2025.03.10 Text : 桂 浩子(広報室)
LAGO【近江八景プロジェクト】近江八景が完成しました!
- # お菓子のおはなし
2023年9月から始まった成安造形大学との「近江八景プロジェクト」。
和歌に詠まれ、浮世絵にも描かれた近江の景色をどう表現するか。フィールドワークで得た知識やプレゼンテーションでのアイデア、さらに学生さんとの打合せや試食をかさね、八つの景色をあらわした八つのお菓子が完成しました。
矢橋帰帆(やばせのきはん)
「矢橋まんじゅう」
瀬田夕照(せたのせきしょう)
「瀬田もなか」
石山秋月(いしやまのしゅうげつ)
「石山あんやき」
粟津晴嵐(あわづのせいらん)
「粟津あられ」
三井晩鐘(みいのばんしょう)
「三井まんじゅう」
唐崎夜雨(からさきのやう)
「唐崎あんみつ」
堅田落雁(かたたのらくがん)
「堅田ひがし」
比良暮雪(ひらのぼせつ)
「比良ゆずもち」
青い生地を使ったお饅頭や甘くないあられは学生さんのご意見から生まれたお菓子。また、これまで季節限定でお届けしていたよもぎ饅頭やあんみつを、通年で販売するのもたねやでは初めてのことです。
「近江八景プロジェクト」ではパッケージも近江八景に欠かせない要素ととらえ、色の組合せや全体のトーンなど個装や箱のサンプルを用いながら細かな部分までこだわりました。
琵琶湖をイメージした水色の箱には八景にちなんだ八角形の文様を入れ、国産材を使った木蓋と波模様の帯で仕上げています。箱の側面には書家 水野恵氏による篆刻風(てんこくふう)の古漢字を配し、銀の箔押しでさざ波がきらめく様子を表現しました。
八つのお菓子を楽しむ近江八景にくわえ、より多くの方に〈近江八景〉を知っていただけるよう二種類の詰合せもご用意しました。〈近江八景〉を屏風にみたて、LAGOを中心に「右隻」「左隻」にわけ菓子を詰合せています。
近江八景 右隻(うせき)
「矢橋まんじゅう」
「瀬田もなか」
「石山あんやき」
「粟津あられ」
近江八景 左隻(させき)
「三井まんじゅう」
「唐崎あんみつ」
「堅田ひがし」
「比良ゆずもち」
成安造形大学とたねやの産学連携「近江八景プロジェクト」から生まれたお菓子は3月24日よりLAGO 大津にて販売します。
お菓子を通して〈近江八景〉を知っていただきたいとの願いをこめた詰合せです。学生さんと一緒に作り上げた一品をぜひお楽しみください。