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「秀次家臣団屋敷跡竹林を守る会」の活動

Text : 大村啓子(経営企画室)

  • #サステナビリティ
  • #わたしたちの取り組み

八幡山の南面、ラ コリーナから見るとフードガレージの山の向こう側には、豊臣秀次公の居城であった八幡山城址と山のふもとに秀次家臣団屋敷跡があり、現在も石垣が残っており壮観です。
しかし八幡山のふもとは竹林が荒廃しているところが多く、屋敷跡周辺も例外ではありませんでした。

そこで2016年に、屋敷跡とその周辺が市民の方に楽しめる環境になるように、【一般社団法人 秀次家臣団屋敷跡竹林を守る会】が立ちあげられ、有志により毎月第2土曜日に竹林整備を行っておられます。

竹の繁殖力は高く、放置されると森林浸食や竹の生えすぎで土砂崩れの危険もあります。
昔は竹が重要な資源でしたが、私たちの生活スタイルの変化や、竹に代わるプラスチックなどの資材が登場したことで竹製品が使われる機会が少なくなり竹林が放置されてきました。

9月の活動に、たねやグループからも参加させていただきました。
まずは守る会代表の幸村さんから、参加者の皆さんに作業内容と注意事項のお話があります。
「本日の作業は、住宅の土手を中心に草刈り、竹藪の中の枯れ竹の整備、竹パウダーをつくります。 また、大変暑いので熱中症に気を付けてください。」

参加者は約30名ほど。各々にヘルメットをかぶり、草刈り機、竹用のこぎり、蚊取り線香を装備して竹林に向かいます。
竹林に到着すると、皆さん持ち場に着かれます。

住宅地のある斜面は土砂崩れや切り出された竹が崩れ落ちないよう慎重に手入れされます。
竹だけでなく、しっかり根を生やす樹木が生えることで山を守ります。

竹の粉砕機で竹パウダーをつくります。
竹パウダーには乳酸菌が含まれており、土に撒くと微生物の活動が促進され堆肥として有効です。

▲作業風景

▲このような場所を整備していくと美しい竹林になります。

整備された竹林には太陽の日が届き、竹以外の植物も育ちます。
生物多様性には様々な植物が育っていることが重要です。

▲ミズヒキ

住宅街では見かけることが少なくなったカタツムリを見つけました。

竹藪の中には石垣が沢山あり歴史を感じます。

今日の作業は終了です。
竹林は広くて整備するところはまだまだあります。来月も皆さんと一緒に活動していきたいと思います。

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