カテゴリ
ラ コリーナ日誌

世界大会への挑戦 ー後編ー
Text : たねやグループ広報室
- #クラブハリエ
「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」について前回の日誌では味覚審査までの様子をお届けしました。今回は、ピエスモンテの完成までと受賞式の様子をご紹介いたします。
味覚審査が行われている間、選手たちのピエスモンテ制作は続きます。
例年は、会場内を各国の応援団や関係者が会場を埋め尽くし、作品が完成に近づくにつれて会場の熱気も最高潮になります。今回の大会では、会場に入れるのも事前に申請したごく僅かなスタッフのみ。日本国内でも感染症が拡大している時期であったため選手の家族でさえ容易に会場内で応援することはできませんでした。
そこで会場から運営側がインターネット経由でライブ中継を行い、日本でも会場の様子を見ることができました。
作品が仕上がっていくライブ感。
徐々に高まる緊張感。
<塚田悠也さん>
<赤羽目健悟さん>
各選手の表情や作品の細部まで見られるのはライブ配信ならではの良さがありました。
作品が完成し、審査が行われるメインテーブルへ作品を移動します。 ©Christophe Pouget
ゆっくりと丁寧に。
ここで作品が壊れてしまうとやり直しができないので息をのむ瞬間です。
3人が協力しながら全体のバランスを見て微調整を行います。
無事に完成したチームJAPANの作品がこちら。
ピエスモンテ「大自然」/チームJAPAN
日本のパティシエの技術が凝縮された素晴らしい作品が完成し、無事1日目が終了しました。
大会2日目、5カ国のチームの作品完成後、審査が行われ結果が発表されます。
待ちに待った受賞式で、チームJAPANの名前が呼ばれたのは準優勝でした。
呼ばれた瞬間、選手たちの表情には悔しさが滲み出ていました。
7大会ぶりの優勝を狙っていただけに、その悔しさは言葉では言い表せません。
優勝したのはミツバチと受粉の世界を表現したイタリア、3位はフランス。
3人の選手は2019年の国内予選でチームJAPANのメンバーに選出され、2021年1月に向けトレーニングに励みましたが大会は延期に。いつ開催されるか未定のまま、3人集まってのチーム練習もままならない状態が続きました。大会へのモチベーションを保つことの難しさ、感染症対策のため練習も短時間しかできないなど歴代の代表選手とは異なる課題を抱えながらも、3人はオンラインでの打ち合わせを繰り返し、練習を重ね大会に出場しました。
帰国し待機期間を経た原田に今回の大会について話を聞くことができました。
Q.大会が延期になったことについて
原田:大会が延期になったことでモチベーションを保つのは本当に大変でした。しかし、今回の大会はチーム戦なので3人いたからみんなで乗り越えることができました。実践の通し練習は期間がかなり空いてしまうこともありましたが、オンラインでの打ち合わせで意見交換することを心掛けていました。
Q.チームJAPANについて
原田:打ち合わせの中で意見が食い違うこともありましたが、3人いることで1人が間に入り意見をまとめるといった場面が何度もあった。年齢が近いということもありバランスのとれたチームでした。
Q.大会について
日本から送った荷物が1つ届かず、ミキサーやレンジを現地で借りるなどトラブルはありましたが、すぐに対応できるものでした。競技中も小さなハプニングはありましたが、3人で臨機応変に対応しカバーできました。
作品については3位のフランスはアート的、優勝したイタリアはバランスの良い作品でした。チームJAPANの細かく繊細な作品は、評価も高く練習の成果を存分に発揮できました。それは何度も話し合いをかさねた結果だと思います。
今回のチームJAPANは延期があったため約2年間この3人で過ごしました。本当にチームワークのいいメンバーだったと思います。予期せぬ延期や直前のトラブルもあり大変な事も多かったですが、振り返るととても楽しかったです。準優勝という結果で悔しい気持ちはありますが3人で戦えたことはとても刺激的でいい経験でした。
「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は2017年にクラブハリエの代表:山本隆夫がチームJAPANのキャプテンとして出場し、準優勝。以後、若手の育成に力をいれてきました。今大会に出場した原田も山本が成長を見守ってきた若手のひとりです。
【クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2017 :右から2人目が山本】
世界大会への出場経験をもつ山本とシェフショコラティエ原田。二人が手がけるチョコレートは、「クラブハリエバレンタインコレクション2022」でお楽しみいただけます。 公式SNSでは山本、原田がインスタライブ(インスタグラムのライブ配信)でフォロワーのみなさまと一緒に商品開発をする「チョコ部」を昨年5月にスタート。チョコ部から生まれた「ピスタチオサンド」は2021年のバレンタイン期間中連日完売する人気商品となりました。世界大会を終えたシェフショコラティエが加わり、2022年のバレンタインに向けた活動も本格化しています。どうぞご期待ください。 クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーはこちら https://www.cdmp-japan.jp/ 山本隆夫が出場したクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2017はこちら http://clubharie.jp/cdmp/index.html チョコ部についてはこちら http://clubharie.jp/corporate/chocobu/index.html クラブハリエについてはこちら http://clubharie.jp/
味覚審査が行われている間、選手たちのピエスモンテ制作は続きます。






作品が完成し、審査が行われるメインテーブルへ作品を移動します。 ©Christophe Pouget





大会2日目、5カ国のチームの作品完成後、審査が行われ結果が発表されます。


優勝したのはミツバチと受粉の世界を表現したイタリア、3位はフランス。





世界大会への出場経験をもつ山本とシェフショコラティエ原田。二人が手がけるチョコレートは、「クラブハリエバレンタインコレクション2022」でお楽しみいただけます。 公式SNSでは山本、原田がインスタライブ(インスタグラムのライブ配信)でフォロワーのみなさまと一緒に商品開発をする「チョコ部」を昨年5月にスタート。チョコ部から生まれた「ピスタチオサンド」は2021年のバレンタイン期間中連日完売する人気商品となりました。世界大会を終えたシェフショコラティエが加わり、2022年のバレンタインに向けた活動も本格化しています。どうぞご期待ください。 クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーはこちら https://www.cdmp-japan.jp/ 山本隆夫が出場したクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2017はこちら http://clubharie.jp/cdmp/index.html チョコ部についてはこちら http://clubharie.jp/corporate/chocobu/index.html クラブハリエについてはこちら http://clubharie.jp/