たねやを代表する夏の涼菓『たねや寒天』。 「暑いさなかでも、さらりと口にできる餡をつくりたい。」 先代の山本徳次が職人と思考を凝らしながら遊びゴコロを添え、2009年の発売以来13年間みなさまに親しまれてきた夏の涼菓です。 時は巡り2022年。たねや寒天は大きな転機を迎えました。
「食べる時にどうしても出てしまうプラスチックを少しでも削減したい」 長年課題であったこの想いを解決するため、今までの意匠を一新し、新容器での販売をスタート。 プラスチック容器をアルミ容器に変更し、それまで使用していたプラスチックを68%削減することに成功しました。 【従来容器】従来容器: 樹脂 38.3g使用 【新容器】樹脂12.13g(アルミ3.99g)プラスチック68%削減 容器の変更だけでなく寒天の容量も90g → 105gへ増量し、寒天の食感にもこだわりました。 口に入れた瞬間に寒天がはじけて瑞々しく食べれるよう、何度も配合を調整。寒天のサイズが変わると食感も変わるため、寒天一つ一つの大きさにもこだわり、餡と合わせお召し上がりいただく瞬間が一番美味しくなるようにしています。
アルミ容器に変更した大きな理由の一つが「アルミはリサイクル可能」だということ。 アルミは高温で溶かし何度もリサイクルできるという特徴を持ち、アルミの使用量が増えると、より再生の効果は大きくなります。使用後のアルミ容器をリサイクルし、再生することで資源の有効利用につなげていきます。
容器以外のパッケージにもこだわりました。 個包装袋には環境に配慮した素材としてセルロースフィルム、印刷にはバイオマスインキを使用しています。セルロースフィルムはプラスチックフィルムとは違い木材パルプが主原料の植物由来の素材です。 バイオマスインキは種子や米ぬかなど植物成分を原料の一部に使うインキです。こうした環境配慮型の素材を使うことでパッケージが破棄、焼却される際の有害ガス発生を抑えることにもなります。プラスチックや廃棄物の削減とともにカーボンニュートラル、脱炭素に向けた取組みの一つです。
時代にあわせ、進化していくたねやのお菓子。たねや寒天も発売以来、さまざまな意匠で展開してきました。 【過去のパッケージ】 たねやでは美味しさはそのままに、今後も容器の見直しや環境に配慮した資材への切り替えを進めてまいります。 たねや寒天オンラインショップはこちら