ラーゴ(LAGO)はイタリア語で「湖」。
多くのめぐみと潤いをもたらす琵琶湖。
その「水」の豊かさ、尊さを守り伝えることが
わたしたちのいとなみの根っこにあります。
〝“比叡山系の野辺〟”に位置する
「ラーゴ 大津」には、
鳥や昆虫など
身近な生き物から
自然環境を学ぶ
「いのちをはぐくむ森」があります。
お菓子をはじめ、
近江ではぐくまれてきた食や農、
ものづくりに携わる多彩な人との
つながりを大切に。
これから10年、20年、
さらにその先も、
琵琶湖をのぞむ場所から
〝“未来〟”を発信し続ける
豊かな空間でありたいと
考えています。
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「LAGO 大津」の上棟式を執り行いました
2024年8月20日、大津市由美浜にて「LAGO 大津」の上棟式を執り行いました。当日の朝は雨が降っていましたが、上棟式の前には晴れ間も見え、関係者の皆さまとこれまでの工事の無事に感謝し、今後の完成を祈願することができました。上棟式のあとには大津市長 佐藤健司様、成安造形大学 教授 副学長 加藤賢治様、写真家 今森光彦様とともにLAGO 大津 共同記者発表会を行いました。<大津市長 佐藤健司様より>大津湖岸なぎさ公園のさらなる魅力向上とにぎわいの創出を図るため、「なぎさ公園周辺魅力向上プロジェクト」を2020年から実施しています。その中で、市民プラザについては、琵琶湖を一望できるロケーションを活かした新たなにぎわい拠点の創出のため、Park-PFIを活用し官民連携による再整備に取り組んでまいりました。たねや様と協議を重ね、店舗や店舗周辺の公園施設については2025年3月24日のオープンを目指し準備をすすめています。なぎさ公園が地域の皆様や利用者にとってさらに魅力ある公園となると同時に、新たなにぎわいの拠点となることを大変期待しております。開設後もたねや様としっかり連携をして、この周辺の魅力向上に努めてまいりたいと考えております。続いて、昨年9月にスタートした成安造形大学とたねやによる産学連携「近江八景プロジェクト」について発表しました。「近江八景プロジェクト」は、「近江学研究所」を大学に設置している成安造形大学の学生と共に、近江の歴史や風土をお菓子に表す新しい商品開発の取り組みです。<成安造形大学 教授 副学長 加藤賢治様より>2年ほど前に山本社長と大津の歴史についてお話をしました。ここは、東海道五十三次の53番目の宿場町「大津」で、幻の大津城や江戸時代街道の文化、三井寺という観音巡礼の古刹などたくさんの歴史があり、非常に多くの人々が往来した場所です。この場所から少し東に行くと膳所城跡があり、膳所城から見えた風景を八つ選んだのが「近江八景」です。近江八景は全て「水」に関連した風景となっており、「水」をメインにしたLAGO 大津にぴったりだと思い、山本社長とお話をさせていただきました。去年の今頃、まだ何もないこの場所へ学生とたねやスタッフさんと共に訪れ、どんなお菓子が考えられるか歴史を解説しながら巡りました。それから1年、話し合いながらお菓子の開発は着々と進み学生たちもこのプロジェクトに積極的に参加させていただいています。ぜひ販売をご期待いただいきたいです。産学連携「近江八景プロジェクト」で開発した商品はLAGO 大津のオープンと同時に大津から、そして滋賀県を代表するお菓子を目指し販売します。ぜひご期待ください。続いて、LAGO 大津のいのちをはぐくむ「琵琶湖の森」について、プロデューサーとしてともに森づくりを進める今森先生よりお話しいただきました。<写真家 今森光彦様より>▲写真右いま、自然がどんどん少なくなり若い人たちが自然に触れる機会が非常に少なくなってきています。イギリスでできた“市民が集う緑地のある場所”やアメリカでできた“自然公園”という公園の概念は、人と自然の間に隔たりがあると感じています。琵琶湖の森は、自然に触れることができ、人が集い、みんなに愛される豊かな森の公園を目指したいと思っています。言うのは簡単ですが、実現は意外に難しいなと感じております。自然を守り、人も楽しめる空間として、里山をお手本に森づくりをすすめています。いのちの流れは水の流れと同じように森、山、川、湖は繋がっています。比叡山山系から琵琶湖の間に位置するこの場所もいのちの流れを考えながら広い視野で見て行きます。琵琶湖の森を見つめながら、自然と人とが共存し、いのちをはぐくむ 「琵琶湖の森」にしていきたいと思います。最後に山本より、LAGO 大津への思いをお話させていただきました。<たねやグループCEO 山本昌仁より>このLAGOの場所に来るとやっぱり近江は琵琶湖なんだなと感じます。「水」をメインに琵琶湖を存分に楽しんでいただける店舗を計画し、無事に上棟式を迎えることができました。「みんなでつくり 未来へつなぐ」ここ、LAGOのロゴは「やまなみ工房」のアーティスト 𠮷田ひよりさんに制作していただきました。お菓子屋として景色とともにこの場所でお客様に楽しんでいただけるようご用意するのは「焼きたてたねやカステラ」です。季節にあわせて焼き上げたLAGO限定のカステラを店舗・カフェでご提供いたします。今日、建物の中に入った瞬間私はとてもワクワクしました。LAGOは大津、滋賀県内の皆様はもちろん、国内外の多くの方々にお越しいただき豊かな森の自然に触れお菓子を楽しんでいただく、そんな場所を目指してまいります。みんなでつくって未来へつなげる、そんなLAGO 大津のオープンを楽しみにご期待ください。LAGO 大津はたねやの店舗だけではなく、いのちはぐくむ森をつくり、お菓子とともに琵琶湖と水・自然にふれるそんな場所を目指して、たくさんの方といっしょに取り組んでまいります。目の前にひろがる美しい琵琶湖、水をメインにたねやの店舗そして工房を併設したカフェもお楽しみいただけます。オープンは2025年3月24日。みんなでつくり 未来へつなぐLAGO 大津にどうぞご期待ください。みんなでつくるLAGOこれまでの取り組みに関しては、「みんなでつくるLAGO」からご覧いただけます。
2024.08.21
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LAGO ✕ 安藤ハザマ LAGO 大津 設計者 細谷有野氏 Vol.4
2024.07.25
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LAGO ✕ やまなみ工房 𠮷田ひより氏(ラーゴ 大津ロゴ作家) Vol.3
2024.06.29
認証関連
LAGOではさまざまな認証の取得に取り組んでいます。
施設紹介
LAGO 大津は森に抱かれながら琵琶湖をのぞむ近江ならではの自然を体感できる場所です。
店舗では近江の風土や“できたて”を大切にしたLAGO 大津ならではのお菓子をご用意。
テイクアウトのほかご進物にもお使いいただけます。
木陰や水辺など、思い思いの場所で琵琶湖の風景とお菓子をお楽しみください。
琵琶湖の森プロデューサー
青い湖と緑の山々、琵琶湖のまわりってほんとうに美しいと思います。風景がこんなにも瑞々しいのは、きっとたくさんの生命が息づいているからでしょう。
「いのちをはぐくむ“琵琶湖の森”」には、たくさんの生き物が集まってほしい、という願いが込められています。
私たちのお手本になってくれるのは、里山です。里山では、長い歴史の中で人と自然が仲良く暮らしてきました。そんな命の繋がりを大切に“琵琶湖の森”がみんなに愛される場所になってほしいです。
今森光彦
いまもり みつひこ
写真:今森光彦/今森元希
「みんなでつくり 未来へつなぐ」書:今森光彦