「北之庄沢を守る会」は豊かな自然と綺麗な水の“北之庄沢”を取り戻すため、平成12年、北之庄町の有志で設立されました。
北之庄沢の清掃活動や、芝桜の植栽、釣り大会の開催など、自然豊かな沢にするための活動を定期的に行っておられます。
私たちも毎月参加しており、今回は毎週日曜日に行われている清掃活動を行いました。
まず小船に乗り込み、黒橋川のごみ受け網に向かいます。黒橋川は近江八幡駅付近の市街地から流れ、北之庄沢まで続いています。
船の上からは北之庄沢の雄大な自然に触れる事が出来ます。
ヨシが凛々しく立ち、鳥たちが羽ばたき、朝日を浴びて水面がキラキラとゆれます。
しかし、ごみ受け網に近づくと景色が一変します。
ごみ受け網は川に捨てられた生活ごみが北之庄沢と琵琶湖に流れないようにせき止める役割があります。
そこには捨てられたペットボトル、空き缶、プラスチック容器、レジ袋などの生活ごみが流れ着いていました。
さらに今年は北之庄沢に大量の一斗缶の不法投棄があったそうです。
沢山のごみを船の上に引き上げ、ごみ捨て場に向かいます。
船で移動する際も、川にはペットボトルや缶が浮いており回収しながら進みます。
北之庄沢を守る会の設立趣旨に、「北之庄沢が泣いとる。もうこれ以上汚れないように、少しでも以前の北之庄沢を取り戻したいとの思いで設立された」、とあります。
いつの日かこのような地道な活動によって、北之庄沢が、そして北之庄沢に関わる人たちが笑顔になれますようにと心から願って活動を続けています。