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ラ コリーナ日誌
ルッキさんからの手紙
Text : 事業部
- #コンセプト
たねやグループがすすめる「ラ コリーナ近江八幡」。
その名づけ親でもあるミケーレ・デ・ルッキさん。
遠くイタリアから届いたメッセージをご紹介させていただきます。
優しくも力強い、うれしい言葉です。
The first time I visited Omihachiman I was struck by the beauty of the landscape and the beautiful hills that surround the original nature of Japan, its history and its philosophy.
The untouched hills of Japan is a symbol of great culture that always guided and influenced the Japanese people, from ancient times to the present.
The hill is not only a piece of nature but a concrete idea that Taneya wants to use to connect the present to the past, the technology with the nature and the company with the clients.
I expect that Taneya will take advantage of this wonderful intuition and accepts to be guided under ideals and desires to build a beautiful, healthier and fairer world.
Michele De Lucchi
December 4th 2012
はじめて近江八幡を訪れたわたしの心をとらえたのは、
日本の精神、歴史と哲学を包みこんでつづく丘の美しさ。
人の手が触れていない丘は、遠い昔から今日まで日本人を導き、
寄りそってきた偉大な文化の象徴です。
丘は自然の一部であり、同時に
「たねや」に過去と現在をつなぐために何をすべきかを教えてくれる
アイデアの源泉でもあります。
美しくすこやかな理想の世界を築きあげることを信じ、希(ねが)っています。
2012年12月4日
ミケーレ・デ・ルッキ
ミケーレ・デ・ルッキ/Michele De Lucchi
建築家、デザイナー。たねやグループ「ラ コリーナ近江八幡」プロジェクト監修。
1951年イタリア・フェラーラで生まれ、フィレンツェ大学で建築を学ぶ。卒業後はイタリアやヨーロッパ各国のメーカーに家具や照明器具のデザインを提供し、1992年から2002年までオリベッティのデザインディレクターを務める。日本でのNTTデータ通信のリノベーションをはじめ、ヨーロッパ各国の企業や美術館、博物館の建築・改築プロジェクトを数多く担当。活動範囲は建築、インテリアのみならず、電気製品、家具、照明器具など多岐にわたり、デザインした製品はヨーロッパ、アメリカ、日本などの美術館等にコレクションされている。
www.micheledelucchi.com
※ルッキさんのアトリエ訪問