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ラ コリーナ日誌

小豆の旅(下)【北海道・十勝】

Text : 田中一弥(原材料管理室)

  • #素材をめぐる旅
9月のお彼岸の頃、電話で「そろそろ小豆があがるよ」と知らせがあり、 十勝に飛びました。 この頃の十勝の最低気温は10℃前後。 朝晩はもうかなり冷え込みます。 8 でもこの朝晩の冷え込み、寒暖の差が、美味しい小豆を生む秘訣です。 莢(さや)にはたくさんの小豆が詰まっています。 11 ここの生産者のみなさんは、小豆の収穫のことを「あがり」と呼びます。 双六のあがりと同じですね。 広大な農地を休みなく、ずっと世話してきたわけですから、 ようやく一息つけるといった心情でしょうか。 静かにあがりを待つ小豆たち。 17 こだわりぬいた小豆づくりをされているビーンズ倶楽部会長の西野さん。 ビーンズ倶楽部とは、ここ十勝の地で、有機的な豆栽培に取り組み、 農薬、化学肥料を、北海道の慣行施肥基準の5割以下に落とし、特別栽培で作付けをされている生産者団体です。 食べる人に優しい豆をつくりたいという、強い信念をもった方たちです。 23 こちらはビーンズ倶楽部の山﨑さん。 15 ビーンズ倶楽部の山田さん。 「たねや小豆農場」の看板があがっているのは山田さんの畑です。 19 あがりをまつ小豆たち 其の二。 16 このイケメンは高道さん。 今回は高道さんの畑のあがり(収穫)にご一緒させていただきました。 6 今年は、小豆の成長する夏までの気温が暖かかったこと、 台風の影響がほとんどなかったことから、とてもよい品質の小豆になったそうです。 新しい豆であんこを炊くのが楽しみです。 7 小豆の収穫方法はまず、ビーンカッターという機械で小豆を茎の根元から地面から切り取り、 次にビーンスレッシャーという機械ですくい上げて脱穀します。 5 それにしても広い畑です。 高道さんの畑は小豆だけで2ヘクタールもあります。 大きい野球のグランド2つ分くらいはありそうです。 12 小豆の莢がぎっしりついています。 27 ビーンスレッシャーに乗せてもらい、高道さんの奥さんのとなりでお手伝い。 あまり役に立ってません。 13 タイヤの大きさを見ていただければわかりますが、 これだけの大型機械が必要なのも北海道ならではの光景です。 14 脱穀した小豆を積み込みます。 9 くすみのない、きれいな色の白小豆です。 くせのない素直な味が特徴で、どらやきの白つぶ餡に使用しています。 3 高道さんのお父さんとたねや愛知川工場の藤澤工場長。 息子さんの仕事ぶりをやさしく見守りながら小豆談義。 1 収穫後、選別工場に集められた小豆。 これはたねやの代表銘菓「ふくみ天平」に使用する「エリモ」という品種です。 たねやにとって、とても大切な小豆です。 28 この選別工場では最新鋭の機械で、不純物、色の悪いものを取り除き、 大きさ別に選別、みがきを行います。 最後は人間の目で小豆をチェックします。 22 左がたねや用に選別していただいている小豆。 栽培から選別まで特別仕様です。 お菓子の材料は全て自然から生まれるもの。 同じ品種や産地でも、年ごとに少しずつ違います。 毎年12月頃、その年に収穫した全ての品種の小豆をたねやの工場で味見し、お菓子の配合を決めていきます。 お菓子づくりは自然と向き合うこと、と言っても過言ではないと僕は思います。 2 十勝滞在最後の夜、生産者の皆さんがバーベキューでもてなしてくれました。 感激です。 24 おししい料理とお酒、そして最高の小豆をありがとうございます! 25 今年も最高の小豆が収穫できました。 18