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秋彼岸のおはぎと並んで広く親しまれてきたのが、春彼岸の〈牡丹餅〉。うるち米やもち米を蒸して搗き、そこに小豆餡やきな粉、胡麻などをまぶした素朴で懐かしいお菓子です。幼い頃、お母さんやおばあさんの手作りの牡丹餅を召し上がった方も多いのではないでしょうか。
小豆は栄養価が高く病を遠ざけるとも言われ、家族が集まる彼岸のお菓子としてふさわしいものです。もち米と十穀米を使ったたねやの〈牡丹餅〉は艶のある粒餡と香り高いきな粉を用い、家庭で作られていたお菓子らしい味わいを残しています。
4月8日はお釈迦さまがお生まれになった〈花まつり〉の日。それを祝って天の龍が五色の甘露の雨を降らせたという言い伝えがあります。全国のお寺では、白い大きな象を子どもたちが引いて練り歩く稚児行列や、龍にならって花で飾られた誕生仏に甘茶をかける行事が行われます。たねやの〈五泉〉は五色の甘露にちなんで、甘茶を練り込んだ求肥で粒餡・こし餡・胡麻餡・白小豆の粒餡・みそ餡を包みました。五色のそぼろも優しい色合いです。