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ラ コリーナ日誌
虫を学ぶラ コリーナツアー!
Text : 國領美歩(広報室)
- #サステナビリティ
- #キャンディーファーム(農藝)
8月6日、ラ コリーナ近江八幡では、「ラ コリーナツアー 田んぼの虫」が行なわれました。 このツアーは、ラ コリーナの施設紹介を中心とした従来のツアーよりも“体験”を重視した新しい試みで、 ラ コリーナの自然に触れ、自然を楽しんでいただきたいと今年7月から開始しました。 ※このプログラムは、たねやグループの農業部門・たねや農藝や棚田などのエリアを特別に活動のフィールドとして使用しております。 夏休み真っ盛りのこの日は、元気いっぱいの4組の親子が参加。 ラ コリーナのいくつかのスポットを巡った後は、さっそく棚田に移動して生き物観察のスタートです! 今回、講師を引き受けてくださったのは龍谷大学農学部教授の樋口博也先生。 先生によると、田んぼに暮らすたくさんの生き物の中でも最も数が多いの「虫(昆虫)」だそう。なかでも、稲の葉を食べるような「害虫」、その害虫をエサとする「益虫」、そして、そのどちらでもない「ただの虫」の3つに分けることができ、これらが自然のサイクルの中でそれぞれの役割を果たしながら他の生物や植物とも関係を築き、豊かな生態系をつくっているのです。 特にラ コリーナでは、田畑含めすべての場所で農薬を使っていないため、生き生きとした虫たちの様子を観察することがでます。 草が生えた緑の地面をじーっと見ていると、「あっ!いたいた!」 バッタ、カマキリ、クモ、トンボ… 田んぼの周りには、驚くほどたくさんの虫たちがいて、葉っぱの隙間を移動したりぴょんぴょんと飛び跳ねていたり、にぎやかな虫たちの世界が広がっていました。 田んぼの近くの木には、「こんなに大きなカブトムシもいたよっ!」
捕まえた虫たちはいくつかケースに入ってもらって、観察日記を描きます。(描き終わったらちゃんと自然に帰してあげました!) よーく観察すると、虫の顔、目の数、足の本数や毛が生えているかなど、色々なところが見えてきます。 虫たちが緊張しそうなくらい、真剣な表情で観察する子どもたちです。 「自分で見つけたカブトムシだからこそ、手足の細かいところまで丁寧にしっかり描きたい!」 そんな純粋な気持ちが伝わってきて、とても素敵だと思いました。 樋口先生は農学博士として、大学ではおもにカメムシの研究を専門とされています。 昆虫に関するどんな質問にも答えてくれる樋口先生は、子どもたちにとっては、まさに“むし博士”! 好奇心やワクワクした気持ちを応援するように、優しく面白く、虫のことをたくさん教えてくださいました。 「セミの目はいくつあるか知ってますか?」という樋口先生からのクイズ。虫めがねでのぞいてみると… 「あーっ!大きい目が2つで、その間に小さい目もある!」 そうです。正解は、全部で5つ。セミの顔の両端にある2つの目は“複眼”といって物の形を見るためのもの。 小さい3つの目は“単眼”といい、光を感じるためのものだそうです。 他にも、「虫はどこで息をしているか?」や「虫の耳はどこにあるか?」など、先生のお話は大人でも知らなかったことばかり。子どもたちも興味深々の様子でした。
最後は、ラ コリーナ近江八幡で進めている森づくり「どんぐりプロジェクト」の一環でもある植樹を体験。 今回はどんぐりの仲間の「栗」を植えました。 暑い1日でしたが、子どもたち、そしてお父さんお母さんも最後まで全力で楽しんでいる様子がとても印象的でした。ご参加いただき、本当にありがとうございました! たねやグループは、今後もラ コリーナ近江八幡を舞台に、自然を感じることのできる様々なツアーをみなさまにお届けできたらと思っています。ぜひ私たちと一緒に自然を体験し、自然に学びませんか? ▼現在、参加募集中のツアーはこちら 9月8日開催:ラ コリーナツアー 稲刈り 9月14日、10月5日開催:ラ コリーナツアー 山野草 通年開催:ラ コリーナツアー