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ラ コリーナ日誌
たねや迎春の包装紙
Text : 桂浩子(広報室)
- #サステナビリティ
- #たねや
12月中旬からお届けする「招福ふくみ天平」は今年から包装紙を変更いたします。
折り鶴をつなぎ合わせた模様と掛紙を一体化させ、祝いや感謝の気持ちを大切にくるみながら環境に配慮したデザインに仕上げました。
掛紙には末永いご縁への願いをこめ年輪と老子の言葉を添えています。これはのしに代わるしるしとして書家 水野恵先生に書いていただいたもの。板目の年輪のなかに「緜々若存(めんめんとしてそんするごとし)」が配されています。
“「生老病死」「諸行無常」という通り、形あるものは必ず滅する。人も例外ではありません。しかし、形のないものは必ずしもそうとはいえないでしょう。例えば「命」。
稲は一年で枯れますが、籾(もみ)を撒けばいずれ芽を出し、次世代の稲が育っていきます。人の事績も人の死後にずっと遺るものだと思うのです。これを老子は「谷神(こくしん)不死」と言い、それを「緜々若存」だと言っています。”
「果想観譜 たねや・クラブハリエのための水野恵作品輯」解題より引用
また、12月下旬から「招福ふくみ天平」6個入については御年賀の短冊つき包装紙もご用意いたします。ご用途にあわせお選びください。