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たねやの「富久豆」〜手の温もり〜
コンセプト | 2020/01/31  09:19
Text : 望田朝美(広報室)


『鬼は外、福は内』
この掛け声を聞くと、何を思い浮かべますか?

“節分”

“節分”とは、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払い新年の年神様をお迎えするために、2月3日には厄年の人に限らず一年の厄を落とし邪気祓いする行事のことです。

たねやが34年間お届けしている「富久豆(ふくまめ)」という歳時菓子があります。

『変わらない良さがある。変わらない豊かさというものがある。』

今回の日誌では、和菓子職人の「手の温もり」についてお届けしたいと思います。


お多福さんのお面と、うっすらと砂糖をからめた豆菓子の詰め合わせの「富久豆」面作りは、昨年12月初旬から翌年1月半までです。

職人が力強くこねて作る生地は※雲錦仕立て。お多福さんのお面となる素材です。

※雲錦仕立て=つくね薯に砂糖をすり合わせたものに、片栗粉と※寒梅粉を混ぜ合わせてこねたもの。
※寒梅粉=蒸して搗き、餅にした後、乾燥し粉にしたもの。

こねた生地を均等に伸ばします。

お多福さんの型で、生地を素手でさすりながら形を整えます。手の感覚が頼りとなるこの作業は、少し力を加えただけで生地の厚みやバランスが崩れてしまい職人の技術力が問われる繊細な作業です。
均等に…。滑らかに…。素早く…。


できたお面は片栗粉を敷いた中で乾燥させます。


乾燥させたお面に表情をつける作業「面描き」。
頬 → 目 → 口 → 髪の毛 の順番に描きあげます。

【写真(上):頬】

【写真(上):目】

【写真(上):口】

【写真(上):髪の毛】


『みなさまが笑顔ですごせますように…福が来ますように…。』と、ひとつひとつ職人の思いを込め製造しています。


効率化が進む現代において、これほど手間をかける背景には、「たねや」の伝統を継承する職人の思いが込められています。
人と人とを繋ぐお菓子という温もり…。

四季折々の行事(歳時)とお菓子は、日本文化の暮らしに深い結びつきがあります。
1年の巡りに感謝し、健やかに季節を感じることができる暮らしを心がけたいものですね。



節分に邪気を払い、たくさんの “福” がみなさまに訪れますように…。
職人がひとつひとつ丁寧に作ったお多福さんの表情は少しずつ違います。やさしいお多福さんの笑顔を、ぜひお楽しみください。

【販売店舗】
たねや全店舗、オンラインショップにて(〜2/3まで販売)

【たねや、クラブハリエ YouTube動画】
【たねや】富久豆(お多福さんの製造)


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