素材をめぐる旅 糯米の旅(下)【滋賀・南花沢】
糯米 | 2015年12月8日  09:06
Text : 田中一弥(原材料管理室)

11月中旬の日曜、東近江市南花沢町の八幡神社で新穀祭(しんこくさい)が行われました。

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宮中で行われる新嘗祭(にいなめさい)が有名ですが、稲の収穫を祝い翌年の豊穣を祈願するこのような祭りが、古くから日本全国で行われてきました。

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それぞれの農家が収穫した新米を奉納します。

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境内では湯立て神事が行われています。

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湯立て神事では、笹で捲かれた釜湯を浴びると無病息災の御利益があると云われ、僕も子供の頃近所の神社の祭りで、はしゃぎながら浴びていたことを懐かしく思い出します。

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本殿でのお祓い。

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僕も参拝させていただきました。

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たねやも糯米をつかったお菓子、代表銘菓ふくみ天平と、秋限定販売のしょうゆ餅を奉納させていただきました。

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一年間、お米づくりを間近で見ることで、私たち日本人の生活の中心にお米があり、大切なものであり続けていることを改めて実感することができました。

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春の種もみ選びに始まり苗を育て、田植え、

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田の手入れを常に行い、

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時に自然の変化に任せ、
時に自然の驚異の前に祈り、

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やっとのことで秋の収穫を迎え、

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そして自然に感謝し、

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翌年の豊作を祈る。
地域の営みと米づくりはひと繋がりになっていて、連綿と受け継がれています。

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たねやのお菓子づくりのその前、
素材をめぐる旅は、
良い素材との出会いの物語であると同時に、その土地と人々の物語でもあります。
一年に一度しか実らない果物や穀物。
僕たちは、その一瞬を封じ込め、素材の良さを最大限生かすことがお菓子づくりだと考えています。
これからも、ひとつのお菓子に、素材をめぐる土地と人々の物語も表現して行きたいと思います。

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