今日初めて食べたんですが、おいしかったので良かったです。優勝してほしかったですが、社内コンペを通して彼女はすごく成長したと思います。」

グランシェフ
「これは驚くほど良くなりました。バナナは本当に難しい。熱を加えると香りがしなくなるので、それをどう出すか。今回はリキュールの香りが強くでているので、バナナの香りを補う程度の量だったらいいのかなと思います。そのために他の香りを抑えたり、バナナの加工方法を変えるなど工夫できたらいいかな。難しい素材に挑戦してどんどん良くなっていったので、ここからどうするか…でもっと良くなると思います。」


第2位 ポテトット(守山洋工房 小俣さん)

妹尾シェフ
「美味しかったです。芋自体もバナナと同じで、難しい素材。芋が美味しい理由として香りや甘さ、食感が印象に残る素材なのでお菓子自体にも『ココ!』っていう印象に残るポイントがあるともっと良くなると思います。全体的にマイナスがなく、美味しいお菓子でした。」

グランシェフ
「美味しかったです。僕は好きなお菓子です。芋と言えばたねやの商品「長寿芋(ちょうじゅいも)」がありますが、僕の商品開発の基準は今ある商品よりも美味しくしようと考えるのがベース。僕が思う長寿芋の美味しさは、芋の皮を入れているとこ。これには意味があると思います。芋には繊維質があって、ほくほく感があるのが特徴。今回の商品はそれらをなくして綺麗なペーストしているので、芋の味はするけど芋のよさを消してるのかなと少し思います。そこを出してきたらもっと良くなると思います。強いて言うなら、というアドバイスで実際には美味しかったと言うのが本音です。」


第1位 お米サンド(日牟禮工房 出口さん)

中山シェフ
「美味しすぎてびっくりしました。二次審査までを見ているだけでは『そんなに美味しくないのかな』と思っていましたが、パフの食感やキャラメルも良く、味もはっきりしていて美味しかったです。」

妹尾シェフ
「楽しいお菓子だなという印象です。味が「美味しい」は作る側からしたら当たり前という中でデザイン性、味と食感の楽しさがあるお菓子というのが良かったと思います。」

グランシェフ
「いい意味で期待を裏切るお菓子でした。パッと見て『美味しそう』というより『安っぽい』という印象だけど食べるとガラッと雰囲気が変わるお菓子。ラ コリーナは田んぼもあるし、イメージもしやすいので商品としては完成度が高い。『お米サンド』という商品名だが、お米以外の素材が強かった。中はキャラメルサンドという印象。お米感をもう少し工夫できるかなと感じました。全体的にいいので優勝です。おめでとうございます!」


第4位の商品についても3名の審査員からコメントをいただきます。

第4位 レンコンとカボチャと鶏肉のカレーキッシュ(日牟禮工房 真崎さん)

中山シェフ
「美味しいですが、第一回目お菓子の社内コンペということで厳しくつけさせていただきました。170度で40秒という指示通りで温めましたが、すごく温(ぬる)かったので少し辛口の採点しています。考え方やラ コリーナで販売することについては響くものがあったのでよかったと思います。」

妹尾シェフ
「美味しかったです。ただ、キッシュの大会としたら、もっと美味しくする要素があったかなと思います。甘いものの中にある塩気というプラスの面を除き同じ目線で見た時に、弱いというところで4位なのかな。しかし、キッシュを作ることはお菓子作りにもつながるので『もっと美味しく』という目線で工夫すれば、美味しくなると思います。」

グランシェフ
「美味しかったです。鶏好きなので鶏を使っているのが最高でした。実は、これは『ずるい』と言うと『え?』と思うかもしれないが、審査員が喜ぶことを出来るというのは的を得てるという考え方もある。僕は極端な鶏好きなので鶏肉をもってきたのはわかりやすい。但し、決勝は審査員3名。僕の票は1票にすぎず、残り2票をどう取っていくかを考えなければ勝てない。僕はアパレイユ(キッシュの中の生地)のパサつきやざザラつきがもっと改善できるなと感じました。改善点があるということで4位という結果になりました。」


一位に輝いた出口さんよりコメント

「今回、自分が一位になると思ってなかったので、驚いています。社内コンペを通してお菓子を一から考え作る経験ができたこと、3名のシェフに食べてもらい感想をいただけるという貴重な経験ができたことをすごく嬉しく思います。これを仕事に活かして日々頑張っていきたいと思いました。ありがとうございます。」


今回初めての“社内コンペを配信する”という「ハリエプロジェクト」。

一つの商品が生まれる過程を見ていただけたこと、またお客様がどんなふうに商品をご覧いただいているのかなど、新しい発見がたくさんの企画となりました。

ご協力いただいたみなさま、応援していただいたみなさま、本当にありがとうございました。これからもわくわくたのしい気持ちと美味しいお菓子をお届けできるようにがんばりますのでご注目ください。

今回の優勝作品の販売もお楽しみに!


一次審査、二次審査の様子はラ コリーナ日誌ハリエプロジェクト〜次世代シェフプレデビュー企画〜 前編でも紹介しています。

ハリエプロジェクト審査の様子はYouTube、IGTVでもご覧いただけます。
【YouTube】
一次審査

二次審査

決勝

【IGTV】グランシェフ山本のインスタグラムでもご覧いただけます。
IGTV一次審査   IGTV二次審査  IGTV決勝

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