2025.02.12 Text : 髙曽 津弥(広報室)
LAGOで販売 たねやの赤こん汁
- # お菓子のおはなし
LAGO 大津のカフェで提供する「赤こん汁」。
お菓子屋が提案する数少ない甘くない商品のひとつです。その名の通り、近江八幡名物の赤こんにゃくを使用しています。
これまでは近江八幡の店舗でのみ販売や提供をしてきました。下準備に赤こんにゃくを出汁で煮ており、その出し汁までおいしく飲んでもらえるような赤こん汁を目指して開発しました。
京都や大阪からもほど近いLAGOでも、観光に来られたお客さまに滋賀の郷土料理や素材を知ってもらうきっかけになればと思います。
鮮やかな赤色は合成着色料ではなく、三二酸化鉄という食品添加物。
見た目だけでなく通常のこんにゃくに比べ、もっちりとした食感ときめが細かく滑らかな舌ざわりと歯ごたえが特徴です。
また、こんにゃくにある黒い模様は、たねやでこし餡を製造する際にでる小豆の皮です。
たねやのあんこに使う小豆は、契約農家さんが栽培する北海道産小豆。こし餡をつくる際にでる小豆皮は本来破棄してしまいます。いつもお世話になっている農家さんが大切に育ててくださった小豆を余すことなく、すべて大切に使わせていただきたいという想いがあります。
実はラ コリーナ近江八幡の本社棟には、私たちスタッフ向けの「まかない食堂」があり、毎日のみそ汁にはこの小豆皮が使われています。赤こん汁が登場するよりも前からおいしくいただいてきました。
▲小豆皮
栄養を豊富に含んだ近江八幡名物の赤こんにゃくに、季節の野菜、ほんのり甘みとコクのある汁物に仕上がっています。
あたたかい商品ですので、お昼時にもお召し上がりいただきたい一品です。
ぜひ、琵琶湖を眺めながら季節のお菓子とともに、たねやオリジナルの軽食もお楽しみください。