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ラ コリーナ日誌

チョコレートの祭典 サロン・デュ・ショコラ パリへ 後編

Text : 大久保俊輔(チョコ工房工房長)

  • #クラブハリエ
  • #バレンタイン

10月28日、いよいよ念願の『サロン・デュ・ショコラ パリ』へ。
『サロン・デュ・ショコラ』は、世界中から一流のショコラティエやブランド、チョコレートが集まる、世界最大級のチョコレートのイベントです。

チョコレートの展示方法が印象的!マルシェのような見せ方でワクワクします。こういったお店には人が絶えず並んでいました。

モールドショコラは並ぶと壮観。
クラブハリエのバレンタイン会場でもいろいろな種類が並べられるように考えていきたい。

本場のサロン・デュ・ショコラはフランクな雰囲気で、子供や家族連れの姿も見えました。チョコレートを日常的に楽しむ習慣があるからこそだと感じました。

Julien Dechenaud (ジュリアン・デシュノ)

おすすめしてもらったショコラトリーでボンボンショコラを購入。
ボンボンショコラは「ひと口サイズのチョコレート」という意味です。

フランスのショコラトリーはプラリネ系のボンボンショコラの種類が豊富。プラリネはナッツ類にキャラメリゼした砂糖をからめたもの。ボンボンショコラには、それをペースト状にして用います。
全体の3〜4割はプラリネを使用したものがある印象でした。
価格は100gで10ユーロ(約1600円)ほど。

Maxime FRÉDÉRIC at Louis Vuitton
(マキシム・フレデリック at ルイ・ヴィトン)

5日目、期間限定の展示スペース「LV Dream」へ。
僕の初めてのルイ・ヴィトンはケーキとチョコレートでした。

少しずついろいろなケーキを試食しましたが、すべてのケーキが軽い食感で食べやすい。備品ひとつひとつがルイ・ヴィトン。
コンセプトを大事にし、ブランドのイメージを崩さない。これが一流なのだと感じました。

隅から隅までルイ・ヴィトンが凝縮されたショコラトリーの内装にも圧倒されました。このトランクは一部が保管庫になっており、ここから僕が購入した商品が出てきて驚きました。

その後、展示方法の参考にチョコレート店へ。
雰囲気や展示が抜群に良いお店で、たくさんのモールドショコラがワクワクさせてくれました。

フランスの人気店は味がよいのはもちろん、商品の見せ方、陳列方法に特徴がありました。
見ている人が楽しくなる・ワクワクするようなお店づくりが集客の鍵だと思います。
そのためには展示品や商品ラインナップを工夫し、お客さまに空間ごと楽しんでもらえるよう考えていくことが重要。

今まではおいしさを重視してきましたが、今後はチョコレートがショーケースに並んだ時の姿、店舗の雰囲気まで考えて商品開発を進めていきます。

チョコレートの祭典 サロン・デュ・ショコラ パリへ 前編