2021年の節分は、2月2日(火)なのをご存知ですか?
36年間「節分=2月3日」が続いていたのですが、2021年は37年ぶりに変動し2月2日が節分になります。
2月2日が節分になるのはなんと124年ぶりだそうです。
“節分”とは、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており
それを追い払い新年の年神様をお迎えするために
立春の前日に一年の厄を落とし邪気祓いする行事のことです。
たねやでは節分にあわせてお多福さんが愛らしい「富久豆」をご用意しています。
今回は富久豆(ふくまめ)を製造している徳谷(とくや)工房長にお話を伺いました。
■富久豆を作る上でこだわっている事はありますか?
お客様が一年間、笑顔で過ごせるように心を込めて製造を行っています。
■豆(品種:たまふくら)を選んだ理由を教えてください。
普通の豆よりひとまわり大きく、いろいろ食べ比べた中で一番おいしかったからです。
■お面作りはどれくらいの期間されますか。
毎年12月初旬から翌年1月中旬までの期間、製造します。
■お多福さんの型押しの技術は新人さんでもできるものですか。
新人さんなら約1年間でできるようになります。
ただ、どんなベテランでも現状に満足せず、より良い型を作るように努めています。
■お多福さんの顔を描くためにみなさんどんな練習をされますか?また新人さんでも描けるものなんでしょうか。
製造のロス(廃棄)になったお面で何度でも練習します。面描きの技術習得までは約3年。
人によりますが新人さんでも1年で一部は描けるようになります。
※富久豆の表情はイカスミを使って描いています。
■顔の表情は描く人によって微妙に違うように思いますが、それも愛嬌なんでしょうか。
手作りですので一つとして同じ表情はありません。表情は一概には言えませんが、
女性の方が理想に近いかわいい感じに描けます。男性が描くと心なしか力強くなることが多いように感じますね。
お客様一人一人のオリジナル商品として楽しんでほしいです。
■徳谷工房長が思う富久豆とは。
たねやの風物詩として、伝承していく商品です。
■ありがとうございました。
徳谷工房長のお話を伺うと、商品ひとつひとつの表情の違いを比べてみたくなりますね。
手づくりのお多福さんのお面は雲錦(うんきん※)仕立てですのでお召し上がりいただけます。
また、おめでたい紅白の化粧紐で結い、福招きの壁飾りとしてもお使いいただけます。
玄関や柱の恵方にあたる方向(2021年の恵方は南南東)へお飾りください。
(※雲錦…つくね薯に砂糖をすり合わせたものに、片栗粉と寒梅粉(お餅にを乾燥して粉にしたもの)を混ぜ合わせてこねたもの。
今年一年、みなさまが無事に過ごせますように。たねやから「富久豆」をお届けいたします。
【富久豆製造の様子を動画でご覧いただけます】
富久豆(お多福さんの製造)