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メインショップ〈草屋根〉 | 2014/06/02  15:07

メインショップにできる応接室の床材を確認。産地や磨き方によって異なる、さまざまな表情の大理石を吟味して選んでいます。


キャンディーファーム(たねや農藝), イベント, 地域 | 2014/05/28  09:09
Text : 梶谷友季子(たねや 大阪高島屋店)

大雨予報の5月12日、私は張り切って長靴を履き、近江八幡の地に降り立ちました。
普段は関西・名古屋地区の百貨店店舗で店長をしているメンバーが全員集合。近江八幡を満喫しに行こう!と、今回の企画が持ち上がったときから、とても楽しみにしていた一日がスタートです。

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まず日牟禮ヴィレッジを見学し、茶屋の座敷でせいろ蒸し膳を。食前の日牟禮餅をはじめ、季節のおばんざいに麦おこわ、そして搗きたてのお餅。すべてが身体と心を喜ばせるものでした。美味しいものを食べられる喜びは、計り知れない幸せだと改めて感じる時間でした。

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食事を終えたあと、私達は、ラ コリーナ近江八幡の目の前にひろがる、“水郷めぐり”を楽しみました。船頭さんの話に耳を傾けながら見る近江の情景は、この地にくらす人々の大切な財産なのだと知ることができました。

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水面から、滋賀県の県鳥であるカイツブリが可愛らしい姿をちらほらみせ、黄菖蒲が咲き誇り、立派なヨシが新緑一色!!ヨシキリが賑やかに鳴いたかと思うと、シロサギがバサッと華麗に飛び立ち、カモが人懐っこく船に近づいてきてくれたりもしました。

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途中、よーく目を凝らして見てみるとカイツブリが卵を温めている姿も見ることが出来ました。80分の水郷めぐり。船の上では、本当にゆっくりとしたのどかなひと時を過ごし、近江八幡の自然を身体いっぱいで感じました。

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船頭さんにお礼を言って次に私たちが向かった先は、ラ コリーナ近江八幡です!!

建設中の広大な土地には、本社、メインショップ、マルシェ、色々な専門店などが作られる予定です。その大きさを実際目で見てみると、このプロジェクトの大きさを改めて実感しました。ここにたくさんのお客様が足を運んでくださっている様子を想像し、みんなの会話がはずみます。

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敷地内で、一足先に動き出している愛四季苑に向かう私達の足元には、何とも言えない優しく心地よい音を立てる竹チップが敷き詰められていました。初めて聞く竹チップを踏みしめたときの音が、私のワクワク感を大きく膨らませました。この竹チップは竹林を整備するため、守るために伐採し、その竹材の活用を考えた結果のものだということに感激しました。

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愛四季苑では、木澤園長に案内して頂きました。たくさんの山野草のすべてが愛情をたっぷり受けて育てられています。また、より自然に近く、野山に咲く姿を表現するような、さりげなさを意識して鉢花が作られていることを知りました。

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そして、山野草の寄せ植えにも挑戦。今回特別に、自分たちの店舗に飾る山野草を、自分たちの手で、作らせてもらえることに。鉢を選ぶところからはじまり、手取り足とり教えていただきながら、全員が夢中になって寄せ植えをしました。なかなか思うように形に出来ず苦労しましたが、体験をとおし、私の中にも、愛四季苑で働く方々と同じような草花に対する愛情が芽生えました。

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ラ コリーナ近江八幡は、たねやグループの考える「こうなったらいいな」「こうなって欲しい」というアイディアがたくさん詰め込まれた場所です。普通なら、「それは難しい」「時間がかかりすぎる」というようなことも、妥協せず、「こうなったらいいな」と考える理想の場所にする熱い想いをあらゆる場所で感じました。

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この日最後に小さな丘を登り、たねやグループの人々の手で植えられたどんぐりの苗木の成長を見ました。そしてどんぐりの木々の前で、多くのお客様から愛されるラ コリーナ近江八幡の姿を思い描きつつ、私達が体験した充実した一日を、お店に帰って一緒に働く仲間に伝えること、そしてお客様にお伝えすることで、ワクワクした想いを共有していきたいとみんなで話しました。

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私達の想いが通じたのか、大雨の予報もどんぐりの木々に優しく降り注ぐ雨に。近江八幡の自然の素晴らしさを肌で感じる一日となりました。

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キャンディーファーム(たねや農藝), フェロー | 2014/05/21  14:50
Text : 事業部

ラ コリーナ近江八幡のベースキャンプとも言える、たねや農藝。建築設計をしてくださった京都大学准教授小林広英先生にインタビューをさせていただきました。熱く、和やかにお話くださる姿が印象的で、笑いもまじえながらの一時間。五回に分けてたっぷりお送りします。 第一回目は、小林先生のこれまでと、研究テーマから。

■地域資源と風土建築

たねや農藝が動き出しています。今回、建物をご担当くださった小林先生に、建物のこだわりや、先生の想いなどをお聞かせいただければと思います。

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小林 どこから話せばいいかなと考えていたのですが…。まずは、たねや農藝の設計に至る経緯からお話しします。
はい。お願いします。
小林 私は、設計事務所に勤めたあとフリーで活動していたのですが、しばらくして、大学でお世話になった先生に誘っていただき、大学に戻ることになりました。研究室では地域資源と風土建築をテーマに研究をおこなってきたのですが、その主たる活動のひとつとして、アジア地域を中心とした少数民族建築の再建プロジェクトというのがあります。これまでに、ベトナム、フィジー、タイで実施してきました。

小林先生対話1

小林 再建プロジェクトでその建築過程をみていると、風土建築には三つの「地域資源」が必要なんだということを改めて認識したわけです。
”地域資源”…ですか。
小林 一つめが、「自然資源」ですよね。集落の周囲にある木や植物の材料を使ってつくる。二つめが、「人的資源」。これは、建物を建てるとき、特に構造体を組み上げるときにコミュニティの合力で作るんです。村の人をわぁーっと集めて。そして、もう一つが、「知的資源」。図面などなしで彼らは建てていくんですけど、在来の知恵や技術をふんだんに持っていてそれらを駆使しながら作って行きます。例えば図面ももっていないのにどのように寸法決めるかと言うと、全部身体のパーツで決めていきます。
すごいですね。
小林 柱と柱のあいだは両手を広げた長さの二つ分とかね。そういうマナーが全部、身体の中に記憶されています。
面白い。
小林 このように風土建築にある在来知の豊かさや自然との共生、地域コミュニティの力をみて、「地域資源と建築をつなげる」、というのを意識して、モノを作っていきたいな、作るのをサポートしたりしたいなという思いが強くなってきました。

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(ベトナム少数民族 カトゥー族の伝統木造建築)

 

■バンブーグリーンハウス

小林 そういうのもあって、地域に根ざす建築とはどのようなものか模索していたのですが、たまたま京都市内で空き地の有効利用に都市型農作物栽培を提案している農学部の先生がいて、それには栽培管理上、農業用ハウスが必要ということで、その上屋を君、デザインしてくれと言われまして。経験はなかったのですが、竹でつくりませんかとその場で提案しました。
なるほど。
小林 竹も、特に放置されているところから取ってきてやりたいと。それで、いっしょに共同してくれた中川竹材店の中川さんと、試作と検討を繰り返して完成させました。竹材の多くは、京都大学桂キャンパス内の竹林整備活動で取ったものを使っています。
バンブーグリーンハウスですね。
小林 はい。この一棟目の経験から、全国いたるところで社会問題となっている里山の放置竹林と、農業の活動とを結び付けるような、社会的意味のある仕組みが作れないかという思いが膨らんできました。その後、近江八幡西の湖の浮島・権座で活動される白王営農組合長の東さんから自分たちも作ってみたいという話をいただき、また、ラ コリーナの前で活動しているNPO法人・百菜劇場の根津さんからも共同建築を提案していただくなど、これまでに計三棟を完成させました。

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小林 一つめは竹の構造体がきっちりできることを確認しました。二つめの権座では地域の人々が共同して自力で建設できるかやってみようということで、これもなんとかできました。三つめは、普通に作っても面白くないので、バンブーグリーンハウスを広めるためにワークショップでしましょうということで、農業新聞の方に頼んで紙面で募集をかけたところ、結構あつまっていろんな方々に建設の経験をしてもらいました。
発展的に広まってきたのですね。面白いです。
小林 そんなある日、百菜劇場の建設が終わって、たまたま手直しのために現場にいたところ、黒い服を着た人たちが沢山こちらにやってきたんですよ。うわ、なんだろうって思っていたら、「ルッキさんです」「えーっ!」という感じで舞い上がった状況でバンブーグリーンハウスの説明をしました。ただ、あちらは私のことを完全に農業関係者だと勘違いしていて、「農夫よ、君はなかなかいいセンスだね」みたいなことを言われたりしまして(笑)。
あはははは!(笑)
小林 全然会話がかみ合わなかったわけですが、その日はそれで終わりました。

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※次回、たねやグループとの出会いと、設計テーマのお話につづきます。お楽しみに。


キャンディーファーム(たねや農藝), キャンディーファーム(愛四季苑) | 2014/05/12  15:10
Text : 木澤千鶴(たねや農藝 愛四季苑)

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たねや農藝 愛四季苑では、約30,000ポット、450~500種類の山野草を育てています。それらの山野草を寄せ植えて、百貨店のたねやのお店に27鉢、県内店の日牟禮の舎・美濠の舎に15鉢~20鉢出荷しています。お菓子を買いに来て下さるお客様に季節を感じていただけるよう、それぞれの季節の山野草を自然に咲く姿のまま鉢に表現することを心がけています。

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日向の山野に育っているもの、落葉樹の下に育っているもの、水辺に育っているもの、高山帯に育っているもの…。その植物がどのような環境に育っているのか、スタッフは日々勉強です。

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これらの山野草は水だけやっていたら育つものではありません。山野草なので、過剰な肥料は必要ありませんが、春これから芽を出して頑張ろうとしている植物たちに「がんばって!」の意味を込めて肥料をあげます。また、秋、「花を咲かしてくれてありがとう」の気持ちでお礼肥をあげます。

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そして、冬には植え替えが始まります。小さなポットで育てているため、一年でほとんどの植物の根がパンパンにはるので株分けをします。ポットから取り出して根をほぐし、水で根を洗います。病気などが付いていたら洗い落すためです。そして新しい土に植えなおします。

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この株分け作業は12月~4月くらいまで行います。その時いろんな発見があります。植物によって、根っこの形が色々ですし、匂いも違います。何年も植え替えていると「この匂いはこの植物だな」と分かってきます。春になればスタッフが愛情込めて植え替えた植物たちが芽を出してくれます。このときの喜びといったらありません。わが子が育ってくれる喜びに似ているかも…。

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そうやって、増えてきた植物を県内店のお店で小さな寄せ植えにして販売しています。最近では、新しい寄せ植えや苗が来る日を楽しみにしていてくださるお客さまも増えてきました。

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また、月一回の寄せ植え教室も今年で4年目です。なかなか、山野草の寄せ植え教室は無いからと、県外からも来てくださるようになりました。コケ玉を作ったり、八幡瓦の上にコケ山を作ってそこに植物を植えたり、山野草に適した鉢を新聞紙とセメントを使って手作りしたり…。また、種蒔きもします。その月に植える植物の育て方を勉強したりもします。メモを取りながら一生懸命話を聞いてくださるお客さまもたくさんです(寄せ植え教室について詳しくはこちら)。

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北之庄の地にやってきて3カ月。一番寒い時にたくさんの方々のお力をお借りして栽培棚を設置しました。今ではその棚いっぱいに植え替えられた植物が並んでいます。今年は、それぞれの育つ環境を日々観察しながら、植物たちにとって一番居心地のいい場所を探していこうと思っています。太陽が差す位置・日向・日陰・風向きなども見ながら。

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ラ コリーナ近江八幡は、お越しくださった方が自然の美しさを全身でたっぷり感じていただける場所になります。季節ごとの様々な花が咲く小道を、楽しみながら散策されるみなさまのことを思い描きながら、日々、育てていければと思います。

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山野草が大好きなスタッフと一緒に!


地域 | 2014/04/25  17:04
Text : 江川伸介(たねや 日牟禮ヴィレッジ)

桜咲く季節になると、お祭り気分になります。

松明まつり、太鼓まつり、すでら渡り。
日牟禮八幡宮で行われる勇壮なお祭り「八幡まつり」は、この三つのお祭りの総称です。

僕は今年もこの地祭りに地元の一員として参加しました。一年ぶりに色々な方と太鼓を担ぎながら掛け声をだし、お酒を飲み、笑いながら楽しむことで、次のお祭りまでの一年間を頑張ろうという気持ちになります。なかなか会うことのできない人と一緒に話をしたりお酒を飲むことで多くのことを学び、新たな発見ができます。

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実はこれまで、あまりお祭りの内容を理解して参加してはいませんでした。 大学3年生までは野球に明け暮れる日々。やっと参加出来たのは大学4年生のときです。知り合いから誘われ参加したのが始まりでした。それまでは町内の人たちの顔もほとんどわからず、交流の場もありませんでしたが、お祭りでいろんな人たちと知り合う機会が増えました。
世代を越えた人たちと一緒に太鼓を担ぎ、掛け声を出してみんなでワイワイ楽しんでいくうちにお祭りの楽しさや地元の良さを知る。伝統ある八幡まつりは五穀豊作を祈る祭りで、今まで1400年近く行われていますが、それ以上に人と人との交流の場であると僕は感じています。

今年も参加して大いに盛り上がり楽しむことができました。
年々参加する方が減ってきていますが、地元にこんな伝統あるお祭りがあることを誇りに思います。琵琶湖のヨシや菜種がらで大きな松明をつくり、燃やす。代々伝わる大きな太鼓を担ぎ、打ち鳴らしながら境内を歩く。こんなにダイナミックなお祭りのある近江八幡の底力はすごいと思います。まつりの楽しさを伝えながら、町内でも積極的に呼びかけていきたいと思うとともに、近江八幡がこれから益々活気ある町になるようにと思っています。
そして僕自身、今まで作り上げてきた昔ながらのお祭りが、この先もずっと続いていくように願いながら参加していこうと思います。

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たねやグループがこの秋オープンするラ コリーナ近江八幡も、この八幡まつりの地域です。お祭りのように楽しく活気があり、世代を越えた、人と人との交流の場になることを楽しみにしています。


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