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ラ コリーナ日誌
連なる〈七つ石〉
Text : 木澤千鶴(たねや農藝 愛四季苑)
- #キャンディーファーム(農藝)
自然が身近に感じられるラ コリーナ近江八幡。メインショップ奥の扉を抜けると、真っ先に目に入ってくる田んぼ。田んぼの中やその周辺に大きな石が七つ点在しているのはご存知でしょうか。私たちはあわせて〈七つ石〉と呼んでいます。
〈七つ石〉にはひとつずつ名前があります。シンボルツリーの楠(クスノキ)の近くにある夫婦石の「徳石(とくいし)」「有石(ありいし)」、そして田んぼの中の「蓬莱山(ほうらいさん)」「おにぎり石」「舟石(ふないし)」「田津石(たづいし)」そしてハチマキをしている様に見える「鉢まき石」。それぞれの名前は藤森照信先生が命名されました。
階段に置かれた右が「徳石」左が「有石」。
背高の石は「蓬莱山」。
手前が三角が特徴的な「おにぎり石」、奥が「鉢まき石」。
横に長い「舟石」。
こんもりとした「田津石」。
藤森先生とランドスケープ担当の重野国彦さん指導のもと、石の上に苔山を作り、キジムシロやコグマザサなどの植物を植え、藤森先生が自ら選ばれた松の木を植えました。担当したのは、たねや農藝 ラ コリーナ近江八幡造園の奥野一成さんと森嵜一誠君。石の上に土を盛ったり、松の水やりのしかけなどたくさん試行錯誤して完成した時の嬉しさはひとしおでした。 また、「舟石」のように稲が稔った時に石が浮いている様に見せるなど、この自然に溶け込むように工夫しました。 季節によっても少しずつ変化が見られます。みんなの知恵がいっぱい詰まった〈七つ石〉。スタッフが愛情持って日々手入れをしています。 並んだ石の先には八幡山があり、日牟禮八幡宮につながっています。このラ コリーナがゆるぎない場所として見守られながら、いつの日もお客様に感動を与え続けられる空間でありたいと思います。
藤森先生とランドスケープ担当の重野国彦さん指導のもと、石の上に苔山を作り、キジムシロやコグマザサなどの植物を植え、藤森先生が自ら選ばれた松の木を植えました。担当したのは、たねや農藝 ラ コリーナ近江八幡造園の奥野一成さんと森嵜一誠君。石の上に土を盛ったり、松の水やりのしかけなどたくさん試行錯誤して完成した時の嬉しさはひとしおでした。 また、「舟石」のように稲が稔った時に石が浮いている様に見せるなど、この自然に溶け込むように工夫しました。 季節によっても少しずつ変化が見られます。みんなの知恵がいっぱい詰まった〈七つ石〉。スタッフが愛情持って日々手入れをしています。 並んだ石の先には八幡山があり、日牟禮八幡宮につながっています。このラ コリーナがゆるぎない場所として見守られながら、いつの日もお客様に感動を与え続けられる空間でありたいと思います。