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みんなでつくるLAGO

2025.11.22 Text : 坂口美佳(琵琶湖の森)

「今森光彦と里山をつくる」を開催しました!Vol.4

  • # 水と森

第4回目「野鳥の棲む森づくり」は10月26日に開催を予定しておりましたが、雨予報のため延期日での開催となりました。延期日の11月2日はお天気もよく過ごしやすい気候で、琵琶湖の風を感じられる心地の良いイベント日和となりました。

この企画は里山環境プロデューサー今森光彦先生から1年を通して里山の営みや四季折々の暮らしについて学びます。

2025年のスケジュール
4月20日(日) めぐる里山 森の芽吹き
6月21日(土) 生き物と仲良くなろう
8月9日(土) LAGO 大津散策&大人の切り絵体験
10月26日(日) 野鳥が棲む森づくり
12月13日(土) 生き物のお家づくり

今回のテーマは「野鳥の棲む森づくり」です。
「琵琶湖の森」の一角に常緑樹をたくさん植樹し、将来野鳥がやってきたり巣をつくったりする森を目指します。

植樹の前にまずは恒例のLAGO散策から。

初めてご参加くださったお客様には「琵琶湖の森」で里山の環境を作っていることや、生き物を呼び戻すための工夫についてお話をさせていただきました。
何度もご参加いただいているお客様には、季節と共に移ろう「琵琶湖の森」の草木の変化や今いる生き物のご紹介をさせていただきました。
朝晩は冷え込む時期となりましたが、日中は太陽の光が差すとたくさんの蝶が姿を見せてくれます。

散策後は、今森先生から野鳥についてのレクチャータイムです。

今森先生のコレクションの中から、数種類の野鳥の巣を見せていただきました。
キツツキ(コゲラ)の開けた穴がある幹はとてもインパクトがありました。さらにコゲラの巣はのちにシジュウカラやヤマガラが再利用するというお話もあり、参加者の皆さまは驚かれたご様子でした。

野鳥が巣をつくるところがイメージできたところで、いよいよ森づくりのスタートです。
今回は360本の木を植えます!参加者の皆さまは本数の多さに、さらに驚かれたことでしょう!

LAGOでは資源循環の取り組みとして、カフェから出る抽出済みコーヒーを堆肥化し森づくりに活用しています。
今回の植樹でもその堆肥を利用し、土の改良を行いながら苗木を植えていきます。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、終了の時間が迫ります。

地面に集中していた目線をあげてみると、たくさんの木が植えられ、ワクワクする景色が広がっていました。

未来へ想いを馳せながら、未来へ繋がる森づくりが出来ました。
今回植えた木が森になるまで、10年、20年と長い時間がかかります。皆さま、ぜひ琵琶湖の森の成長を見守って下さいね。

次回は12月13日、「生き物のお家づくり」です。
やまおやじの枝を切り、枝をまとめて虫たちが冬を越すためのお家をつくります。さらに木の根元にスイセンを植えることで、蝶の幼虫が無事に冬を越せるような手助けをします。

皆さまのご参加をお待ちしております。

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