カテゴリ
ラ コリーナ日誌
LAGO ✕ 写真家 今森光彦氏 vol.1
Text : 植木 志織(経営本部)
- #LAGO
- #ランドスケープ
- #わたしたちの取り組み
今森光彦氏は、琵琶湖をとりまくすべての自然と人との関わりをテーマに撮影を続ける写真家であり、また近年は、環境農家、ガーデナー、里山環境プロデューサーとしても活動されています。
そして、私たちとともにラーゴ 大津をつくる仲間として、いのちをはぐくむ「琵琶湖の森」づくりを監修いただいています。
ラーゴ 大津の「琵琶湖の森」は比叡山系の野辺に位置する、琵琶湖とつながる里山です。
里山では人間が自然を支配するのではなく、自然と人間がエネルギーを交換し合い、ともに生きています。まさに、「いのちをはぐくむ」場所なのです。
私たちはラーゴ 大津の「琵琶湖の森」を通して、自然豊かな近江の風景やここに暮らす人々の生きる知恵・想いを感じていただきたいと考えています。
『人と自然が共存している空間は年々少なくなっていて、今では農地などでしか見ることができません。ラーゴ 大津の「琵琶湖の森」は琵琶湖に面した環境であり、そこに人と自然が共存する空間ができることはとても意義深いこと。人が暮らす空間(=里山)や滋賀の美しい風景を訪れる方々、とりわけ子供たちに知ってもらう機会になれば嬉しいです。ラーゴ 大津をきっかけに、豊かな自然溢れる近江の地に足を運んでいただき、興味を持ってもらえたら。』と今森氏は語ります。
私たちは今森氏とともに森づくりを進める中で、「琵琶湖の森」に鳥や昆虫など身近な生き物を呼び戻す取り組みをはじめました。
その取り組みは、ただただ生き物が好み、棲(す)み処(か)として選ばれる環境をつくること。変化に富んだ環境をつくることで、どんな生き物が戻ってきてくれるか、今からとても楽しみです。里山の生きものがたくさん見られる森を目指します。
▲キチョウ
▲ヤマトシジミ
そんな「琵琶湖の森」の見どころはエコトーン(移行帯・推移帯)。水面と陸地のゆるやかなつながりで自然のグラデーションを感じていただけます。環境の違いやそこに棲む生き物の多様な顔ぶれもお楽しみに。
【今森光彦氏メッセージ】
私たちが目指す「森(=里山)」は人が育てていく空間です。人と自然が共存する「里山」では、人々の豊かな暮らしがあってこそ、生き物たちも生きていけます。
ラーゴ 大津を訪れる皆さまにもご参加いただき、ともに美しい風景をつくり、そこにいきづく小さないのちをはぐくんでいきましょう。
ラーゴ 大津の「琵琶湖の森」には四季折々の美しい風景があります。その風景を楽しみに、ぜひ二度三度と足をお運びください。