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(仮称)バームファクトリーオープンに向けて – 園路造り –
(仮称)バームファクトリー | 2022/05/12  11:54
Text : 西田 朱里(広報室)

「(仮称)バームファクトリー」オープンに向け、ラ コリーナ近江八幡内の園路拡張工事を始めて約3ヶ月。試作期間を含めれば、約1年が経ちます。春ごろから田んぼを囲む道で、キャンディーファームのスタッフが毎日作業を続けています。

ラ コリーナ近江八幡の中心にある田んぼ周りをぐるっと一周、お客さまの歩きやすさを考え、道幅を広げ、また凸凹のない道を作っています。

目指すのは、変化をお楽しみいただく道。歩くたびに少しずつ削れ、表情ができ、自然に変化していく。さらに時間をかけてヒビや割れができ、そこに土が入って草や苔が生えていく。そんな自然な変化をお楽しみいただけるような道を作っています。

よく見ると、中央が少し膨らんだかまぼこ型のこの園路には、こだわったポイントがたくさん。今回はその一部を紹介します。


まずは材料から。
滋賀県甲賀市信楽の真砂土(まさど)、普通セメント、ホワイトセメント、水、藁(わら)、茅(ちがや)、剪定(せんてい)チップ、そしてコーヒーかす。

適度に表面が取れる強度に、そして色もわざとムラができるよう、質感と色を重視した非常に細かい配合に調整しています。

藁はラ コリーナ近江八幡の田んぼで採れた稲から、茅はラ コリーナ近江八幡で刈ったものを。またコーヒーかすも、ラ コリーナ近江八幡内のカフェ・フードコートで出たものを使用するなど、敷地内で使える資源を使用しています。


土台となる1層目。
下地は強度を重視し、材料は普通セメントと真砂土の2種類を使用しています。
生地の水分が飛ばないよう地面に水撒きをしてから、型枠に入れ、表面を整えます。

表面となる2層目は、表情が出るよう様々なものを混ぜています。
ここでは生地を2種類使用。普通セメント・真砂土・茅などが混ざった生地と、ホワイトセメント・真砂土の生地を3:1の割合で混ぜ合わせ、約5cmの厚さに広げていきます。

足でならし、板で表面を整えた後、コーヒーかすで色味をつけます。

中央にふくらみを持たせ勾配をつけることで、雨水が土に流れる仕組みができ、水はけがよくなる工夫も施されています。

転圧機で押し固めたあと、表面を削ります。
表情をつけるため、ツルツルな表面をあえてザラザラにしていきます。

その後2週間ほど、シートを被せて養生します。

そして現在、みなさまにも歩いていただけるようになっています。

コンクリートとは違い、やわらかい表情が特徴の園路に仕上がっています。


「お客さまに歩いてもらわんと、実際これが成功かはわからんのよね」と、キャンディーファーム・都志ガーデンプランナーは言っています。


ラ コリーナ近江八幡オープンから7年。年間約300万人の方にご来店いただいている、たねやグループのフラッグシップ店。下のコンクリートが見えてくるほど、たくさんのお客さまにご来店いただきました。

今年、来年、再来年と、ご来店くださるお客さまに歩いていただき、これからもみなさまとともにラ コリーナ近江八幡の景観を作っていきます。


次回は、園路沿いの傾斜面「法面(のりめん)」のこだわりについてご紹介します。


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