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ラ コリーナ日誌
はじめての田植え体験!
Text : 川尻 七魅(キャンディーファーム)
- #サステナビリティ
- #キャンディーファーム(農藝)
- #お米づくり
5月21日と28日、ラ コリーナ近江八幡で田植えを行いました。 私にとってははじめての田植え体験です! 21日はあいにくの雨でしたが、私は楽しみに思う気持ちが断然大きかったです。 田んぼに入り手も足も泥だらけ。 一歩進むたびに足がすっぽりと沈み、力いっぱい足をあげなければ抜けないところもありました。 けれど嫌な感じはまったくなく、田植えをしている間、私の心は幼いこどものようなわくわくした気持ちでいっぱい! ずっと田んぼに入っていたいような心地でした。 少し温かい泥を手ですくってみると、手から流れ落ちるくらいの柔らかさ。ぎゅっとつかめるくらいの泥だんごの泥を想像していたので、意外に思いました。 3人1組になり「せーのっ」でタイミングを合わせ木枠を転がしながら、稲苗を植えて進んでいきます。この木枠が苗をまっすぐ等間隔に植える目安になります。 木枠は左右の力の差で斜めになったりするので、真っすぐに修正しながら転がしていきます。 田んぼの中では足を取られ、腰もかがめながら進んでいくので体力がいります。声をかけ合い3人で交代しながら、1つのラインを植えきりました。 けれど私は疲れを感じず、ずっとやっていたいと思うほど楽しんでいました。
ラ コリーナでは機械や農薬を使わず、毎年手植えで田植えをします。 除草の際も、手押しの除草機を使います。 収穫できるお米の量は大きい方の田んぼで約800kg、小さい方で約600kgくらいになります。 稲苗は1回に約3〜5本ずつ植えますが、それでだいたいお茶碗1杯分のお米が実ります。 みんなでたくさんの苗を植えたのですが、収穫予定の量は私が思っていたより少ないと感じました。 そして稲は植えるまでに、たくさんの準備が必要です。 稲の播種(種まき)から田植えまでの育苗はキャンディーファームで行い、私も播種や育苗プールの設置などに携わりました。 稲苗は水の管理と、日に当てる具合の調節が重要です。 今年の稲苗は日に当てる時間が短かったので、少し細い苗になってしまいました。
お菓子の原材料にもなるお米作りをスタッフが実際に体験し、お米が当たり前にあることや、農家さんへの感謝を改めて感じることに、ラ コリーナで田植えをする意味があるのだと思います。 それに加え、私が今回の田植え初体験で強く感じた事はとにかく手植えする楽しさ! そしてみんなと楽しみながらラ コリーナの景色を作ることができる喜びです。 キャンディーファームでの育苗をはじめ、私自身が楽しみながらした田植えがラ コリーナの景色になることを、とても嬉しく思います。 私はラ コリーナが大好きで、いつも幸せ空間だと思っています。 雑草を含め自然と共に在り、自然は四季の良さを感じさせてくれます。 足を運んでくださるお客さまがラ コリーナの自然を見て「癒される」と言ってくださるように、草花や自然の景色は、私たちの心を癒やしてくれます。 お菓子屋さんでありながら、自然に学び、自然と共に在り、植物も虫も動物も人も生き生きできる場所です。 このようなお菓子屋さんは、全国どこを探してもないと思います。 ラ コリーナの中で自然に学びながら景色作りに携われること、日々の変化が見れることに喜びを感じながら、キャンディーファームで仕事をしています。 これからもたくさんの方にラ コリーナの魅力を伝え、ファンを増やしていきたいです。