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ラ コリーナ日誌

森づくりのシンボル

Text : たねや文庫(桂浩子)

  • #サステナビリティ
  • #プロジェクト
  • #ランドスケープ

メインショップ前の柿傘ちかくにある小道をご存知ですか? ゆるい坂を登った先にみえるのはたねやグループの森づくりのシンボル「Bosco(ボスコ)」。イタリア語で森や林を意味するこの場所は、土づくりと植樹をへて、2019年に行われた「鎮守の森のプロジェクト」でお披露目されました。 この秋、Boscoはさらに植樹を行い大きく変化します。 今回の日誌ではグループの森づくりの記録とともに、ランドスケープアーキテクトの重野国彦(しげの くにひこ)さんからBoscoに込めたメッセージをお届けします。


たねやグループでは2015年にラ コリーナ近江八幡がオープンする前から八幡山(はちまんやま)とつながる森づくりを「ラ コリーナ構想」として進めてきました。八幡山で拾ったどんぐりをポットに植え、育てた苗木を敷地に植える“どんぐりプロジェクト”は2009年から。また、構想にご賛同いただけるお取引業者様や個人の方々による記念植樹“Bosco della memoria(ボスコ デッラ メモリア)”も今日まで続いています。 ただ、植樹場所がラ コリーナの敷地全体に及ぶため、木々が育つ様子をご覧いただくことが難しい場合も多くありました。そこで、森づくりのシンボルとして新たに作られたのがBoscoです。 Boscoの広場から伸びる小道はメインショップへつながるほか、いくつかは林の中へと続いています。踏み石の間隔が狭く大人には少し歩きにくいこの道は、じつは子どものためのもの。林の中を探検したり走り回ったり、自由に楽しんでほしいという願いから作られました。 また、あちこちに据えた丸太や切り株はラ コリーナ内の工事で出たものを活かし、敷き詰めた落ち葉は森の雰囲気をかもし出すとともに、土を育て、木の成長も助けています。 その落ち葉のさらに下、木々を支える土には琵琶湖に繁茂する水草を使った堆肥(たいひ)を滋賀県から分けていただき、Bosco全体に使いました。 Boscoにはアラカシやクヌギ、シロダモなど八幡山の植生にあわせた木々を植樹しています。これも八幡山につながる森づくりの一環です。 10年来つづく”どんぐりプロジェクト“や”Bosco della memoria“で植樹いただいた木々はラ コリーナの敷地に点在し、一本一本の生長を直接確かめてもらうことはできません。その分、森づくりのシンボルとして作ったBoscoで育つ木々をあたたかく見守っていただきたい、そう願っています。


春に基礎工事が完了しましたが、Boscoとしての仕上げと植樹は秋から再開します。たねやグループの森づくりが感じられる場を作りたい。これからの仕上げ、植樹を楽しみにしています。 子供の頃に安土山や観音寺山の踏み分け道を走り回ったことが原風景になっています。近頃は子供が森で遊べる環境が少なくなっているので、Boscoでそんな体験、探検を感じてもらえると、と楽しみながら創っています。 ランドスケープアーキテクト 重野国彦


たねやグループの森づくりが終わりがないように、Boscoの変化はこれからも続きます。木々が育てば広場からみえる景色もどんどん変わっていくでしょう。 生長しつづけるラ コリーナのBoscoをどうぞお楽しみください。 ※どんぐりプロジェクトについては過去の記事をご覧ください。 どんぐりプロジェクト