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コンセプト, 藤森先生 | 2018/12/26  17:11
Text : 國領美歩(広報室)

先月から2度にわたってラ コリーナ近江八幡を訪れ、“あるもの”をつくってくださった藤森照信先生。
藤森先生は、ラ コリーナのメインショップ〈草屋根〉・カステラショップ〈栗百本〉・本社〈銅屋根〉・〈草回廊〉などを手がけてくださった、世界的な建築家であり建築史家です。

ラ コリーナの歩みのなかで、藤森先生は無くてはならない存在です。その唯一無二の創造力と共につくり上げようと導いてくださる姿勢、あたたかく魅力的なお人柄は、私たちの道標でもありました。
そして、その過程はいつもワクワクとした驚きにあふれ、大きな刺激をいただいてきました。
今回、先生と何かをつくるのは久しぶりとあって、スタッフ一同とても楽しみにお迎えしました。
さて、何ができるのでしょうか!?


11月28日〜29日。
あらかじめ先生が書いておられたスケッチをもとに、まずは発泡スチロールで何かの型をつくります。

次は土を練りはじめました。土は、ラ コリーナの建物の左官を担当してくださった江口左官さんに相談しながら配合し、粘りなどを調整します。メインショップの土壁にも使用している滋賀県・蒲生産の良質の土に、先生のこだわりでスサ(藁などの繊維質の材料)を混ぜることになりました。

土が完成すると、型にそって形をつくっていきます。すると、だんだん“何か”に見えてきたような・・・
そうです!屋根から突き出た展望室が特徴のたねやグループ本社〈銅屋根〉の模型です。

土製の銅屋根模型づくりは昨年も行われ(その時の記事はこちら)、作品はラ コリーナ本社展望室に展示中ですが、今回はその8分の1のサイズで改めてつくってくださることになりました。

成形作業を終え、「すばらしい。いいね!良いものができました」と藤森先生も満足そうな表情。
ラ コリーナの設計を担当してくださっているアキムラ フライング・シー 中谷社長や西野さん、内装ご担当の匠 土井さんのご協力もあり、たねやグループスタッフも一緒に素晴らしい作品ができました。


12月20日。早朝に降った雨も止み、いよいよ模型を焼く時がきました!
焼き物専用の釜などはないので、ブロックを積んで囲いをつくり、いわゆる“野焼き”で焼き上げます。

「火の扱いは慣れてます。子どもの頃からよくやりましたからね」と薪をくべるのもお手の物の藤森先生。

だんだんと模型の周りを囲うように、薪を足しながら少しずつ火を広げていきます。
「前回のことがあるからね。勢いだけではいけない!」と慎重に作業を進める藤森先生でしたが・・・

やはり炎が上がると気持ちも高揚してきたようです。最後は高温で焼き上げ、無事の完成を祈ります。

「こうしてみたらどうか」「一度試してみよう!」「やっぱりこうしよう!」
そんな言葉を交わしながら、終始ワクワクした雰囲気の模型づくりでした。何かをつくり生み出すことの楽しさを、藤森先生は自身の活き活きとした姿を通して、これまで何度も教えてくださったように思います。
ラ コリーナには、そんな藤森先生のユーモアや遊び心が随所に表れているからこそ、建物としても多くの方を惹きつけるのではないでしょうか。

さて、一晩寝かせて冷ました模型は・・・
まるでラ コリーナ遺跡から発掘したような!?ユニークでなんとも可愛らしい作品が完成しました!


模型が完成し、この日は弊社グループCEO山本と現在進行中の案件についての打ち合わせも行われました。

山本にとっても、藤森先生と共にラ コリーナの夢を描くことはとても貴重で刺激的な時間です。
打ち合わせは机上に留まらず、思わず先生を連れ出して次なる構想の現場へ。

まだ何もない場所にも、藤森先生と山本の目にはワクワクするような新しい展開が広がっているようです。

2018年も多くの人々が集い、様々なことがあったラ コリーナの日々をお伝えしてきたラ コリーナ日誌。
来年2019年もラ コリーナの新たな展開と共に、私たちたねやグループの思いをみなさまにお伝えしていけたらと思います。ぜひご期待ください!

 

※藤森先生とたねやグループについて、過去の記事もご覧ください。


たねや農藝, どんぐりプロジェクト | 2018/12/20  10:06
Text : 水森貴文(経営企画室)

たねやグループでは、2009 年から『どんぐりプロジェクト』という取り組みを行っています。
八幡山でどんぐりを拾い集め、ポットに植えて苗に育て、その苗木を植樹し、ラ コリーナ近江八幡の森づくりをしています。このプロジェクトは、近江八幡・北之庄の地に“ラ コリーナ”の構想を描いた当初から店舗建設着工に先駆けてスタートしました。まだ何もない土地にラ コリーナの夢を描き、「人と自然がつながる場にしたい」という願いのもと、これまで大勢の社員やその家族が参加してきました。

スタートからの目標は、10 万本の木を植えること。今年11月時点で31,276 本を植えることができました。
八幡山や西の湖など、豊かな自然に囲まれながらも旧施設が残る造成地だったこの場所に、近江の原風景ともいえる自然が少しずつ広がってきています。
(※Bosco della memoria〜記念の森〜を通しても、多くのみなさまにご協力いただいています。)

どんぐりプロジェクトも今年で10年目を迎え、より多くの人に参加してほしいとの思いから11月18日、今までの内容から少し変更して開催することにしました。参加者のみなさんが楽しみながら、自分たちの森づくりに愛着を持ってもらえるように、たねや農藝ラ コリーナ造園のスタッフと内容を考えました。

気持ちのいい秋晴れの日。まずは、みんなでどんぐりを拾いに行きます!ただ拾いに行くだけではなく、子どもたちにはラ コリーナのマップを渡して“宝探し”のようにどんぐりを探してもらうことにしました。

どんぐりが落ちている場所にはシールを貼ってチェック。どんぐりの種類も様々です。楽しみながらどん ぐりを拾い、種類の違いを学ぶ事が出来ます。

次は、たねや農藝の工房棟に移動して、自分で拾ったどんぐりで苗に育つよう「マイポッド」を作ります。

どんぐりは芽が出て、30〜40センチメートルほどの苗木になるまでに約1年がかかります。
自分のどんぐりが苗木になったら、また自分の手でラ コリーナに植樹してほしいと思っています。
「自分のどんぐりの木がどうなったかな?」と、これから先、大人になってもずっと愛着を持ってラ コリーナに見に来てもらえたら嬉しいです。

マイポッドには自分の名前を書いてを付けました。「大きくなってね!」という思いがこもっています。


最後は自然の中で、みんなで遊びます!
まずは自然を楽しみ自然を学ぶ「ネイチャーゲーム」です。

ビンゴ形式で、「茶色の虫」「赤い実」「しっぽみたいにフサフサした草」「どんぐりのぼうし」など、
当てはまる自然のものを探しにたねや農藝やラコリーナの森を探検しました。

のびのびと元気いっぱいに動き回り、楽しそうな子どもたちの姿に父親の私も嬉しい気持ちになりました。

そして、自分たちで拾ったどんぐりを使ったおもちゃ作りにも挑戦しました!

つくったのは、“どんぐりコロコロカー”です!
みんな夢中で、出来上がりの完成度に「すごい!すごい!」と大喜びでした。

内容をリニューアルした今回は社内で参加者を募集してすぐに定員に達し、たくさんの反響がありました。
みんなで一生懸命考えた内容に、多くの従業員に興味を持ってもらえたようで嬉しかったです。

会社として、常に新しいことに取り組んで行くことも大切ですが、今まで続けてきた良い取り組みを、さらにより良い取り組みへとアップデートし、今後長く継続していけるようにすることも大切だと思います。
今後は社内から社外へ、いずれはラ コリーナを訪れてくださるみなさまに、ラ コリーナの自然をもっと好きになってもらえるように励んでいきたいです。

 

※どんぐりプロジェクトについての過去の記事もぜひご覧ください!
(2014/4/3)どんぐりの木、育てています。
(2014/8/7)苗植えレクチャー
(2014/11/7)森づくり、里づくり進行中
(2015/7/28)Bosco della memoria(記念の森)
(2017/2/21)どんぐりから広がる未来


フードガレージ, たねや農藝, ランドスケープ, イベント | 2018/12/16  09:58
Text : 望田朝美(広報室)

もうすぐクリスマス。
ラ コリーナでは、木箱をつみきのように積み上げ、山野草や観葉植物などで装飾したクリスマスツリーをギフトショップの店内外で展示中です。

ラ コリーナのランドスケープでお世話になっている重野国彦さんのデザイン案をもとに、たねや農藝のスタッフで製作。全体がツタで覆われていますが、じっとご覧いただくと、木箱の小部屋に小さなツリーがたくさんあるのがおわかりいただけると思います。


苔(こけ)玉や葉っぱのツリー、椿の殻を使ったゆらゆら揺れる様子が可愛らしいツリー・・・



小さなツリーが集まって約3メートルの1つの大きなツリーが完成。

日が暮れる頃にライトアップ。ラ コリーナらしく自然に溶け込むような空間が広がります。

森をイメージするような遊び心あふれるクリスマスツリー。
ぜひ、間近でご覧ください。

 

※展示期間:12/25(火)まで

 


たねや農藝, ワークショップ, 地域, たいまつフェス | 2018/12/14  11:09
Text : 望田朝美(広報室)

12月1日・2日の2日間、ラ コリーナ近江八幡で「たいまつフェス2018 たいまつエキシビション」が開催されました。

近江八幡市では毎年3月から5月にかけて、市内各集落あわせて200基の松明(たいまつ)が結われ、奉火(ほうか)されます。ヨシや菜種ガラを材料に様々な形に結われる松明は地域ごとのお祭りとともに1000年以上も受け継がれてきたものです。

この伝統文化を多くの方に知っていただきたいと、地元団体や各地域の人々の協力を得て、2016年からラ コリーナ近江八幡でたいまつフェスを開催してきました。

今年も、北之庄町、島町、白王(しらおう)町、千僧供(せんぞく)町、長田(おさだ)町の松明が展示されました。


ここでみなさんに各町の松明の特徴をお伝えしたいと思います。

北之庄町「とっくり松明」。
今回は特別に北之庄町の象徴である「のし」という結びを下部に飾ってくださいました。
名前の通りとっくりのような形をした松明です。

島町「ほんがら松明」。
奉火の際、松明の天辺(てっぺん)にいち早く火がつくよう芯が空洞になっています。

白王町「笠松明」。
お祭りでは松明の周りを覆う袴(菜種ガラ)は9段ですが、今回は特別に13段!
奉火中に松明が倒れそうになったら、火の中に入ってまで倒さず燃やしきるそうです。

千僧供町「据(すえ)松明」。
緑葉樹を中心に立て、その周りを丸く竹で囲みます。化粧縄の「華鬘(けまん)結び」が特徴です。

長田町「盃(さかずき)松明」。
心棒に藁束を巻き、菜種ガラを網で編み上げた袴を5段に巻きつけた松明です。


12月1日には長田町「盃松明」をお客様の前で制作・設置を披露するデモンストレーションを行いました。
制作には近江兄弟社高等学校の学生達と「文化遺産として松明を次世代へ贈る会」のみなさんが協力して1基の松明を作り上げます。

初めて松明制作に参加する学生たちは、松明作りに重要な「かしわ結び」「男結び」を何度も教えてもらい真剣に取り組んでいました。

みんなで協力して制作した「盃松明」は高さ約5メートルもある大きな松明となりました。
近江八幡地域で作られる松明は、神様に喜んでいただけるよう、より大きく高くなったそうです。

この大きな松明を人力で担ぎ運ぶ様子は、とても迫力があり勇ましく思えました。
「せーの」の掛け声で立ち上がる大きな松明に、お客様から歓声も。


期間中には「しめ縄作り」のワークショップも開催し、たくさんのお客様で賑わいました。

どんぐりや松ぼっくりを飾ってオリジナルのしめ縄や、クリスマスのリースに。

12月2日の「ミニたいまつ作り」ワークショップでは、同じ素材を使って約1メートルほどのミニ松明を作りました。


ヨシや菜種ガラなど自然の素材で作られる松明。
お祭りで火をつけ神様に捧げた後、松明の灰は田んぼや畑の肥料にしたそうです。
暮らしに根付き、人を繋ぎ、土を育んだ近江八幡の松明。
そんな先人たちの思いや知恵は、「今」の私たちに繋がっています。

「今」から「未来」に。

伝統文化の魅力を多くの方に知っていただきたいと思います。


▼過去の「たいまつフェス」の様子も紹介しています。
〈たいまつフェス2016〉始まりました!
〈たいまつフェス2016〉にぎやかに盛り上がりました!
「たいまつフェス2017」開催!(11/5まで)
たいまつフェス2日目
たいまつフェス3日目


本社〈銅屋根〉, どんぐりプロジェクト, イベント | 2018/11/19  15:05
Text : 篠田路恵(八日市の杜)

10月18日、ラ コリーナ近江八幡のたねやグループ本社で来春入社予定の内定者が参加する「内定者交流会」が行われました。普段は八日市の杜で販売スタッフをしている私も、先輩社員の1人として参加しました。
はじめてラ コリーナに来る方もいたので、本社までの案内をしていると、みなさんから「おはようございます!」「ありがとうございます!」と、とても元気の良い挨拶が!
そのフレッシュさとキラキラした表情に、始まる前からわくわくした気持ちになりました。

まずは、内定者のみなさんへ、グランシェフから歓迎と激励の言葉が贈られました。少し緊張した表情で真剣に話を聞くみなさんを見ていると、私も昨年、同じように交流会に参加した時のことを思い出しました。

年齢も出身地も学校も様々で、全く知らない人たちと打ち解けられるかが一番最初に抱いた不安でした。
しかし、今となると、そんな不安はまったく必要ありませんでした。その時顔を合わせたみんなは、今では大切な同期入社の仲間になりました。

お互いを知るきっかけとして、班ごとに分かれて質問をしあう「チームインタビュー」ではみなさんに笑顔も見え、緊張していた表情もどんどん会話するうちにやわらかな表情になっていきました。

先輩社員として、内定者のみなさんの前で現在の仕事内容などを紹介する場面もありました。
この1年、八日市の杜の販売スタッフとして経験したことや苦労したこと、嬉しかったことや少し成長できたと思ったことなどを、私なりにお話ししました。

店舗での販売やお菓子の製造など、部署によってやりがいや苦労も様々ですが、たねやグループには色々な仕事があることが伝わったと思います。内定者のみなさんは、近い将来の自分を重ねるように、とても興味深そうな様子でした。

その後は、ラ コリーナ近江八幡で進める森づくり「どんぐりプロジェクト」の活動もありました。

どんぐりの木を植えながら、内定者の方とたくさんおしゃべりをしました。
一緒に体を動かしながら作業をしたので、打ち解けてコミュニケーションをとることができました。
今不安に思っていることや入社して頑張りたいことなど、たくさん聞くことができ、去年は私も同じ気持ちだったので「大丈夫だよ!」という思いで色々なお話しをしました。

フレッシュなみなさんと出会い、私もあと半年もすれば、たねや2年生になるのかと実感が湧いてきました。
一緒に入社した同期や、日々一緒に働く先輩方にたくさん助けてもらったり、ご飯に行ったりすることで、今ではあの時の不安がまったく無くなっていることに気づきました。少しずつ馴染めてきたんだなと、自分の変化に対しても嬉しく感じました。

みんなで植えたどんぐりが、やがて大きな木になるように…これからも向上心を持って仕事に励み、成長していきたいです。そして、内定者のみなさんと一緒にお仕事できる日を楽しみに待ちたいと思います。


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