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ラ コリーナ日誌
餅を楽しんでいただく新商品「たねや銀座餅」
Text : 山葺世奈(広報室)
- #たねや
銀座は様々な人々が集まる場所。そこで和菓子屋が大切にする基本の菓子「餅」をきっかけに「たねや」を知らないお客様にも「たねや」や「和菓子」をもっと知っていただきたい。
そんな思いから新商品が生まれました。
たねや銀座餅は、米どころ近江の糯米を使ったお餅に黒胡麻餡と黒胡椒をあわせた、ほんのり辛みのあるお菓子です。
「え、和菓子に胡椒って合うの?」「胡椒と黒胡麻って合うの?」と思うかもしれません。
たねやとしても和菓子に胡椒をあわせることは初めての試みです。
滋賀羽二重糯を使った餅に混ぜる胡椒は香りが立つように切り胡椒を採用。
たくさん入れると辛いだけになってしまうので混ぜる量も試行錯誤を重ね、最後に胡椒を表面にまぶして仕上げることで、ほどよいピリッとした辛味と餅の甘みをお楽しみいただけるよう工夫しました。
餅にあわせる餡は味わい豊かな黒胡麻餡です。
形は餅と餡、そして胡椒の絶妙なバランスを一口めから最後までお楽しみいただけるよう、どこから食べても塩梅よく口に入る平たくまあるい形になりました。
たねや銀座餅は、歯切れのよい餅の食感と濃厚な黒胡麻餡を楽しんだ後、ピリッとした胡椒の絶妙な辛さが広がり、爽やかに香りが残ります。
実は、この胡椒「風の仕業」ブランドの冷燻の胡椒を使用しています。
「冷燻」は、一般的な高温(30~140℃)で素材を燻(いぶ)す「温燻」「熱燻」とは異なり、低温でじっくり時間をかけて燻すことで素材の旨味を最大限に引き出してくれます。
強い主張はせず、素材の良いところを引き出してくれる縁の下の力持ちです。
この冷燻の胡椒が隠し味となり、後味にふんわりと香ばしい香りが残り、餅を引き立ててくれています。
パッケージはパールの紙にチェック柄をあしらい、碁盤の目状になっている銀座の街並みをモチーフにしています。
たねや銀座餅は11月1日からたねや 銀座三越店とラ コリーナ近江八幡で販売します。
たねやの餅を楽しんでいただける新商品。ぜひお召し上がりください!