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ラ コリーナ日誌
やまなみ工房×たねや Limited Edition 2026 川原直樹さん
Text : 黒川志歩(広報室)
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2025年9月1日、まだまだ刺すような日差しが続くころ、私たちは久しぶりにやまなみ工房様へお伺いしました。
1986年に滋賀県甲賀市で開設されたやまなみ工房。利用者の皆さんは知的や精神、身体に障害をもっていますが、職員ひとりひとりに寄り添い、“できること”“したいこと”を尊重されています。

私自身3回目の訪問になりますが、回を重ねるごとにやまなみ工房へ訪れるのが楽しみになっています。
たねやでプロジェクトをご一緒した中尾さんや小川さん、LAGOのロゴを手掛けていただいた𠮷田さんにもお会いでき、お元気そうな姿に暑さも吹き飛び嬉しくなりました。

この日はLimited Edition 2026でご一緒する川原直樹さんに会いに伺いました。
人に見てもらいながら作業をするのが好きな川原さん。私たちが来たタイミングにあわせて創作を披露してくださいました。
普段は何分も座って作業されることは少なく、1枚の作品の完成には何日もかかるそうです。

スタッフさん手作りの画板に向かって描かれているのは、自分の名前「なおき」の文字です。カラフルな色使いは全て川原さんが選んでいるそうで、作品によってはとても斬新な色合いのものもあります。



18歳からやまなみ工房へ通われ25年を迎えるベテランの川原さん。自分でペイントしたお気に入りの帽子をかぶって暑い夏でもお散歩が大好きだとのこと。伺った日も、真っ黒に日焼けをしておられました。


普段からやまなみ工房のみんなに川原さんオリジナルのニックネームをつけたり、「今日は誰々はお休み!」など、他の利用者さんのことも良く見ておられるそうで、スタッフさんとのコミュニケーションも楽しんでおられるようです。

川原さんの創作の始まりはやまなみ工房で36色セットの筆ペンが流行った時。筆ペンを使ってみたい!と手に取ったことがきっかけだそうです。
当時筆ペンを使って描いた文字は緊急時に役に立つようにと覚えた「なおき」という文字。持つものが筆ペンから筆に変わっても描かれるものは同じです。
皆さんも作品の中から「ここは“な”かな?これは“き”かな?」と探してみてください。

そんな川原さんとご一緒する「アート×和菓子 Limited Edition 2026」は2025年12月1日からたねや全店で販売をスタートします。
やまなみ工房の取り組みや、そこから生まれる多彩な作品を多くの方に知っていただけるよう、お菓子や風呂敷など様々な商品と組み合わせお届けするものです。
使用させていただく川原さんの作品は白と黒の絵の具を使って仕上げられた作品。和菓子と共に皆様にお楽しみいただくのがとても楽しみです。


元気とパワーをもらえるやまなみ工房のアーティストさんのアート作品を、より身近にお楽しみいただけるプロジェクトです。ぜひ川原さんの作品を手にとってお楽しみください。