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ラ コリーナ日誌

近江八幡の自然を身体いっぱいに

Text : 梶谷友季子(たねや 大阪高島屋店)

  • #キャンディーファーム(農藝)
  • #イベント

大雨予報の5月12日、私は張り切って長靴を履き、近江八幡の地に降り立ちました。 普段は関西・名古屋地区の百貨店店舗で店長をしているメンバーが全員集合。近江八幡を満喫しに行こう!と、今回の企画が持ち上がったときから、とても楽しみにしていた一日がスタートです。

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まず日牟禮ヴィレッジを見学し、茶屋の座敷でせいろ蒸し膳を。食前の日牟禮餅をはじめ、季節のおばんざいに麦おこわ、そして搗きたてのお餅。すべてが身体と心を喜ばせるものでした。美味しいものを食べられる喜びは、計り知れない幸せだと改めて感じる時間でした。

th_002 th_003 食事を終えたあと、私達は、ラ コリーナ近江八幡の目の前にひろがる、“水郷めぐり”を楽しみました。船頭さんの話に耳を傾けながら見る近江の情景は、この地にくらす人々の大切な財産なのだと知ることができました。

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水面から、滋賀県の県鳥であるカイツブリが可愛らしい姿をちらほらみせ、黄菖蒲が咲き誇り、立派なヨシが新緑一色!!ヨシキリが賑やかに鳴いたかと思うと、シロサギがバサッと華麗に飛び立ち、カモが人懐っこく船に近づいてきてくれたりもしました。

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途中、よーく目を凝らして見てみるとカイツブリが卵を温めている姿も見ることが出来ました。80分の水郷めぐり。船の上では、本当にゆっくりとしたのどかなひと時を過ごし、近江八幡の自然を身体いっぱいで感じました。

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船頭さんにお礼を言って次に私たちが向かった先は、ラ コリーナ近江八幡です!!

建設中の広大な土地には、本社、メインショップ、マルシェ、色々な専門店などが作られる予定です。その大きさを実際目で見てみると、このプロジェクトの大きさを改めて実感しました。ここにたくさんのお客様が足を運んでくださっている様子を想像し、みんなの会話がはずみます。

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敷地内で、一足先に動き出している愛四季苑に向かう私達の足元には、何とも言えない優しく心地よい音を立てる竹チップが敷き詰められていました。初めて聞く竹チップを踏みしめたときの音が、私のワクワク感を大きく膨らませました。この竹チップは竹林を整備するため、守るために伐採し、その竹材の活用を考えた結果のものだということに感激しました。

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愛四季苑では、木澤園長に案内して頂きました。たくさんの山野草のすべてが愛情をたっぷり受けて育てられています。また、より自然に近く、野山に咲く姿を表現するような、さりげなさを意識して鉢花が作られていることを知りました。

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そして、山野草の寄せ植えにも挑戦。今回特別に、自分たちの店舗に飾る山野草を、自分たちの手で、作らせてもらえることに。鉢を選ぶところからはじまり、手取り足とり教えていただきながら、全員が夢中になって寄せ植えをしました。なかなか思うように形に出来ず苦労しましたが、体験をとおし、私の中にも、愛四季苑で働く方々と同じような草花に対する愛情が芽生えました。

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ラ コリーナ近江八幡は、たねやグループの考える「こうなったらいいな」「こうなって欲しい」というアイディアがたくさん詰め込まれた場所です。普通なら、「それは難しい」「時間がかかりすぎる」というようなことも、妥協せず、「こうなったらいいな」と考える理想の場所にする熱い想いをあらゆる場所で感じました。

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この日最後に小さな丘を登り、たねやグループの人々の手で植えられたどんぐりの苗木の成長を見ました。そしてどんぐりの木々の前で、多くのお客様から愛されるラ コリーナ近江八幡の姿を思い描きつつ、私達が体験した充実した一日を、お店に帰って一緒に働く仲間に伝えること、そしてお客様にお伝えすることで、ワクワクした想いを共有していきたいとみんなで話しました。

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私達の想いが通じたのか、大雨の予報もどんぐりの木々に優しく降り注ぐ雨に。近江八幡の自然の素晴らしさを肌で感じる一日となりました。

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