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ラ コリーナ日誌
近江國傳承 乃利松食品 吉井商店【赤こんにゃくスライス】
Text : 大村 啓子(経営企画室)
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たねやでこし餡を製造する際の副産物である小豆皮をいれた、近江八幡市の名産品「赤こんにゃく」を近江國傳承シリーズでご用意いたしました。
◆近江八幡の食文化「赤こんにゃく」
近江八幡では“こんにゃく”といえば“赤”というほど「赤こんにゃく」は名産品。
鮮やかな赤色は合成着色料ではなく三二酸化鉄という食品添加物です。
見た目だけでなく通常のこんにゃくよりもっちりとした食感も特徴で、きめ細かく滑らかな舌ざわりと歯ごたえがあります。
◆乃利松食品 吉井商店さん
近江八幡で赤こんにゃくといえば1836年創業の乃利松食品 吉井商店さんです。
古き歴史と経験をもとに独自の製法で親しまれる「八幡赤こんにゃく」や「玉こんにゃく」といった様々な商品を販売されています。
ぜひ、近江八幡にお越しの際は為心町にある乃利松さんのお店にも足をお運びください。
◆小豆皮入り赤こんにゃく
近江八幡の食文化を共に繋いでいきたいとの思いから、たねやの小豆皮を入れ、スライスで仕上げる赤こんにゃくを作っていただきたいとお願いしました。
開発を依頼したときのことを乃利松食品 社長 吉井様は「小豆皮の入ったこんにゃくのイメージがすぐにできた」とおっしゃっていました。
こんにゃくは食品のなかでも珍しいアルカリ性の食品ですが、小豆も弱アルカリ性の食品だったからです。赤こんにゃくの特徴である弾力のある食感がしっかりと出て、スライスもきれいな赤こんにゃくが完成しました。
吉井社長は、「小豆皮とのコラボというお誘いは新しいことへの挑戦であると大変うれしく思いました。食文化の継承とは残すものではなく、次の世代に繋いでいくもの。赤こんにゃくを多くの方に知っていただくことで食文化をつないでいきたいです。」
と語ってくださいました。
◆お召し上がり方の提案
たねや 日牟禮茶屋の「赤こんの刺身」のレシピ
材料
・だし汁(削り節・昆布) 300cc
・醤油(だし醤油、白だし、めんつゆなど) 60cc
・みりん 30cc
・お酢 少々
作り方
1.鍋に調味料(醤油、みりん、お酢)を合わせただし汁、赤こんにゃくを入れひと煮立ちさせる。
2.冷やして冷蔵庫で一晩味をしみ込ませる
3.器に盛る
※日牟禮茶屋ではオリーブオイル添えて提供しています。
こんな食べ方も!!
すぐに召し上がられる場合はひと煮立ちしただし汁にとろみをつけて、胡麻油や一味、七味などでピリッとさせても美味しいです。
野菜と一緒にサラダとして食してもいいですし、すき焼きや肉じゃが、豚汁などの煮込みや汁物、いろいろな素材・料理と相性が良いです、ご家庭でお試しください。
今後は、「近江國傳承」にて近江の風土に磨かれたさまざまな伝統の"技"やそれをつくり、つなぐ"人"をご紹介していきます。
ぜひご期待ください。