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鳴子の秋
コンセプト | 2016/09/12  17:32
Text : 桂浩子(たねや近江文庫)

8月の終わり、ラ コリーナでは棚田側の田んぼの稲を刈り入れました。刈り入れ後は稲架(はさ)にかけて天日干し。約一週間じっくりと乾燥させたあと脱穀にかかります。日に日に色づくメインショップ側の田んぼも、今月中には稲刈りを行う予定です。

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刈り入れを控えた稲穂のあいだに、先日見なれないものが建ちました。真っすぐに立てた竹に、荒縄に結ばれたいくつもの板。縄を引っぱればカラカラと音が鳴ります。この板の名前は鳴子(なるこ)。田んぼにやってくる鳥を追い払うための道具です。

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ラ コリーナの“自然に学ぶ”農業では農薬を使いません。だからでしょうか。田んぼを中心にさまざまな生きものが見られます。稲穂の上を飛ぶアキアカネ、草むらにはバッタ。畔から飛び出すイナゴやカエル。そして、稲をついばみにスズメも群れでやってきます。

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できる限り人の手で行う農業とはいえ、ずっと田んぼを見張るわけにもいきません。そこで困ったスズメへの対策は、昔ながらの知恵にならいました。堅いケヤキの木でつくる鳴子は、縄ごと引っぱれば一斉に音を立てて鳥を驚かせます。古くから米づくりに欠かせなかった鳴子。昔は刈り入れ間近の稲を守るため、農家では交替で鳴子を揺らす番をしたそうです。

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今回、鳴子を手がけたのは北之庄菜園の藤井茂男さん。メインショップ側の田んぼと棚田用に約40個の鳴子をつくってくれました。

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ラ コリーナでの鳴子の役目は稲刈りまで。20日にはメインショップ側の田んぼの稲刈りを行う予定です。昔ながらの稲架かけの風景とともに鳴子の音もお楽しみください。

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