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末廣福饅頭が13年ぶりにリニューアル!

Text : 黒川志歩(広報室)

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“末廣がりの福が訪れるよう”
そんな願いを込め、2011年より販売をしてきた末廣福饅頭。

沖縄県波照間産の黒糖を練り込んだ生地でこし餡をつつみ香り高く仕上げたお饅頭は、素朴な黒糖の味となめらかで瑞々しいこし餡を楽しんでいただけることから多くのお客様に愛されてきた商品です。

その末廣福饅頭を13年ぶりにリニューアル。
生地でつつむこし餡が「小豆こし餡」から「白小豆(しろしょうず)こし餡」になりました。

たねやでは、2007年頃から北海道産の白小豆を使用しています。

白小豆は粒子が細かいため、なめらかで上品な甘みの餡に仕上がります。その特徴を活かし、定番商品の「どらやき 白小豆粒餡」や春限定の「ふくみ天平 さくら」に白小豆を粒餡で使用してきました。

しかし、白小豆は栽培方法が難しいとされており、品種の特徴として発芽率が低く、病気や虫にも弱いとされています。また環境の変化にも弱く、猛暑や長雨の影響で収穫量が著しく低下する年もあります。

2023年の白小豆は気候変動の影響でこれまでに経験したことがないほどの不作。

収穫できたものも未熟だったり、黒ずんでいたり、欠けていたり、選別で白い豆を探す方が難しい状況で、たねやがお世話になっている北海道の契約農家さんもその状況は例外ではありませんでした。

たねやでは大切に育てられた希少な白小豆を余すことなく使用できないかと開発に取り組み、食べることができない白小豆の皮の黒い部分を剥き、「白小豆こし餡」を作り上げました。

「白小豆こし餡」は白小豆特有のきめ細やかな舌触りで繊細な香りと風味よく仕上げています。白小豆は黒糖生地との相性もよく、さらに黒糖の風味を味わえるお饅頭になりました。

新しくなった末廣福饅頭は2024年9月1日より販売いたします。ぜひお楽しみください。

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