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ラ コリーナ日誌
お久しぶりです!藤森先生
Text : 國領美歩(広報室)
- #藤森照信先生
- #コンセプト
先月から2度にわたってラ コリーナ近江八幡を訪れ、“あるもの”をつくってくださった藤森照信先生。
藤森先生は、ラ コリーナのメインショップ〈草屋根〉・カステラショップ〈栗百本〉・本社〈銅屋根〉・〈草回廊〉などを手がけてくださった、世界的な建築家であり建築史家です。
ラ コリーナの歩みのなかで、藤森先生は無くてはならない存在です。その唯一無二の創造力と共につくり上げようと導いてくださる姿勢、あたたかく魅力的なお人柄は、私たちの道標でもありました。
そして、その過程はいつもワクワクとした驚きにあふれ、大きな刺激をいただいてきました。
今回、先生と何かをつくるのは久しぶりとあって、スタッフ一同とても楽しみにお迎えしました。
さて、何ができるのでしょうか!?
11月28日〜29日。 あらかじめ先生が書いておられたスケッチをもとに、まずは発泡スチロールで何かの型をつくります。 次は土を練りはじめました。土は、ラ コリーナの建物の左官を担当してくださった江口左官さんに相談しながら配合し、粘りなどを調整します。メインショップの土壁にも使用している滋賀県・蒲生産の良質の土に、先生のこだわりでスサ(藁などの繊維質の材料)を混ぜることになりました。 土が完成すると、型にそって形をつくっていきます。すると、だんだん“何か”に見えてきたような・・・ そうです!屋根から突き出た展望室が特徴のたねやグループ本社〈銅屋根〉の模型です。 土製の銅屋根模型づくりは昨年も行われ(その時の記事はこちら)、作品はラ コリーナ本社展望室に展示中ですが、今回はその8分の1のサイズで改めてつくってくださることになりました。 成形作業を終え、「すばらしい。いいね!良いものができました」と藤森先生も満足そうな表情。 ラ コリーナの設計を担当してくださっているアキムラ フライング・シー 中谷社長や西野さん、内装ご担当の匠 土井さんのご協力もあり、たねやグループスタッフも一緒に素晴らしい作品ができました。
12月20日。早朝に降った雨も止み、いよいよ模型を焼く時がきました! 焼き物専用の釜などはないので、ブロックを積んで囲いをつくり、いわゆる“野焼き”で焼き上げます。 「火の扱いは慣れてます。子どもの頃からよくやりましたからね」と薪をくべるのもお手の物の藤森先生。 だんだんと模型の周りを囲うように、薪を足しながら少しずつ火を広げていきます。 「前回のことがあるからね。勢いだけではいけない!」と慎重に作業を進める藤森先生でしたが・・・ やはり炎が上がると気持ちも高揚してきたようです。最後は高温で焼き上げ、無事の完成を祈ります。 「こうしてみたらどうか」「一度試してみよう!」「やっぱりこうしよう!」 そんな言葉を交わしながら、終始ワクワクした雰囲気の模型づくりでした。何かをつくり生み出すことの楽しさを、藤森先生は自身の活き活きとした姿を通して、これまで何度も教えてくださったように思います。 ラ コリーナには、そんな藤森先生のユーモアや遊び心が随所に表れているからこそ、建物としても多くの方を惹きつけるのではないでしょうか。 さて、一晩寝かせて冷ました模型は・・・ まるでラ コリーナ遺跡から発掘したような!?ユニークでなんとも可愛らしい作品が完成しました!
模型が完成し、この日は弊社グループCEO山本と現在進行中の案件についての打ち合わせも行われました。 山本にとっても、藤森先生と共にラ コリーナの夢を描くことはとても貴重で刺激的な時間です。 打ち合わせは机上に留まらず、思わず先生を連れ出して次なる構想の現場へ。 まだ何もない場所にも、藤森先生と山本の目にはワクワクするような新しい展開が広がっているようです。 2018年も多くの人々が集い、様々なことがあったラ コリーナの日々をお伝えしてきたラ コリーナ日誌。 来年2019年もラ コリーナの新たな展開と共に、私たちたねやグループの思いをみなさまにお伝えしていけたらと思います。ぜひご期待ください! ※藤森先生とたねやグループについて、過去の記事もご覧ください。
11月28日〜29日。 あらかじめ先生が書いておられたスケッチをもとに、まずは発泡スチロールで何かの型をつくります。 次は土を練りはじめました。土は、ラ コリーナの建物の左官を担当してくださった江口左官さんに相談しながら配合し、粘りなどを調整します。メインショップの土壁にも使用している滋賀県・蒲生産の良質の土に、先生のこだわりでスサ(藁などの繊維質の材料)を混ぜることになりました。 土が完成すると、型にそって形をつくっていきます。すると、だんだん“何か”に見えてきたような・・・ そうです!屋根から突き出た展望室が特徴のたねやグループ本社〈銅屋根〉の模型です。 土製の銅屋根模型づくりは昨年も行われ(その時の記事はこちら)、作品はラ コリーナ本社展望室に展示中ですが、今回はその8分の1のサイズで改めてつくってくださることになりました。 成形作業を終え、「すばらしい。いいね!良いものができました」と藤森先生も満足そうな表情。 ラ コリーナの設計を担当してくださっているアキムラ フライング・シー 中谷社長や西野さん、内装ご担当の匠 土井さんのご協力もあり、たねやグループスタッフも一緒に素晴らしい作品ができました。
12月20日。早朝に降った雨も止み、いよいよ模型を焼く時がきました! 焼き物専用の釜などはないので、ブロックを積んで囲いをつくり、いわゆる“野焼き”で焼き上げます。 「火の扱いは慣れてます。子どもの頃からよくやりましたからね」と薪をくべるのもお手の物の藤森先生。 だんだんと模型の周りを囲うように、薪を足しながら少しずつ火を広げていきます。 「前回のことがあるからね。勢いだけではいけない!」と慎重に作業を進める藤森先生でしたが・・・ やはり炎が上がると気持ちも高揚してきたようです。最後は高温で焼き上げ、無事の完成を祈ります。 「こうしてみたらどうか」「一度試してみよう!」「やっぱりこうしよう!」 そんな言葉を交わしながら、終始ワクワクした雰囲気の模型づくりでした。何かをつくり生み出すことの楽しさを、藤森先生は自身の活き活きとした姿を通して、これまで何度も教えてくださったように思います。 ラ コリーナには、そんな藤森先生のユーモアや遊び心が随所に表れているからこそ、建物としても多くの方を惹きつけるのではないでしょうか。 さて、一晩寝かせて冷ました模型は・・・ まるでラ コリーナ遺跡から発掘したような!?ユニークでなんとも可愛らしい作品が完成しました!
模型が完成し、この日は弊社グループCEO山本と現在進行中の案件についての打ち合わせも行われました。 山本にとっても、藤森先生と共にラ コリーナの夢を描くことはとても貴重で刺激的な時間です。 打ち合わせは机上に留まらず、思わず先生を連れ出して次なる構想の現場へ。 まだ何もない場所にも、藤森先生と山本の目にはワクワクするような新しい展開が広がっているようです。 2018年も多くの人々が集い、様々なことがあったラ コリーナの日々をお伝えしてきたラ コリーナ日誌。 来年2019年もラ コリーナの新たな展開と共に、私たちたねやグループの思いをみなさまにお伝えしていけたらと思います。ぜひご期待ください! ※藤森先生とたねやグループについて、過去の記事もご覧ください。