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地域のために、私たちができること

Text : 社会部広報室

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1月29日、滋賀県近江八幡市安土町の「沙沙貴神社」を訪ねました。 沙沙貴(ささき)神社の歴史は深く、江戸時代後期に火事になり建物を焼失。丸亀藩京極家により1848年に再建されました。“佐々木源氏発祥の地”として全国各地から“佐々木さん”の名字を持つ方が参拝することでも広く知られています。 沙沙貴神社は昨年9月、台風21号によって本殿の屋根が吹き飛び、境内の大木が倒れるなどの甚大な被害を受けました。この日たねやグループは、地元企業として、地域の大切な存在である沙沙貴神社の復興のためのお見舞金を奉納させていただきました。 私たちたねやグループと沙沙貴神社には、これまでにも様々なご縁があります。 “近江の自然と人”をテーマにたねやグループが発行する冊子「ラ コリーナ9号」(2017年3月発行)では、「安土の沙沙貴まつり」を特集しました。沙沙貴神社で執り行われる神事やまつりを受け継ぐ安土の人々の営みを取材させていただく中で、宮司をはじめ、地域のみなさんにとても快く迎えていただいたのです。 ▼沙沙貴神社に咲く「なんじゃもんじゃ」が表紙のラ コリーナ9号 また、古代から長く受け継がれこの地を守り、人々が集い繋がる場となってきた沙沙貴神社は、私たちが「こんな風に在れたら…」と憧れる存在でもあります。ずっと続いてゆくこと、人と人との“和”を育む場所であること。それらに深い畏敬の念を抱くと同時に、後世まで大切に守り継いでいきたいと考えています。 そんな沙沙貴神社のために、私たちにできることは何だろうか。 昨年9月の被災直後には、たねやグループからもスタッフが駆けつけ、氏子のみなさんと一緒に倒木を片付けるなどの作業をお手伝いさせていただきました。当時のことを、岳眞杜宮司が話してくださいました。 「あの日は昼の台風でした。社務所にいたところ、表参道の木がこけてる!本殿の屋根に穴があいている!と連絡があったんです。こんなことが起こるなんて想像がつかなかった…」 県指定文化財でもある本殿は北側の屋根の3分の2が吹き飛んでしまいました。他にもあらゆるところが壊れ浸水したそうです。表参道は倒木でふさがり、樹齢250年のケヤキをはじめ約60の木々が倒れました。 「しかし、ありがたかったのが、氏子のみなさんが集まってくれ、心配して駆けつけてくれる友人もいました。みなさんが助けてくださって、涙がこぼれるほど嬉しかった」と岳宮司。 氏子のみなさんや神社の役員の経験者の方々活躍もあり、倒木の片付けや本殿の破損の応急処置はできたそうですが、完全に修理して建て替るには多額の資金が必要となります。 宮司は「県の補助金や全国からの義援金は大変ありがたく、用途などを全て記録・保存して、大切に使わせていただきたい。少しでも早く、みなさんの憩いの場となる本来のお宮さんの姿に戻したいと思っています」 と話しておられましたが、復興へはまだまだ険しい道のりが続きます。 今回の台風では、全国に被災された方がおられたと思います。滋賀県下でも、様々な被害が報告されました。 こんな時、私たちにできることはほんの微力ですが、少しでもできることをできることから…行動に移していけたらと思っています。 ご縁を大切に、私たちが根差す地域へ感謝を胸に、たねやグループは今後もみなさんと共に歩んでゆきます。 沙沙貴神社をはじめ、被害を受けられた方々の1日も早い復興をお祈りしております。 ※被災当時の写真は沙沙貴神社よりお借りしました。 沙沙貴神社では2月18日(月)まで、台風21号の被災による復興工事費の支援金を募るクラウドファンディングを実施中です。詳細はこちら!      

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