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世界一を目指して!〜フランス本選編〜
コンセプト | 2017/01/23  19:42
Text : 國領美歩(広報室)

1月22、23日の2日間、世界中のパティシエが目指す“夢の舞台”世界最高峰の洋菓子コンクール「第15回 クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2017」が開催されています。
この大会はフランスの“食の都”ともいわれるリヨンで1989年から2年に1度行われ、各国の予選を勝ち抜いたパティシエが3人一組となり、国の代表として世界一を目指します。

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現地の日付で22日、参加22カ国中半分の11カ国の競技が実施され、チームJAPANも10時間にわたる過酷な闘いを無事終えることができました。日本のテーマは「Frog Jazz(カエルのジャズ)」。チョコレートやアメ、氷でつくられた愛嬌たっぷりのカエルたちが楽器を持って、愉快にジャズを奏でる様子を表現しました。

クラブハリエ社長/統括グランシェフの山本隆夫、シュゼット・ホールディングスの駒居崇宏シェフ、森永商事の植﨑義明シェフ、そして寺井則彦団長は、疲れの中にも「全てを出し切った」というような晴れ晴れとした表情で、その姿はとてもとても誇らしく格好良かったです。

いよいよ今日、結果発表です!日本時間の1月24日午前3時頃、みなさまにご報告させていただく予定です。


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「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は、世界から約19万人が来場するヨーロッパ最大規模の外食産業見本市「SIRHA(シラ)」内で開催されるコンクールの一つ。とても大きな会場に“食”に関する仕事をする様々な人々が集い、新たな知識を得たりビジネスを広げたり、職人は自分の腕を世界の場で試すなど、夢と可能性に満ちた場です。

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午前6時30分、大会がスタート。山本はアントルメ・グラッセ(アイスケーキ)の仕込みを進めた後、氷彫刻に取り掛かりました。
一瞬たりとも動きを止めず、ノミやチェーンソーを手に氷塊に向き合う山本。応援席にまで伝わってくるほどの集中力で、氷の塊に命が吹き込まれてゆきました。

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山本の手によって、ウッドベースを弾く氷のカエルがどんどん生き生きとしてきます。

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最後に3人で氷彫刻の作品を移動させるときは、みんな息を飲んで見守りました。

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その後山本は、マンゴーやココナッツなど様々な味が組み合わさったアイスケーキを仕上げ、審査が行われました。各国の審査員が味やカット面、オリジナリティなどを厳密に評価します。

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植﨑シェフはチョコレートのピエス(オブジェ)と、アシェット・デセール(皿盛りデザート)を担当。今にも動き出しそうなカエルと鍵盤から音が鳴りそうなピアノは、多くの注目を集めていました。

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アメのピエスとアントルメ・ショコラ(チョコレートケーキ)を担当したのは駒居シェフ。美しく華やかなカエルが持つ手には、最後に駒居シェフの手でシャンパンが注がれました。

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3人それぞれが自身の作品に集中しながらも時には声を掛け合い、信頼のあうんの呼吸で一つの作品を作り上げているようでした。ラ コリーナ近江八幡のそばにある寮で、何度も何度も練習を重ねてきたチームJAPANの集大成となりました。

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審査員もつとめられた寺井団長も、最後まで力強くチームを支えてくださいました。

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観客席では、3社の応援団に加え、チームJAPANを支援してくださっているスポンサーのみなさま、そしてパティシエを目指す辻調グループフランス校とスーパースイーツ製菓専門学校の学生さんも一緒になり、手作りの応援歌で「植﨑!駒居!山本!」と思いを込めて呼び掛けました。ほかの国の応援団とも一緒になって会場を盛り上げました。

たくさんの思いはきっと選手にも届いたのではないでしょうか。思いの込もったあたたかみを感じる作品が完成しました。山本が彫ったチョコレート彫刻のカエルもとってもいい表情してますよね!

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この大会はパティシエにとってまさに“夢の舞台”。洋菓子という一つの道を何よりも極めた者しか立てない特別な場所です。本番前、山本は「最後は自分とのたたかい」と話していました。
もちろん20カ国をこえるライバルの存在はあるけれど、どの国の代表選手も他国と競いながらも、「自分たちの力を最大限発揮したい」という思いで競技に臨んでいるように感じました。
常に自分の限界に挑戦し続けることの意味を、精一杯競技する選手のみなさんの姿から教えていただいたように思います。
(撮影:藤木潤一)

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