ラ コリーナでたいまつ展示 〜たいまつ継承〜
Text : 経営企画室(大村 啓子)
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2016年からラ コリーナ近江八幡で続く「たいまつ展示」を今年も開催しました。7年目の「たいまつ結い」は、日本航空(JALふるさと応援隊)、ヴォーリズ学園の学生さんと先生、そして、毎年ご指導いただいている『文化遺産としての松明を次世代へ贈る会』のみなさんと共に近江八幡市内4町の松明(たいまつ)を制作しました。
滋賀県近江八幡市では毎年3月から5月にかけて市内各地で、200基を超える松明(たいまつ)を結い、火を放って神様へ奉納する火祭りが行われます。1000年以上の歴史を持つ近江八幡の伝統文化です。
たいまつ作りの魅力は人と人とのつながりも結ぶこと。部材の調達や事前の準備など年間を通して段取りを整え、美しく迫力のある松明が完成します。人の絆や地域とのつながりは、松明を作る中でより深められていきます。
今年のラ コリーナのたいまつ作りは年明けのヨシ刈りから始まりました。
(過去のラ コリーナ日誌 ヨシ刈り 〜たいまつ継承〜 はページの下部をご覧ください)
更に、制作の2週間ほど前にはヴォーリズ学園の学生さんが南津田町のみなさんに曳(ひ)きずり松明に使う「みがき縄」の作り方を教えていただきました。みがき縄は3本の縄に撚(よ)りをかけて作ります。
竹藪に入り材料の竹の準備もしました。
「たいまつ展示」の当日、贈る会のみなさんのご指導の下、全員で掛け声を出し大きな松明を結い上げます。
各町それぞれに特徴ある松明の作り方と、その伝統を教えていただきました。
▲「白王(しらおう)町・笠松明」
▲「島町・ほんがら松明」
▲「千僧供(せんぞく)町・据(すえ)松明」
▲「南津田町・曳きずり松明、振り松明」
『文化遺産としての松明を次世代へ贈る会』のみなさまにご指導いただいた、たいまつ作り。この伝統文化、人とのつながりはまた来年の年明け、ヨシ刈りから始まります。松明の材料として良いヨシが沢山収穫できますように!!
松明は12月中旬頃までラ コリーナに展示されます。細かなところまで繊細に仕上げられた、迫力のある松明をぜひ近くでご覧ください。