Loading...

みんなでつくるLAGO

2025.07.21 Text : 坂口 美佳(LAGOツアー担当)

「今森光彦と里山をつくる」を開催しました!Vol.2

  • # 水と森
  • # みんなでつくる

2025年6月21日、第2回目の「今森光彦と里山をつくる」を開催しました。
この企画は里山環境プロデューサー今森光彦先生から1年を通して里山の営みや四季折々の暮らしについて学びます。

2025年のスケジュール
4月20日(日) めぐる里山 森の芽吹き
6月21日(土) 生き物と仲良くなろう
8月9日(土) LAGO 大津散策&大人の切り絵体験
10月26日(日) 野鳥が棲む森づくり
12月13日(土) 生き物のお家づくり

6月のテーマは「生き物と仲良くなろう」です。
参加者の皆さまには「琵琶湖の森」の草刈りをしながら生き物と触れ合い、草地の環境や田んぼの土手の管理について学んでいただきました。

今年の6月は梅雨入りしたにもかかわらず連日酷暑が続いていましたが、この日は少し雲が出て、時折心地よい風が吹いていました。
前回同様、まずはLAGOツアーにご参加いただき、「琵琶湖の森」に込めた想いや生き物を呼び戻す工夫を知っていただきます。

その後、今森先生のレクチャータイムです。

LAGO周辺にすんでいるチョウや里山の環境についてのお話がありました。
「生き物と仲良くなるというのはなかなか難しいことです。昆虫や鳥などがあちらから近づいてきてくれたら仲良くなったと思っても良いのではないでしょうか。」と今森先生。そんな生き物からのシグナルを見落とさないように、いざ草刈り体験へ。

まずは、日々「琵琶湖の森」を管理しているスタッフから草刈りのポイントをお伝えします。

身近にある草地も、草刈りをすることで目線が低くなり生き物を見つけやすくなります。
草刈りをしているとセスジスズメの幼虫や生まれたばかりのショウリョウバッタ、ベニシジミ、ツバメシジミなどの生き物を発見しました。

あっという間に予定時刻となり、きれいに草を刈ることができました。

▲草刈り前

▲草刈り後

草刈りをした場所は草花の背丈がリセットされ、多様な草花が育ちます。高い密度で生える草花の根で強い土手が出来ます。さらに草花を食べて育つチョウやバッタなど多様な生き物のすむ環境を守ることにもつながります。里山の草刈り管理が、生き物の多様性にもつながっているのです。

里山の草地の大切さを知り、実際に生き物と触れ合うことで、草刈りがつらい労働ではなく楽しく意味のあるものに感じていただけたと思います。

「今森光彦と里山をつくる」、皆さんのご参加をお待ちしております。

みんなでつくるLAGO一覧へ