2024年8月から、たねや・クラブハリエの自社農園キャンディーファームでは株式会社ピエクレックスが開発した新素材「ピエクレックス」を使ったTシャツをスタッフユニフォームに採用しています。

デザインは社内のアート室で作成しました。
キャンディーファームのロゴが蝶ネクタイのように可愛らしく配置されたTシャツです。

「地着（ちちゃく）、地消（ちしょう）、地循（ちじゅん）」
地域で着用・消費し、循環させる取り組みのひとつとなります。

株式会社ピエクレックスは、電気部品メーカーの「村田製作所」と繊維や衣料製品をあつかう「帝人フロンティア」の共同出資により誕生した合弁会社で「電気の繊維で世界を変える」を企業ビジョンとされています。

・新素材「ピエクレックス」とは

「ピエクレックス」は、村田製作所の“でんき”と帝人フロンティアの“せんい”が融合して生まれた新素材「電気の繊維」です。着ている人の動きによって繊維が伸縮し、微弱な電気が発生することで抗菌効果を発揮します。

抗菌剤を塗布するのではなく、繊維自体が抗菌性を発揮するため、人や環境に優しく、洗濯を繰り返しても効果が持続します。

また、「ピエクレックス」の原料であるポリ乳酸は、トウモロコシやサトウキビなどでできた植物由来のバイオプラスチックのため、微生物の働きによって分解されます。そのため着用したTシャツは焼却することなく自然循環ができます。

・「P-FACTS」（ピーファクツ）について

「P-FACTS」は、ピエクレックス社が「ピエクレックス」を使用した製品を「回収」「分別」「堆肥化」し、最終的に「農業や林業での堆肥利用」まで実施する仕組みです。
 

ラ コリーナ近江八幡では「自然に学ぶ」をコンセプトに、自然の恵みであるお菓子の素材をたいせつに、あらゆる資源がめぐる社会の実現を目指しています。

また自社農園であるキャンディーファームでも、ラ コリーナのランドスケープデザインや各店舗に飾る山野草の管理、田んぼや畑での農作業など、日々自然に学びながら活動をしています。

植物由来の「電気の繊維」は最終的に土に還り、堆肥化できる素材。ピエクレックス社が掲げる“地着地消地循”の想いにも共感し、「電気の繊維」を使用したTシャツをキャンディーファームのユニフォームとして採用しました。

私たちたねやグループは、これからも限りある資源を大切に、未来へつながる取り組みを継続してまいります。