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ラ コリーナ日誌

上生菓子 惜春菓

Text : 桂浩子(広報室)

  • #たねや

春がめぐるたび、多くの人がこころを寄せる桜。咲き誇る姿とともに、はらはら舞い散るさまも昔から愛でられてきました。吹く風にみだれ散るのは「花吹雪」、川面を流れる花びらはいかだ(筏)に見立て「花いかだ」など趣ある言葉もあります。

菓銘 花いかだ

らんまんと咲く花も、やがては水面の花いかだ。流れゆく春をうす紅色の薯蕷羹であらわしました。

行く春を惜しみつつ季節は緑豊かな初夏へ。「花いかだ」とともに藤の花や湖上の鳥をお菓子であらわした「上生菓子 惜春菓(せきしゅんか)」は、たねやの各店舗にてご注文を承ります。
和菓子職人がつくりあげる小さな季節をお楽しみください。