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ラ コリーナ日誌

より良いラ コリーナ カフェへ
Text : 広報部
- #メインショップ〈草屋根〉
こんにちは。ラ コリーナ近江八幡メインショップ カフェ店長の谷田英昭です。
この1年間、カフェにも本当に多くのお客様にお越しいただきました。誠にありがとうございました。
ラ コリーナ カフェは今までのクラブハリエにはあまりなかったセルフスタイルの喫茶スペース。
先にオーダーしてお会計を済ませてから好きな席についていただいたり、お水は紙コップを使っていたり。
このカジュアルな感じに、お客様から「おや?」という反応をいただくこともありますが、だんだん慣れてきてもらっているように思います。
ここでは焼きたてバームクーヘンとドリンクのセットを中心メニューとしてお出ししています。
バームクーヘン専門店のため「ケーキはないの?」というお声にはお応えできませんが、「バームクーヘンを食べたい!」とご来店いただいたお客様には、できる限りお待たせせずにふわふわのバームクーヘンを楽しんでいただいています。クラブハリエとしても僕にとっても新しいやり方に挑戦した1年でした。
接客はその時々の状況判断が難しいですね。やりすぎてもだめだし、カジュアルすぎるのもよくない。
お客様にとってより居心地よく落ち着く空間にするため、正解はありません。セルフスタイルといっても年配のお客様も多いので、スタッフには「セルフだからやらなくていい。ではない」という指導をしています。
設計と同じく、カフェの照明や机、椅子などの内装も藤森照信先生によるもの。
昨年8月、新たに奥のフロアも広がり、座席数も37席から70席とほぼ倍になりました。それに伴って、特に暖炉スペースなどでゆっくり過ごしていただいていますね。
カフェからは、僕も田植えにに参加したたねや農藝の田んぼが見えます。
まだお客様には入っていただけないのですが、席から眺めて興味を持ってくださっています。
新たなスタッフの採用面接などをしていると、最近は「ここで、自然に囲まれて働きたい」という方がけっこうおられます。地域の方が“自然に学ぶ”というラ コリーナ近江八幡の方針に共感してくださっているんだと感じる瞬間ですね。
今年はカステラ専門店と卵にこだわったオムライスなどの飲食店を併設した「栗百本」、軽食やドリンクを気軽に楽しんでいただける「コンテナショップ」など、次なる展開も控えています。
新たな施設ができてくると、お客様の動きも変わってくると思います。現状は焼きたてのバームクーヘンを一番良い状態で召し上がっていただける場所がカフェですが、やはりそれぞれの場所の役割が出てくると思うので、それによってはこのスタイルを変えていく可能性もあるでしょう。
僕は「どんどんやりましょう!変えましょう!」というタイプではないですが、変わる状況にいかに迅速に対応していくかは常に意識しています。アイデアや構想は両社長の中にいっぱいあるので、それをどう具体的に実現していくかが僕らの仕事だと思っているので。
「こう変えたい!こんな風にやりたい!」という夢を「そんなことできません」って言えば終わりじゃないですか。「できません」では何も進まないし、できるためにどうするのかを考えないとと思っています。
ただ、社長のスピード感がだいぶ早いので、それについていくようにしないと。わからない、ついていけないでは進めないですから。
焼きたてのバームクーヘンを召し上がっていただけるのは関西でもここだけなので、今後はさらに新しい層のお客様もお迎えしていきたいですね。
でも、僕自身は何か目新しいことをやらなければいけないということは、まだあまり考えてないんです。それぞれの持ち場でやるべきことをしっかり果たしてこそより良いお店になると思うので。
オープンから1年間のモチベーションはそのままに、現状やるべきことをしっかりやっていく。それがお客様にも伝わると嬉しいですね。










