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ラ コリーナ日誌
感謝の竣工式
Text : 國領美歩(広報室)
- #カステラショップ〈栗百本〉
- #本社〈銅屋根〉
6月29日大安の日。
たねやグループの新本社〈銅屋根〉、7月15日にオープンするカステラショップ〈栗百本〉、そして7月21日にみなさまをお迎えできるよう準備を進めているコンテナショップの竣工式が行われました。
昨年1月のメインショップ〈草屋根〉オープンに続き、日々進化するラ コリーナ近江八幡。
その壮大なプロジェクトの第3期が無事完成したことをお祝いする晴れの日です。
竣工の儀式は、ラ コリーナから八幡山を越えたところに位置する日牟禮八幡宮の宮司によって執り行われました。〈銅屋根〉や〈栗百本〉を設計してくださった建築家の藤森照信先生をはじめ、設計や施工、工事の関係者にご参列いただきました。
新本社の一角で行われた竣工式。神聖な中にも「ようやくこの日を迎えられた」という喜びにあふれた、晴れ晴れとした雰囲気に包まれていました。
建物の四隅に御富伎玉(みほぎたま)と呼ばれる玉を掛ける「玉掛けの儀」は、方角を司る青龍・朱雀・白虎・玄武の四神に祈りを捧げ、建物の堅固安全と永遠の繁栄を願う儀式です。東北の隅に青玉、東南の隅に赤玉、西南の隅に白玉、西北の隅には黄玉を掛けることで、邪気を祓い地場を整えてくださるといいます。
厳粛な儀式によって建物全体が祓い清められ、ラ コリーナの新たな1ページに私たち一人ひとりが確かな一歩を踏み出したような、そんな清々しい気持ちがあふれてきました。
社長の山本は、
「みなさんにつくっていただいた建物をこれから私たちスタッフが10倍、100倍にして、“これは自分がつくった”と自信を持って言ってもらえるよう、ますます進化していきたい。今日で終わりではなく、これから自然の中にしっかりと私たちの精神を溶け込ませ、このラ コリーナ近江八幡に、そしてこの近江に来て良かったと思っていただけるような場所にしていきたい」と、決意を新たにしました。
藤森先生のように建物の全体をデザインしてくださる方から、そのデザインを実際の図面にして工事を進行してくださる方、大工さん、板金屋さん、電気工事屋さん…
ここには書ききれないほどたくさんの方々に関わっていただき、つくり上げていただきました。
みなさん各分野のプロフェッショナルで、お一人お一人にしかできない仕事をしてくださったからこそ、こんなにも魅力ある建物が完成しました。
ここに命を吹き込むのは私たちです。この地でお菓子をつくり、大切なお客さまを迎え、自然とともに歩んで行きます。