2025.01.06 Text : 黒川志歩(広報室)
LAGO【近江八景プロジェクト】Vol.1〜近江八景をテーマにしたお菓子の開発〜
- # お菓子のおはなし
2025年のオープンを目指し準備をすすめているLAGO 大津。実は今から1年以上前の2023年9月、新たなプロジェクトが同じ大津の地でスタートしていました。
その名も「近江八景プロジェクト」。
地元の美術大学 成安造形大学の学生のみなさんと一緒に近江八景をテーマにしたお菓子の共同開発を行うプロジェクトです。
お菓子を通じて美しい近江の景色を知り、風土や文化に触れるきっかけをつくること、そしてそのお菓子を2025年3月にオープンするLAGOを代表するお菓子にすることを目指してスタートしました。
ご参加いただくのは、成安造形大学 教授 副学長の加藤賢治先生。
近江の各地にある歴史、文化、民俗、宗教などさまざまな分野の研究や検証をされる、近江学研究所の研究員もされています。
たねやが大津の地で、地元の公園に店舗をオープンさせることは明治5年から近江八幡を拠点に商いをしてきた私達にとってとても大きなチャレンジ。加藤先生の研究される「近江学」という視点から、大津のことをさらに深く知りたいと、考えたのがきっかけです。
近江を始め大津の地にはたくさんの歴史や文化、人々の暮らしがありさまざまなお話をする中ででてきたキーワードが「近江八景」。
LAGOができる土地の近くには、膳所城跡があります。江戸時代の初めごろに近衛信尹(このえのぶただ)という公卿(くぎょう)が、その膳所城からみえた情景を選んだ近江八景。今では全国に広がる八景の歴史も日本で初めて選定されたのは近江八景ともいわれています。
その景色が歌川広重の浮世絵で広まり、全国から多くの人が近江の地を目指した歴史や、琵琶湖の景色を詠み描いた近江八景をヒントに、水をテーマにするLAGOで新たなお菓子の開発に取り掛かりました。
新たなお菓子の開発には加藤先生をはじめ、たねやのスタッフだけでなく成安造形大学の学生のみなさんにも参加いただき、さまざまな視点からお菓子の開発を行っていきます。
オープンを目指し販売までのプロセスを日誌でご紹介していきます。
ぜひ近江八景プロジェクトのお菓子のお披露目を楽しみにお待ちください。
▲LAGO 大津完成イメージ図