6月3日、ラ コリーナ前の田んぼで今年3度目の田植えを行いました!!
この日の田植えは、今年から始まるリジェネラティブ(環境再生型)農業『懐かしい未来の始まりプロジェクト』の第一歩。
2015年から続くラ コリーナの学びの田んぼの次のステージです。
菓子屋がなぜ「農」に取り組むのかと多くの方から尋ねられます。
お米や野菜などを生産する過程の土壌の劣化による環境負荷や農業の担い手不足、様々な面から美味しい食事が並ぶ食卓は“当たり前”ではないと私たちは危惧しています。
もちろんお菓子も同じです。
私たちの暮らしに欠かせない「食」や「農」について、いろいろな人とつながり、課題に取り組みたい。未来につながる実証がいのちを育む「土」をよみがえらせ、人や多くの生き物が豊かに巣立つ場所となることを目指しています。
プロジェクトでは次の3点をキーワードにしています。
①農薬や化学肥料を一切使用しない、自然の力を利用し環境負荷をかけないお米づくり
②自然の力を再生させる農を目指し大学、企業、地域の人々など多彩な人材と共に実証
③米づくりを通じて生物多様性を豊かに
大事な出発点となる田植えにご参加いただいたみなさんを紹介します。(順不同)
女優の大桃美代子さん
株式会社 良品計画
まるやまの自然と文化を守る会 宮尾陽介さんとご家族
JALふるさとアンバサダー および JALグループ
株式会社 日吉
サンリット・シードリングス株式会社
滋賀県庁 市町振興課
摂南大学 農学部 玉置雅彦先生と学生さん
ヴォーリズ学園インターアクトクラブ OG
東京農業大学 長島研究室 OG、サイエンスコミュニケーター上原佳織さん
滋賀県立大学 廃棄物バスターズの学生さん
ヴォーリズ学園インターアクトクラブ 杉田信也先生と学生さん
社内スタッフと家族
午前、午後を通して参加者は総勢約90人。
青空の広がる中、1日を通して参加してくださる方もいらっしゃいました。
苗が等間隔になるよう“ころがし”という農具を使うため4人一組に分かれます。
4人とも初対面というチームも沢山あり、あちこちから「初めまして」や自己紹介が聞こえてきました。
田んぼの泥は柔らかくて気持ちがよく、歩くと柔らかい泥の下にしっかりとした層があるのを感じ、今までこの田んぼで稲作をされてこられた方がずっと大切に守ってこられた水田を引き継がせていただいたとことを改めて実感しました。
今回田植えをした田んぼを含め、ラ コリーナの前に広がる西の湖周辺は国の「重要文化的景観」に指定されています。
ラ コリーナにお越しの際に、私たちの営みと共にある懐かしい風景を感じていただけると幸いです。