ラーゴ(LAGO)はイタリア語で「湖」。
多くのめぐみと潤いをもたらす琵琶湖。
その「水」の豊かさ、尊さを守り伝えることが
わたしたちのいとなみの根っこにあります。
〝“比叡山系の野辺〟”に位置する
「ラーゴ 大津」には、
鳥や昆虫など
身近な生き物から
自然環境を学ぶ
「いのちをはぐくむ森」があります。
お菓子をはじめ、
近江ではぐくまれてきた食や農、
ものづくりに携わる多彩な人との
つながりを大切に。
これから10年、20年、
さらにその先も、
琵琶湖をのぞむ場所から
〝“未来〟”を発信し続ける
豊かな空間でありたいと
考えています。
-
LAGO【近江八景プロジェクト】Vol.2〜成安造形大学との近江八景プロジェクト〜
2023年9月11日、LAGO 大津のオープンでお披露目する「近江八景プロジェクト」のお菓子の開発プロジェクトがスタートしました。参加するのはたねやスタッフだけでなく、成安造形大学の学生さんです。プロジェクト始動から5日間にわたり、学生のみなさん、先生方そしてたねやスタッフで、アイデア出しやフィールドワーク、企画提案に取り組んでいきます。たねやのスタッフはお菓子の開発や販売についてはプロですが、デザインについては専門のスタッフが携わっているだけ。学生さんはデザインについては専攻されていますが、お菓子の開発や販売までのプロセスはもちろん知りません。それぞれの専門分野を持ち寄り、「近江八景」をテーマにした商品の開発がスタートしました。最初の2日間は、たねやのフラッグシップ店であるラ コリーナで商品開発までの流れや大切にしていることなどをお伝えしたり、グループ毎に「どんな近江八景にしたいか」「こんなお菓子は嫌だ」などざっくばらんに話しながらお菓子へのイメージを固めていきました。近江八景をテーマにしたお菓子をお客様に知って、見て、食べていただくことを想定し、5つの提案がでてきました。・食べる工程を楽しむお菓子・物語に入るお菓子・あなたの好きな近江八景を見つける・八景を一箱に・食べたいから行きたいへどんな近江八景にしたいかというテーマで5つのグループに分かれて3日目のスケジュールに進みます。3日目はフィールドワークへ出かけました。歌川広重が描いた近江八景の景色を成安造形大学 教授 副学長 加藤先生に解説していただきながらみんなで実際にめぐります。近江八景の8つの景色はLAGOから西側に石山秋月(いしやま-の-しゅうげつ)瀬田夕照(せた-の-せきしょう)粟津晴嵐(あわづ-の-せいらん)矢橋帰帆(やばせ-の-きはん)東側に三井晩鐘(みい-の-ばんしょう)堅田落雁(かたた-の-らくがん)唐崎夜雨(からさき-の-やう)比良暮雪(ひら-の-ぼせつ)があります。実際に回ってみると今も近い景色が残っている場所もあれば、全く町並みが変わってしまった場所もあります。歴史の逸話がある場所や伝説の物語と一緒に残る景色もありました。途中でLAGO建設予定地のなぎさ公園にも立ち寄りました。メインとなる琵琶湖を一望しながら、ここに来てくださるお客様にどんなお菓子を食べてほしいか、どんなふうに近江八景や滋賀県のことをお伝したいかみんなで考えます。フィールドワークで現地を訪れ、さまざまなお話を聞くなかで湧いたインスピレーションや感じたことを持ち帰り、さらにグループで話し合いをかさねます。次回は緊張のプレゼンテーションのようすをお届けします。成安造形大学近江学研究所
2025.01.14
-
LAGO【近江八景プロジェクト】Vol.1〜近江八景をテーマにしたお菓子の開発〜
2025.01.06
-
【水のおはなし】大津市企業局 水再生センターとの新たな挑戦
2024.12.19
認証関連
LAGOではさまざまな認証の取得に取り組んでいます。
施設紹介
LAGO 大津は森に抱かれながら琵琶湖をのぞむ近江ならではの自然を体感できる場所です。
店舗では近江の風土や“できたて”を大切にしたLAGO 大津ならではのお菓子をご用意。
テイクアウトのほかご進物にもお使いいただけます。
木陰や水辺など、思い思いの場所で琵琶湖の風景とお菓子をお楽しみください。
琵琶湖の森プロデューサー
青い湖と緑の山々、琵琶湖のまわりってほんとうに美しいと思います。風景がこんなにも瑞々しいのは、きっとたくさんの生命が息づいているからでしょう。
「いのちをはぐくむ“琵琶湖の森”」には、たくさんの生き物が集まってほしい、という願いが込められています。
私たちのお手本になってくれるのは、里山です。里山では、長い歴史の中で人と自然が仲良く暮らしてきました。そんな命の繋がりを大切に“琵琶湖の森”がみんなに愛される場所になってほしいです。
今森光彦
いまもり みつひこ
写真:今森光彦/今森元希
「みんなでつくり 未来へつなぐ」書:今森光彦