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ラ コリーナ日誌
糯米の旅(中)【滋賀・南花沢】
Text : 田中一弥(原材料管理室)
- #素材をめぐる旅
みなさん、こんにちは。
原材料管理室の田中一弥です。
この夏も大変な猛暑でしたね。
お盆に入り暑さも少し和らいできたように感じます。
糯米を栽培していただいている南花沢地区(滋賀県)を再び訪れました。
五月の田植えから随分と稲が成長しました。
糯米はうるち米と比べてゆっくりと成長します。
向こうの田のうるち米はもう穂がだいぶ実って頭を垂れつつありますが、こちら側の糯米の穂はまだ小さいです。
糯米の穂は一部が出てきたところです。
青々とした穂が天に向かって勢いよく伸びています。
ちょうど僕の腰丈くらいの高さに成長しました。
今年は梅雨明け以降猛暑日が続き、雨もほとんど降らなかったので、稲が弱らないか心配していたそうですが、昨夜からのしっかりとした雨で一安心です。
稲の花が咲き始めています。
一週間ほどかけて全ての花が咲き、受粉がおこなわれます。
花が咲き始めると、農家のみなさんはあまり田に入らずに静かに受粉を見守るそうです。
自然のサイクルに任せることも、よいお米づくりの大事なポイントのようです。
それがちょうどお盆の時期に重なっているのが、とても神秘的に感じました。
昨夜からの雨は、稲だけでなく、周辺の動植物にもまさに「恵の雨」となったようです。 雨は現代の生活の中で憂鬱な、余計なものと思いがちですが、こういう場所にいると、人間もまた自然の一部で、その恩恵に与っていることが体感できます。 田んぼに棲む生きものたちも雨を喜んでいるように見えます。
5月の田植えの頃の写真です。三か月で見違えるほど大きくなりました。 収穫まであとひと月。 ここからがまた、台風シーズンの到来であり、稲茎の倒れやすいもち米にとっては大事な時期を迎えます。 黄金の穂がたわわに実りますように。 収穫を楽しみにしています。
昨夜からの雨は、稲だけでなく、周辺の動植物にもまさに「恵の雨」となったようです。 雨は現代の生活の中で憂鬱な、余計なものと思いがちですが、こういう場所にいると、人間もまた自然の一部で、その恩恵に与っていることが体感できます。 田んぼに棲む生きものたちも雨を喜んでいるように見えます。
5月の田植えの頃の写真です。三か月で見違えるほど大きくなりました。 収穫まであとひと月。 ここからがまた、台風シーズンの到来であり、稲茎の倒れやすいもち米にとっては大事な時期を迎えます。 黄金の穂がたわわに実りますように。 収穫を楽しみにしています。