2023年5月16日、クラブハリエ代表取締役社長 山本隆夫が沖縄県中頭郡北中城村(きたなかぐすくそん)で進められている「おきなわバニラプロジェクト」記念受粉式に参加しました。
国産バニラの栽培と障がい者の雇用創出を目指すこのプロジェクトは2018年に始まり、クラブハリエも事業支援を行っています。ジャングルのような耕作放棄地を整備し、バニラの苗を植えて6年。ようやく花を咲かせるまでに生長し、バニラビーンズの本格生産開始を記念して受粉式が行われました。
▲整備前のバニラの圃場(ほじょう)
バニラの花は自然受粉できず、寿命もわずか半日という繊細なもの。朝9時から行われた記念受粉式ではプロジェクトを主導する福祉事業所 合同会社ソルファコミュニティの玉城(たまき)代表に教わりながら、山本も小さな花の受粉作業を終えました。
▲合同会社ソルファコミュニティ 玉城 卓代表
バニラは種を包むサヤごと発酵させることで甘い香りがうまれます。「おきなわバニラプロジェクト」ではバニラ栽培の調査・研究を行うNPO法人ディーセント・ワーク・ラボと協力して発酵工程(キュアリング)を科学的に解明。品質の高いマダガスカル産にも劣らない香りのよいバニラビーンズを作り出すことに成功しています。
記念受粉式で受粉させたバニラがお菓子の素材となるのはまだ先ですが、ラ コリーナ日誌では今後もプロジェクトの進捗をお届けしていきます。