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みんなでつくるLAGO

2026.04.30 Text :  後藤 陽奈(LAGO琵琶湖の森)

「今森光彦と里山をつくる」を開催しました!2026 vol.1

  • # 水と森

LAGOは2年目の春を迎え、2026年4月18日に今年1回目の「今森光彦と里山をつくる」を開催しました。
このイベントは「琵琶湖の森」プロデューサーである今森光彦先生から、1年を通して里山の営みや四季折々の暮らしについて学びます。

2026年のスケジュール

4月18日(土) 生き物が訪れる草花を植えよう
5月16日(土) 里山の草地づくりに挑戦しよう
6月14日(日) 生き物がよろこぶ“夏じたく”
10月17日(土) 水生昆虫の世界をのぞき、棲み処(おうち)をつくろう
12月5日(土) 雑木林に生きる“やまおやじ”のお世話をしよう

4月のテーマは「生き物が訪れる草花を植えよう」。
2年目の春を迎えた「琵琶湖の森」で、たくさんの生き物がやってくる里山の環境を目指し、みんなで植栽を行いました。
当日はあたたかな日差しと心地よい風に恵まれ、春の陽気を感じるイベント日和となりました。

まずは、「琵琶湖の森」をめぐるLAGOツアーからスタート。
参加者のみなさまには、改めて「琵琶湖の森」に込めた想いをお伝えし、現在の様子やこれから植栽を行う場所を実際に見ていただきました。

散策後は、今森先生のレクチャータイムです。今回はチョウの特徴や幼虫時代の食草についてお話いただきました。食草は、チョウなどの昆虫が好んで食べる植物のことです。

チョウなどの昆虫は種類ごとに食べる植物が異なり、様々な植物を植えることで多種多様な昆虫が訪れる環境を作ります。
例えば、チョウのツマグロヒョウモンの幼虫はスミレ科の植物だけを食べて成長します。

また、オスとメスで異なる模様を持つことも特徴のひとつです。
オスは綺麗なオレンジ色に黒いヒョウ柄模様に対し、メスは翅のツマ(褄)=先端が黒く、このチョウの名前の由来になっています。

ツマグロヒョウモン(オス)

ツマグロヒョウモン(メス)

どのような植物が、どのような生き物を呼び寄せるのか。自然のつながりを知ることで、これから行う植栽への理解が深まります。

そして、いよいよ植栽のスタートです!
今回は2つのチームに分かれ、土手と雑木林に草花を植えていきます。
まずは、日々「琵琶湖の森」を管理しているスタッフから、植物とそれを利用する生き物についての説明や植え方のポイントをお伝えします。

雑木林に植栽した植物

土に堆肥を混ぜ、みんなで1つずつ丁寧に植えていきます。
LAGOでは資源循環の取り組みとして、カフェから出る抽出済みコーヒーかすを堆肥化し土づくりに活用しています。
今回の植栽でもその堆肥を利用し、土の改良を行いながら植物を植えていきます。

また、参加者の方からは「普段雑草だと思っているものを、あえて植えることに驚いた」「これから雑草の見方も変わりますね」という声がありました。
生き物のために植栽することは、絶滅する恐れがある生き物を救うためにも、とても意味のある作業だということを感じました。

土手に植栽したウマノアシガタ

今回みなさんと植えた草花がこれから根づき、生き物たちがやってきてくれる事を楽しみにしています。

そして最後は、カフェのメインテラスで交流会。
今年からはテラス席で、よりゆったりとお過ごしいただける空間をご用意いたしました。今回のお菓子は焼きたてのたねやカステラ 抹茶です。
参加者同士やスタッフ、今森先生との会話も弾み和やかなひとときとなりました。

「今森光彦と里山をつくる」は、年間で全5回の開催を予定しております。次回は5月16日(土)、「里山の草地づくりに挑戦しよう」です。
草刈りを通して、多様な生き物が訪れる草地を育てる体験を行います。また、自然写真家である今森光彦先生より、自然の魅力や生き物の姿をより美しく撮影するコツをレクチャーしていただきます。

初めての方やお一人でのご参加も大歓迎ですので、ぜひお気軽にお申し込みください。みなさまのご参加をお待ちしております。

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