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ラ コリーナ日誌
留学フェローシップ滋賀キャンプ2019 in ラ コリーナ近江八幡
Text : 野間美帆(留学フェローシップ)
- #サステナビリティ
- #本社〈銅屋根〉
- #コンセプト
8月8日から11日にかけて「留学フェローシップ滋賀キャンプ2019」が開催されました。 海外進学を目指す中高生を対象に、さまざまなワークショップを通して「滋賀を知る」「自分を知る」「やってみたい」を見つける3泊4日のプログラムです。ラ コリーナは最終日に行われた「滋賀未来フォーラム」の会場として、キャンプ参加者や運営する大学生のメンター、農業やまちづくりを実践する地域の人々をお迎えしました。 今回のラ コリーナ日誌では、2年続けてキャンプに参加した野間美帆さんにキャンプで感じたことをレポートしていただきます。
はじめまして。東京都から参加した中学3年生の野間美帆です。 滋賀キャンプに今年も参加しようと思った理由は、去年参加して自分自身を大きく変えることができたからです。 地域学習では地域の方の言葉で発信する力に驚かされ、話す力を身につけたいと思うようになりましたし、大学生のメンターとの対話では、質問を投げかけたり自分で伝えられるようにリードしてくださったりしたおかげで、話すことの楽しさにも気づきました。 今年は自分について、滋賀や近江八幡について、まちづくりについての発見を期待して参加しました。 2日目から3日目に参加した色々な地域学習は楽しかったと同時に、暑かったり疲れたりと職業にされているみなさんの苦労に触れられました。とくに印象的だったのは政所茶(まんどころちゃ)での紅茶づくり体験です。 茶葉を揉んで傷をつけて、発酵させて、乾かして…とやっていく中で一つ一つの手順が人によってやり方が違っていました。「ほんの少しの違いでも仕上がりの香りや味が違う」と聞いて、お茶はこんなにも繊細なものなのかと驚きました。 滋賀キャンプでもっとも心が動いたのは、大学生のメンターが自分について話してくれるストーリーテリングの時間です。大切にしている言葉や中高生時代のこと、今現在のことなどを一人ずつ話してくれました。一緒に輪を作って座っている中でもそれぞれが色んなバックグラウンドを持っていて、私たちにはすごく素敵な人たちに見えて、憧れでもあります。悩みがあったり辛かったりしても、それを乗り越えた先で立派な人になれるということを学び、自信につながりました。 4日目に訪れたラ コリーナは緑があって、水があって、お米があって…と近江八幡の風景をぎゅっと詰め込んだように感じました。お店の内装も土や木といった自然のもので作られていて雰囲気が柔らかくてリラックスできる空間だと感じました。 CEOの山本さんの「SDGsのことを考えてラコリーナを作って運営している」というお話を聞いて、人に楽しさを与えるだけでなく環境の事まで考えていることにすごく驚きましたし、魅力的だと思いました。 ラ コリーナで行われた「滋賀未来フォーラム」では3つの事を学びました。 1つ目は琵琶湖の水が生活に欠かせない滋賀県では、琵琶湖と人々を守るための様々な「掟」があるという元滋賀県知事の嘉田さんのお話。 2つ目はまちづくりに携わっている藤村さんのお話で、エネルギー消費量や二酸化炭素排出量においては農村より都市のほうが効率的なこと。聞いた時はあまりしっくりきませんでしたが、東京に戻ってみると、確かに電車や自転車、歩きの人も多く、車を持っていない人が多いことを実感しました。 3つ目はファブリカ村の北川さんのお話。子供を対象に何かをする場合、子供の目線で物事を運営しないと理解してもらったり楽しんでもらったりするのが大変だということに、すごく共感しました。 今年の地域学習でお話を聞いたどの方も自分の職業に誇りを持ち、中心となる自分の考えを持ってらっしゃいました。また滋賀未来フォーラムでは自分たちの職業の利益だけでなく、どうすれば地域全体が豊かになるのか考えられていたので、広く物事を捉えられるような視点も必要だと気づきました。 私がこれからなりたい自分は、多角的な視点を持ちグローバルな考え方ができるような人。 そして自分の軸を持ってブレない人です! ※留学フェローについての過去の記事もぜひご覧ください! (2018/10/1)留学フェローシップ「滋賀キャンンプ2018 in 近江八幡」 shiga lab Facebook: https://www.facebook.com/shiga.ryufellow/ shiga lab note : https://note.mu/shiga_ryufellow